1坪って何平米(㎡)?を解説「延べ床面積」「容積率」「建ぺい率」についても

こんにちは、クオホーム本田です。
今回、ご質問がありましたのでそれについてお答えしていきたいと思います。
【ご質問】
こんにちは。1坪ってどれぐらいの大きさですか??というご質問いただきました。
【回答】
こちらに対する回答ですが、ググってください・・・と言いたいところですが、基本的な事なので、今回きちっと解説してみたいと思います。
僕らみたいな建築業界にいる人間は普通に把握している数字なんですが、一般の方からすると結構分かりにくかったりしますよね。
動画でも解説していますので、よかったら参考にしてください↓↓
1坪って何平米(㎡)なの??を解説しました
1坪 = 3.3㎡ = 畳2枚分 |
1坪が何㎡か? ざっくりですが、3.3㎡になっています。およそ畳2枚分の広さです。こちらの数字をまず覚えておきましょう。
これに加えて、例えば、100㎡が何坪なのか?これを計算するのに、0.3025という数字を使います。
100㎡ × 0.3025を計算 = 30.25坪になります。
平米数を坪数に変換したい時は、この0.3025という数字を思い出して計算してみて下さいね。
○○㎡ × 0.3025 = ○○坪 |
という事ですね。
1畳(帖)って何坪?何㎡なの?
そして、今回はもうひとつご質問・・・。
【ご質問】
畳の大きさって決まりがあるんですか?
【回答】
畳の帖数で計算すると、実は会社や人によって、平米数が変わってきます。
最近はだいぶ統一されてきていますが、畳1枚の大きさが、人や会社によってバラバラだったりします。
下記画像は、尺モジュールとメーターモジュールの画像です。
一般的に用いられているのが、『 尺モジュール 』。
長手が1,820mm、短手が910mmのモジュール。これが1畳です。これを平米数に直すと、1.6562平米になります。
この1.6562という数字、覚えておいて下さいね。
そして、最近よく使われるのが、『 メーターモジュール 』。
長手の方が2メートル、短手が1メートルのモジュール。2×1のモジュール。これも1畳です。
これを平米数に直すと、2平米になります。
尺モジュールと比べると、大体0.35平米ぐらい広さが変わってきます。
例えば、リビングが15帖だとすると、この15帖がはてメーターモジュールなのか?尺モジュールなのか?によって、広さが全然変わってきます。
例)15帖は何㎡(平米)なのかを解説してみた
平米数を知りたい場合:
●家のモジュールが尺モジュールの時は、×1.6562で計算します。
15帖 × 1.6562 = 26.49平米になります。
●家がメーターモジュールだった場合は、×2で計算します。
15帖 × 2 = 30平米ですね。
同じ15帖と言われても、3.5平米ほどの差が出ます。
ちなみに、15帖を尺モジュールで計算した時の平米数26.49㎡を、メーターモジュールに直すと、26.49㎡÷2㎡=13.24帖。
同じ15帖でも、畳のサイズを勘違いしてるだけで、畳1.5枚分ぐらい広さが変わってきますので、ご注意下さいね。
覚えておいてほしい計算式
■1坪 = 3.3㎡ = 畳(910mm×1820mm)2枚分 ■○○坪 = ○○㎡ × 0.3025 ■○○帖 = ○○㎡ ÷ 1.6562(尺モジュールの場合) ■○○帖 = ○○㎡ ÷ 2 (メーターモジュールの場合) |
土地を探されていらっしゃる方は、○○平米・○○坪など、広さは気になるところですよね。
その時に上記の計算式を思い出して頂ければと思います。
家を建てるのに必要な平米数、坪数は?
平米数や坪数の数字が把握できたところで、実際に住む家は何平米必要なのか?
シチュエーション別にまとめました。
一人暮らしの場合(マンション・アパート)
一般的な一人暮らしであれば1Rや1DKが大体の相場といったところかと思います。
国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」によれば、一人暮らしの場合は25平米が平均相場だと言われてます。
畳になおすと「15.4畳」です。
「15畳も!?広い!」と勘違いしないように。
家全体の広さなので、部屋以外に玄関、キッチン、お風呂、トイレなどが含まれます。
参考までに弊社のある兵庫県姫路市で見ると、3畳のキッチン+8畳の1DKで大体25平米といったところです。坪数で言うと、7.5坪くらい。
少し大きくして1LDKの家の場合だと、大体33平米くらい。ちょうど10坪ですね。
ちょっと余裕ある家に住みたいと思ったら、10坪の家を目安に探すといいかもしれません。
二人暮らしの場合(マンション・アパート)
二人暮らしの場合、どういった生活環境かでも変わってくると思いますが、最低1LDKは欲しいところでしょう。
荷物が多かったり、プライベート空間が欲しい、また在宅ワークで家にいる時間が長いなどといった場合には、2LDK以上は必要です。
そうなると大体、40平米以上はあると嬉しいかなというところでしょう。
もちろん、33平米ほどの1LDKでも二人暮らしできますし、そこは荷物や生活環境と相談で。
どこに住むかでも家賃がだいぶ変わってきますので、ライフプランに合った部屋を探してください。
家族で暮らす(マンション・アパート)
結婚して子どもがいる、もしくは将来子どもが増える想定の場合は、2LDKや3LDKが望ましいかと思います。
不自由なく、かつスペースにゆとりのある生活をしたいのであれば、60平米〜を目安に考えると良いかもしれません。
子どもが大きくなって、3人4人家族とかになるのであれば、80平米とかあるとより余裕もった暮らしができるでしょう。
家族で暮らす(一軒家)
一軒家の場合は、簡単に建て替えできませんし、引っ越しもしたくないですよね。
建売を買うにしても、注文住宅を建てるにしても、ある程度余裕のある家に住みたいところ。
ざっくりですが、3人家族なら100平米、4人家族なら125平米あたりを目安に設計プランを建てると良いです。
そこに、庭付きの家が欲しいか、何階建ての家にしたいか、など個人の好みが加わってきます。
その他坪数に関しての関連記事も参考にしてください
坪数だけじゃない!知っておくべき「延べ床面積」「容積率」「建ぺい率」
延べ床面積とは床の総面積のことで、2階建ての家であれば、1階と2階の床面積を合わせた広さのことです。
建ぺい率は、建物を上からみたときに、土地に対して何%建てて良いかを示すもの。
容積率は、建ぺい率に対し、何%建てられるかを示したものです。
「建ぺい率60%容積率200%で建てられる家の大きさは?緩和や制限のケースも」の記事でも詳しく解説していますが、仮に
「延べ床面積100平米の2階建てを建てたい」となった場合、単純に1階50平米、2階50平米でいいから、土地も60平米ぐらいあればいいか
というわけではありません。
例えば60平米の土地でも、建ぺい率80%・容積率200%だった場合は延べ床面積96平米の家までしか建てられません。
このように、家を建てたい!と思ったときには、土地それぞれに決められた容積率・建ぺい率を把握して、自分の建てたい延べ床面積と合わせて検討しなくてはいけません。
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