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床下エアコンの評判ってどう?設置後に聞いた費用やデメリット。

2017.05.07.Sun

最近、床下エアコンに興味を持たれている方が多いんです。
エアコン1台で本当に、家全体があったかくなるのかが、やっぱり気になるみたいですね。

結論から言うと、エアコン1台で家全体が、ちゃんと暖かくなります。でも、注意点がいろいろあって、それを守っていないと、全然、効かないだけでなく、床下が結露して、カビだらけになる可能性まであります。

順番に解説していきますね。

そもそも床下エアコンって何ですの?

床下エアコンとは、特別なシステムというわけではなく、簡単に言うと、普通のエアコンを部屋ではなく、床下に設置する暖房方法です。床下に設置することで、基礎そのものを暖め、床下から家全体を暖房することができます。

・全部屋をエアコン1台で暖房できること。
・床下からの輻射熱で暖めるため、不快な温風が当たる事がない

など、非常にメリットが多く、もともとは、寒冷地で導入されていたものですが、近年は、地域に関係なく採用する建築会社が増えている暖房方法です。

床下エアコンに適したエアコンの機種選び

床下エアコンとして使用するエアコンは、特別なものではなく、先ほどもお伝えしましたように、普通のエアコンです。さらっと書きましたが、これって、後々のメンテナンスの事を考えると、非常に重要です。

わかりやすい例として、中小工務店では、他社との差別化として、地熱や、太陽熱等を利用する大がかりな空調システムを導入する場合があります。こういった空調設備は、機械なんで、必ずいつか故障します。

ここで、メンテナンスの問題が起きます。

・故障した時に、誰が直せるのか?
・部品は用意できるのか?

そもそも、その販売メーカーが倒産していたら、修理自体できないじゃないのか?

いくら良いシステムでも、設置後のメンテナンスに不安があれば、採用は見送るべきです。その点、床下エアコンに関しては、メンテナンスの不安が一切ないのが特徴です。繰り返しますが、床下エアコンは、電気屋さんで買える、いわゆる普通のエアコンでかまいません。

なので、故障したとしても、町の電気屋さんで対応できます。これってすごいメリットなんで、覚えておいて下さいね。ただし、その普通のエアコンの中でも、適している機種と、適していない機種がありますので、それを今からご説明します。

床下エアコンは温度センサーの位置が重要

エアコンは、温度センサーで、室温を感知します。感知した温度と、設定された温度の誤差を判断し、適切な空調をを行います。床下エアコンでは、この温度センサーが誤作動するというトラブルがあります。

床下エアコンは、床下という非常に狭い空間に設置するため、エアコンの送風口から出た温風が、うまく床下に拡散せずに、エアコン本体の周りにとどまってしまうことがあります。

その結果、床下がまだ全然暖かくなっていないのに、すでに十分暖かいと判断してしまい、エアコンが運転を停止してしまうんです。こうなると、全く部屋の温度はあがりません。

この誤作動は、通常の壁掛けエアコンだと、けっこう起こります。その心配がないのが、霧ヶ峰のシリーズです。

なんと、温度センサーが有線式になっていて、本体と離れた場所に設置できるんです。つまり、誤作動と無関係の室内に設置できるんです。これならば、床下エアコンが、誤作動する心配はありません。

もうひとつおすすめの機種が床置きタイプです。このタイプの特徴は上下に温風が出るところ。温度センサーは、本体上部についていますので、この写真のように設置すると、誤作動は滅多におきません。

上下に温風が出る事によって、本来、暖房専用の床下エアコンが、冷房としても使用できるのが、大きな特徴です。

ただ、ひとつ残念なところは、上下に風が出るのですが、上下両方出すか、上だけ出すかの2パターンしか送風方法がないところ。冷風だけを上の送風口から出すことは出来るんですが、暖房だけを下の送風口から出すことは出来ないんです。

これが、本当に残念。本来の目的である暖房運転時も、上下両方から温風が出てしまいます。そのため、床下に吹き出す風圧が壁掛け式に比べて、弱いんです。結果として、壁掛け式に比べて、遠くまで
温風が届きにくいといったデメリットとなっています。

結論:床下エアコンにおすすめの機種

三菱 霧ヶ峰の壁掛け
もしくは、床置き式

このどちらかを選定すると、誤作動リスクが少ないのでおすすめです。

 

床下エアコンが聞かないときは、サーキュレーターで対応。

実際、どのように床下で温風が移動するかを、正確に把握することは難しく、隅々まで、床が暖かくならないと言うケースもあります。そういった場合は、床下にサーキュレータを設置して対応する方法があります。

環境創機さんの床屋さんという商品は、床下から、室内に向けて空気を引っ張ることができる床置き式の換気扇です。こちらは、サーキュレータよりも、さらに有効です。万が一に備えて、床下にコンセント準備しておくのがベターでしょうね。

床下エアコンの冷房仕様の危険性

床下エアコンを冷房使うと駄目なのかという質問をよく頂きます。結論から言うと、あまりおすすめしません。まず、冷たい空気は重いため、床下を冷やしても、室内を冷やしにくい。

また、室内の湿気がガラリから下の落ちるなどして、そこで、冷房で冷やされるなど、結露のリスクがある。特に新築して1~2年は、基礎コンクリートに含まれている水分が大量の蒸発しますので、湿度が高い状態にありますので、結露リスクも高くなります。

以上のような理由で、床下エアコンの冷房利用は、効果がそれほど期待できないのに、リスクは高いので、おすすめしていないというわけです。ちなみに、クオホームでは、夏対策として、小屋裏エアコンを採用しています。

これは、床下エアコンと同じ考え方で、小屋裏に設置した1台のエアコンで、家全体を冷房する方法です。
夏の役割、冬の役割を明確に分けて、1年通して、2台のエアコンで全館空調しているという事になります。小屋裏エアコンについて、詳しく知りたい方は、下記記事から動画をご覧ください。

関連記事:姫路で小屋裏エアコンを設置してみた

床下エアコンの費用&電気代ってどれくらいかかるの?

床下エアコンの設置費用。これ自体は、すでに申し上げたとおり、通常のエアコンと同じものを設置しますので、エアコン設置工事と同等だとお考え下さい。その他に発生する費用としては、見た目がよくないので、それを隠す目隠しの費用や、吹き出し口に設けるガラリの費用ですね。

多少、会社によってバラツキはありますが、床下エアコンの設置費用は5万円くらいでしょうかね。床下エアコンは原則連続運転です。24時間ずーとつけっぱなしですので、電気代がかかります。床下エアコンを検討している人の中で、もっとも多い質問が、月々の電気代です。

まあ、そうですよね。エアコンつけっぱなしで、家を留守にして、親にこっぴどくしかられた経験がある人は、エアコンの電源を24時間切らないなんて考えられない!おそらくそういう感覚ですよね?

実際、床下エアコンを設置されたオーナー様の声を聴くとオール電化の家で、その他の電気代と合わせて、
1月2万円弱という回答が多いですね。暖房で、月2万円。これを高いと感じるかどうかが判断基準です。

床下エアコンのメリット、デメリット

ここで、床下エアコンのメリットと、デメリットについてまとめておきます。
多くの方が知りたいのはここですよね。

床下エアコンのメリット

床下エアコンのメリットと聞いて、まず頭に浮かぶのは住環境の改善です。どこの部屋に行っても、さほど室温の違いを感じずに済むというのは、想像できるよりずっと快適です。

冬を思い出して下さい。

洗面所の凍え死にそうな寒さ
暖かい布団から出られない朝
足元から冷え込むキッチン

これらは、すべて解決されます。それだけではありません。部屋から、エアコンが消えますので、とても室内がスッキリします。外壁の目立つところに、エアコンのドレンを施工する必要もありません。

外観、内観ともに、美観を損ねません。また、買い替えるエアコンも1台で済みます。これからは、各部屋についているエアコンを一斉に交換する必要がないのです。

これらが床下エアコンのメリットです。ただ、いいことばかりではなく、床下エアコンには、デメリットもあります。

床下エアコンのデメリット

まず、電気代でしょう。1月、他の電気代も含めて、約2万円かかります。節約節約で、なるべくエアコンを使用しないで、過ごす生活と比べるとどうしても高くなります。また、常に、連続運転するのが普通ですので、エアコンの負荷がかかります。

このような使用方法はメーカーとしては、想定していないはずですので、エアコンの寿命が短くなるかもしれません。それに、床下に設置し、連続運転するという明らかに特殊な使用方法のため、おそらくメーカーの保証対象外になります。さらに、見逃せない問題として、床下エアコンを設置するためには、基礎断熱工法にする必要があるため、実は、白アリ被害にあうリスクが高まります。

この白アリ被害に関しては、床下エアコンのデメリットとしてよく話題にあがる部分ですので、詳しく解説していきます。

基礎断熱と床下断熱の白アリリスクの違いって本当にあるの?

木造住宅は基礎断熱工法と、床下断熱工法の2つに分けられます。床下エアコンの場合、基礎断熱工法を採用することが前提となります。それぞれの違いを簡単にお伝えします。

基礎断熱工法とは

基礎の立ち上がりに断熱材を施工します。断熱材を基礎の外側に施工する場合と、基礎の内側にする場合の2種類があります。外側に施工した方が、基礎コンクリートの蓄熱性能を暖房に活かすことができるため、床下エアコンの効率は良くなりますが、その反面、白アリ被害のリスクは高まります。その理由は、主に2つあります。

・基礎断熱に使用する断熱材を白蟻が好む。
・白蟻の侵入経路がわからず、発見がおそくなる

一長一短あるため、どちらを採用するかは、建築会社の考え方によって異なります。

床下断熱工法とは

床下断熱工法は、床の下に断熱材を施工します。ほとんどの家が床下断熱工法で建てられています。基礎断熱に比べて、安価です。床下の換気計画がしっかりできていれば、白アリ被害のリスクは非常に低くなります。あえてデメリットをあげるとすると、床下の空気が壁内に上がってこないように、施工者がしっかり気密処理をしていない場合が多く、本来の断熱性能が発揮できていないケースが多い点があります。

基礎断熱工法の家で、白アリ被害が発生したケースは多く、白蟻駆除業者の中には、白アリの危険性が高まる基礎断熱工法なんて絶対に採用しない方が良いという方もいます。しかし、私から見ると、そういった白蟻駆除業者の声は、ネット詐欺やウイルス被害にあう危険があるので、インターネットは契約しない方がいいと言っているのと同じように聞こえます。

セキュリティソフトをインストールする。
変なファイルは開かない。
怪しいサイトから商品を購入しない。

対処方法を知っていれば、リスクは限りなく低く抑えることができ、その代わりに、インターネットによる
様々なサービスを利用することができます。

基礎断熱も同様です。

防蟻剤入り断熱材、
防蟻用コーキング
防蟻用ウレタン蟻返し
コンクリート一体打ち

基礎断熱工法を採用したとしても、今はさまざまな防蟻対策があります。それらを状況に応じて、うまく採用することで、白アリ被害のリスクを可能な限り低くし、その代わりとして、床下エアコンによる非常に快適な住環境を体感することができるのです。検討してみる価値は十分にあると思います。

関連記事
シロアリ対策以外から考える基礎断熱のメリットとデメリット

床暖房と床下暖房の違い


床下エアコンをよく床暖房と混同される方が多いので、違いを簡単に説明します。

床暖房というのは、床材の中、もしくは、床材と床下地合板の間にある熱源を使って、床材を暖め、暖房する方法です。
メリットは、手軽に導入できること。直接風があたらない。場所を取らないなど。
デメリットは、ランニングコストが高め。メンテナンスの難しさ。無垢床材が使用できないことなど。

床下暖房は、床下空間に、太陽熱やエアコンなどで作った暖かい空気を循環させることにより、床下全体を暖房します。
床下エアコンは、床暖房ではなく、床下暖房になります。
メリットは、ランニングコストの安さ。メンテナンスの容易さ。家全体を暖めることができること。
デメリットは、建築会社のスキルが必要。白蟻リスク増。エアコンが故障した場合、メーカー保証がつかないなど。

床下暖房の場合は、基礎断熱工法でないと採用できませんが、床暖房の場合は、基礎断熱工法でも床下断熱工法でも、施工できます。
全国的なシェアは床暖房が圧倒しています。

そのような背景もあり、床下暖房と床暖房を同義語として紹介しているブログ等があるのかもしれないですね。

床下エアコンの掃除事情。床下掃除ってどうすうの?

床下エアコンの設置現場を実際にご覧になられた方から、最近、多い質問が、床下の掃除方法です。
私はあまり気にならないのですが、気になる方もいらっしゃるようです。
通常ですと、床下空間は高さ40㎝程度しかありませんので、掃除と言っても、自衛隊のようにほふく前進しながら、地道に行うしかありません。

現実問題として、掃除は難しいと言わざるをえません。掃除を楽にしつつ、収納としても使えるように、床下空間を歩けるくらいに、高く設計している工務店もありますね。ちなみに、2017年から、クオホームでは、希望される方には、ルンバで掃除できるようにしています。 

ただ、みなさんが想像しているより、エアコンの風圧は大きくないので、床下ガラリから、ホコリが舞うような事はないと思いますので、それほど、床下の掃除に関しては、気にされなくてよいのではと考えております。  追記2017.09.01 現段階では諸問題が解決出来ずまだ採用にはなっていませんm(_ _)m

床下エアコンをリフォームで設置するには?

最後に、リフォームして、床下エアコンを設置したいというご相談を数件頂いていますので、それにお答えします。結論として、非常に難しいです。床下エアコンというよりは、床下断熱から基礎断熱にすることが難しいのです。

大掛かりに解体してから、リフォームするのであれば、出来ないことはありませんが、住みながらリフォームはほぼ無理でしょう。

また、薬剤の問題もあります。床下の土台や大引きなどの構造材を、どのように防蟻・防腐処理しているかが問題です。ちなみに、現状、基礎断熱で家を建てられている方であれば、リフォームで床下エアコンを設置できる可能性はあります。一度、建築会社へ相談されるといいかと思います。

まとめ

床下エアコンは設置後の満足度が非常に高い暖房システムです。ただ、問題となるのが、電気代。家の性能によって前後しますが、毎月20,000万円弱程の電気代がかかります。
また、基礎断熱仕様が前提の暖房システムですので、白蟻被害への対処方法を念入りに行うことも必須です。それらを踏まえて、採用を検討してください。

P.S.
実際に、床下エアコンの効果を体感したい方は、モデルハウスへご来場ください。11月~3月の間でしたら、十分体感できるかと思います。それ以外の月は、体感は厳しいですが雰囲気は掴めます。

いずれにしろ、百聞は一見にしかず、文章でお伝えするよりも、体感して頂くのが一番です。

モデルハウスの床下エアコンは、床置きタイプを採用しています。部屋の角まで暖かくなるのか、ご自身でご確認下さい。

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