光熱費がかからない家を建てるために、まず覚えておく5つのポイント①

 
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長持ちする家 研究家 瀬崎です。

今回は、光熱費の話。

弊社のHPの熱心な読者の方は、他のサイトからもいろいろ情報収集されている方が多いです。
家を建てるための一番のコストダウンは相見積して値切ることではなく、家作りについて勉強する事だと思っていますので、情報収集することは大賛成です。

 

しかし、中には明らかに間違った情報を発信されている方や家全体で見れば優先順位が低いところを、それがいい家を建てる条件の全てのように発信されている方も多いので、優先順位を混同されている方も多いのではないでしょうか?

そこで、情報収集をする際に理解しておくと情報を整理しやすくなるというポイントを5つお伝えしたいと思います。

 

今回は、光熱費に関する事に絞ったポイントです。

①家、全体で見ると、室外と、室内の熱移動が一番多いのは窓で、その割合は一般的に家全体の50%ほどにもなる。
②冷房と暖房では、圧倒的に暖房をたくさん使っている。(その差10倍以上)
③実はエアコンの電気代は安く、しかも日本のエアコンの性能は世界トップクラス
④風通しがよくて気持ちいい季節は、5月と10月
⑤太陽のエネルギーは地域によっては凄い。

5つすべてが重要です!
しっかり頭にたたき込んでから情報収集してみてください。

ネット上にある偏った論調が、おかしいなと気付くことができるようになります。

例えば、2003年に書かれたある本の中では、セルローズファイバーという断熱材を部屋中の壁という壁に施工することが、光熱費がかからず結露が無い家を作るための必須条件のように書かれています。

 

この本の著者は、断熱工事の施工屋さんです。
何件もの現場経験を武器にセルローズファイバーという断熱材の良さを本の中でひたすら主張されています。

そのことに関しては何も言う事はありません。
ただ、ここで私からのお願いです。

「いろいろ調べたおかげで、セルローズファイバーというすばらしい断熱材を知る事ができた、どうしても使いたい。」


こう、ならないで欲しいのです。 

 

この著者は本の中で、窓について一切触れていません。
はじめの5つのポイントを思い出して下さい。
家全体の中で、熱移動が一番多いのは窓で、その割合は家全体の50%以上なんです。


つまり、いくら断熱材をどれだけ分厚く施工しても
家の半分以下の部分だけが良くよくなるだけです。
家全体で考えると、窓の性能を上げないと、
なんとも効率の悪い断熱強化方法だと分かります。

もしかしたら著者は、その事を知っていたのかもしれません。
思いだして下さい。彼は断熱屋さんなのです。
窓をグレードUPされても、仕事は増えません。

 

あくまで、断熱材を施工してもらえないと儲からないのです。
うがった見かたかもしれませんが、そういう裏を読むという考えも重要です。

 

もうひとつ例をあげてみましょう。
依然、某TV番組で、坂上忍さんの家を建てる企画が行われていました。
「風通しがよく、夏に冷房のいらない家」という設計コンセプトを坂上さんが気にいられて、「ぜひ、取りいれたい。」と絶賛されていました。

 

うーん非常に危険です・・・
ここでもお伝えした重要ポイント思い出して下さい。

まず、窓を開けて風が通って気持ちいい時期というのは、一年の中で非常に短い期間だということ。
次に、冷房費に使うお金は暖房費のわずか10分の1に過ぎない事。 

 

少しでも、その知識があれば「夏に冷房のいらない家」より、「冬に暖房のいらない家の方」が、比べものにならないくらい価値が高い事に気づけるはずなんです。

あの番組の影響で、「夏に冷房費がいらない家がいい」と考える方が、また増えたのかと思うと大変残念ですね。

次回に続きます。
光熱費がかからない家を建てるために、まず覚えておく5つのポイント②

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