無垢床(無垢フロア)の特徴、メリット、デメリットについて考える

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こんにちは姫路でムクフロアのメリット、デメリットを考える工務店クオホーム本田です。

 

先日お引き渡しさせて頂きましたオーナー様ですが、1階のフロアは
無垢材を貼らせて頂きました。

 

今回は無垢材の中でも一番と言っても良いかも知れません「パイン材」を使用いたしました。

綺麗です^^

パイン材は材種としては「針葉樹」になりますのでとても柔らかく踏み心地は優しい感じになります。

しかし、良い事ばかりではない?という事もあります。フローリングの種類も【無垢床】と【合板フローリング】がありますので、その辺りも一緒に説明していきましょう。

1、無垢フロアとは

無垢フロアとは基本的には床材自体が本物の「木」を利用しているという事です。

無垢の細かい定義は集成(寄せ集め)・積層などといった継ぎ足す加工をしていない「木」の事を言うケースが多いですが、殆どは継ぎ足しのない、大きなパーツを組み合わせた加工品も無垢と呼ばれています。

表面の木目は当たり前ですが板ごとにデザインや風合いが違いますので「本物感」や「風合い」が楽しめるのは無垢フロアになります。

 

また、無垢材の中にも【針葉樹】と【広葉樹】に分かれており木の柔らかさも違います。

【針葉樹】・・・・パイン(松)、杉、桧(ひのき)、

【広葉樹】・・・・タモ、オーク、桜、バーチ、メープル

それぞれの特徴は後ほど解説しましょう。

 

2、合板フローリングとは?

一方合板フローリングとは、薄い木の板を何層にも重ね合わせたものになります。
表面の仕上げは木目調のプリントシートになりますので「本物の木目」ではありません。
しかし、最近の木目はほんと綺麗になっており一般の方がぱっと見ると見分けが付かないぐらい綺麗なプリントになっている物も増えてきましたね。

 

3、突き板フローリングとは?

それともう一つ、一番上の表面の板を薄くスライスした「突き板」という本物の「木」をはったフローリングもあります。

こちらは朝日ウッドテックというメーカーの「ライブナチュラル」という商品になります。こちらはその中でも更に上級品の「プレミアム」

表面は4mmの薄い本物の板を貼っています。しかもその樹種の木目が綺麗な箇所を選りすぐりをしていますので非常に綺麗です。

ここまでくると貼ってしまうと無垢床とほとんど見分けは付きません(笑)。ちなみにこの商品は無垢材よりも値段は少々お高めです。

4mmの合板の下の積層は通常合板フローリングと同じような構造になっていますので、無垢材なのですが、非常に丈夫で手入れは非常に楽な商品でとても根強い人気があるフロアです。

 

4、無垢床の種類、特徴は?

無垢床には先程解説しましたように【針葉樹】と【広葉樹】に分けられます。

【針葉樹】の大半の樹種は90%以上が「仮道管」なので、その道管が空洞なのでその分「柔らかさ」がでるのが特徴です。

樹種としては【パイン(松)、杉、桧(ひのき)】が有名どころです。

 

一方【広葉樹(こうようじゅ)】は組織細胞が複雑な為にしっかりと「身」が詰まっているというイメージで良いでしょう。
その為針葉樹と比べると堅い表面になるのが特徴です。

樹種としては【タモ、オーク、桜、バーチ、メープル、ウォールナット】など非常に多くの種類があります。

 

5、無垢材のメリット、デメリットは?

無垢材とフローリングではとても好みが分かれます。住まれてからのメンテナンスを考えると
フローリング<広葉樹<針葉樹 でしょうか。 針葉樹の特徴である「柔らかさ」=「踏み心地が良い」と捉えると方と「スグに凹んで傷になる」と考える方もいらっしゃいます。

そうなるとこまめにメンテナンスも必要になります。しかし、この傷も「味や思い出」と捉えるのであればとても良い傷になるでしょう。

後はお手入れですね。これはフローリング<無垢材です。
特に無垢材の中でも針葉樹に関してはほぼ無塗装品を選ばれる方が多いです。

無塗装品を選ばれた場合は入居前に「ワックス」を塗られています。
有名どころでは「蜜ろうワックス」ですね。
この「ワックス」掛けがとても大変です。もちろん好きで出来る方はとても楽しみながら1年1回のペースでされていますね。
そうすると非常に綺麗に色焼けしてとても綺麗な仕上がりになっていきます。

パイン材などは初めの白っぽい色から段々赤茶色になってきます。とても風合いがでていい感じになっていきますので、こう言った経年変化を楽しめるのが無垢材の一番の特徴であり、楽しみではないでしょうか?

 

次は肌さわりですね。実際に住まれてから人が一番触れるところが床になります。その床が木目プリントはちょっと・・・と言われる方も実際には多いです。
床でゴロゴロされるイメージあるのであれば触れて気持ちが良いのは 【針葉樹>広葉樹>フローリング】 の順番でしょう。
パイン材や杉、桧はとても気持ちが良いですね。

次に無垢の最大の特徴でもあるひねりや反りです。これは柔らかい材料ほど反りやひねりがあります。 針葉樹>広葉樹>フローリング の順番です。

しかし、針葉樹も広葉樹も同じ【無垢】になりますのでやっぱり反りがでます。フローリングの間の隙間が空いてきたり床と壁の角に隙間が出来たりします。
床が少しボコボコしてきたりします。※下地の床合板が不陸しているわけではありませんでの使用上問題が出るほどの事ではありません。
これは絶対に避けられないです。でも、これも含めて無垢材の味でゃないでしょうか?

でもこういった心配や手間は「面倒」だと感じるようでしたら断然フローリング材をオススメ致します。
フローリング材は無垢材の欠点である、反りやひねりもないですし、最近のフローリングはワックス掛けもいらない商品がほとんどなので入居されてからは
ほぼほぼ何もする事はありません。

 

6、まとめ

長持ち住宅専門店クオホームとしてはメンテナンスの要らないフローリングを推奨するべきでしょう。

しかし、ここは違います。メンテナンスが必要だろうが手間がかかろうが、個人的なオススメは「無垢材」だったりします(笑)。

やはり住まれるとずっと肌に触れる箇所になりますので無垢材は気持ちが良いです。
針葉樹、広葉樹はお好みでしょうね。
しかも住まれた後何年後にフローリングから無垢に張り替える事は中々容易でありません。※すでに設置してある扉との高さの関係もありますので。

 

費用的なものはフローリングより無垢床の方が割高になる方が多いと思いますが、ここは悩まれたらちょっと無理してでも無垢材をオススメしたいところです(個人的に(笑))

 

ちなみに今回弊社のモデルハウスは広葉樹の【樺桜】を採用しています。弊社でも一番人気のフローリングを貼っています。
もちろん個人的にとても気に入っています^^。

是非一度見に来て肌触りを確かめてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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