Q & A よくある質問

セルロースファイバーとビニールクロス

投稿者:セルロスさん|2017.05.11|カテゴリ:

いつも参考にしてます。 ご存知であればお答えいただきたいことがあります。 現在、家の仕様の打…

いつも参考にしてます。
ご存知であればお答えいただきたいことがあります。

現在、家の仕様の打ち合わせ中ですが、
壁はセルロースファイバーの湿式、
コンクリート基礎内と屋根は発泡ウレタンで断熱します。

合板はハイベストウッドで、外壁は樹脂モルタルなので外側の通気層はありません。
工務店曰く、気密測定ではC値が0.3~0.6で安定しているそうです。
そこで、1つ気になるところがありまして、内装が1階は全壁が漆喰なのですが、2階は量産型のビニールクロスです。

セルロースファイバーの利点として調湿性があります。
ビニールクロスを貼るとせっかくにセルロースファイバーの調湿性が殺されてしまうということはないでしょうか?
外側の通気層もありませんし、2階だけ結露する可能性はあるのでしょうか?

工務店はビニールクロスで大丈夫と言ってますが、ネットでは違うことも言われています。
実際のところはどうなんでしょうか?

クオホーム瀬崎

A

質問にお答えします。

>合板はハイベストウッドで、外壁は樹脂モルタルなので外側の通気層はありません。

後でご説明する話につながりますが。通気層は取った方が良いですね。
樹脂モルタル仕上げでも取る事は可能です。

>内装が1階は全壁が漆喰なのですが、2階は量産型のビニールクロスです。
>セルロースファイバーの利点として調湿性があります。
>ビニールクロスを貼るとせっかくにセルロースファイバーの調湿性が殺されてしまうということはないでしょうか?

「セルロースファイバーの調湿性」これは、ものすごく誤解されている方が多い部分です。
たしかに、調湿性能はありますが、それは、壁の中に湿気が流入してしまった場合に、結露リスクを抑えるための保険のような性能を持っていると考えるべきであって、積極的にセルローズファイバーに湿気を吸わせるというような考え方は、間違いです。室内の湿度コントロールを考えるなら、珪藻土や、無垢床など、表面の仕上げ材で考えるべきです。

湿気を多く含めば、断熱材の熱伝導率が上がります。→本来、一番の目的である断熱性能が落ちる。
それだけでなく、建物側に湿気を排出するのに時間がかかってしまうと、セルローズファイバーといえども、結露リスクはあります。

壁内結露を防ぐポイントは、2つ。
・壁内に湿気を入れない。
・入った湿気は速やかに出す

1階漆喰で、通気層なしとのことですので、壁からどんどん湿気が入ってきて、外に出口がない。
樹脂モル仕上げが、湿気を通しやすい素材なら、おそらく大丈夫だと思いますが、そうでないなら、非常によくないですね。
ビニールクロスには、ある程度、湿気の流入を防ぐ性能がありますので、実際は、1階に比べて、2階の方が結露リスクは低いです。

通気層を確保するか、セルローズの室内側に気密シートを施工するか、どちらかをおすすめいたします。

クオホーム瀬崎