屋根に隙間が空いてました・・・。
「天井の点検口除いたら屋根に隙間が空いてるですが・・・!」
こんにちは。25日、26日は完成現場見学会でした。
今回場所が相生だったので、姫路にお住まいの方に
はご足労お掛けしました。大変多くの方にご覧頂き
参考になれば幸いです。
今日の午前中にある電話がありました。
(電話)「断熱材に隙間が空いてるんですけど~・・・」
開口一番この一言で始まりました。。
(本田)「(ん、、、誰?。。。)」
(電)「天井点検口空けて屋根裏の断熱材に隙間が空いてるですけど~」
(電)「これってどうなんですかね~?」
この時点で聞き覚えのない声だったので・・・
(本)「ん~、あのクオホームで建てた・・・・訳ではないですよ・・・ね・・・??」
(電)「違いますよ」
(本)「むっ、むっ・・・・」
当社にこういったお問い合わせの電話は多いです。
違う別の工務店で建て終わった方、もしくは建築中で、
本当に今お願いされている工務店の施工方法、現場管理が
正しいのか当社に確認の電話あります。
難しい判断です。別に他社をけなしたり、無駄に不安を煽ったりしたくないので
答えに困る質問も多いです。しかし、疑問に思ったならまずは建てられている
建築会社にストレートにお聞きする事をおススメしています。
当たり前かも知れませんが。
でも、聞きにくい事もあると思いますので、
ご質問があれば中立的な立場で出来る限りお答えしています。
で、話を戻すとこの方がお聞きしたかった事は・・・
・屋根の断熱材(発泡吹き付け断熱)に隙間が空いてるんですが、これはどうなの?
・寝室の窓が結露してるのはその隙間のせいか?
・エアコンを切ると直ぐに部屋が寒くなるのは何故?発泡断熱は良いと聞いてたのに?
要約するとこの3点が気になってたみたいです。
(違っていたらごめんなさい)
まず断熱材の隙間についてですが・・・
隙間が空いていても違法でもないし、欠陥住宅と言うレベルではありません。
勘違いされている方が多いですが、吹き付け発泡断熱は確かに隙間なく
施工する事は可能ですがそれを保証している訳ではありません。
隙間が無く気密処理が出来ているかどうかは
現場施工者と現場管理者(工事監督、会社)の意識レベルだけです。
吹き付け断熱を拭いておきさえすれば家が暖かくなると考えている方と、
気密処理までして初めて効果が高くなると思っているか建築会社、施工者かどうかです。
吹き付け断熱を施工している会社にそこまで確認されましたか?
せっかくなので確認することをおススメいたします。
おそらく今回の会社様は気密処理までしっかり意識されていなかったので
無いでしょうか?※もちろん違法でも何でもありませんがもったいないですよね?
次に寝室の窓が結露する・・・
これは「します」というのが答えです。もちろんこのお電話の方のサッシのスペックは知りませんが。一般的には寝室となると家族2人~3.4人が6畳ないし8畳のお部屋で寝ると夜の
間に人間が出す蒸気の量は非常に多いのでそれが窓の枠に結露をおこします。
ただ、それなりのスペックの窓を設置しているとかなり軽減はされると思います。
その辺りの説明を予め聞いていたかどうかだと思います。
最初に「結露はしません!!!」って説明を施工者側から聞いていたら
これは問題です。状況によっては結露はします。ただサッシのスペックによって
結露は軽減ないし防ぐ事は可能です。
ちなみにこの方ですが、隙間が空いてるのであれば結露はしにくいはずです。
その隙間から水蒸気も逃げますので ・・・おそらくサッシのスペックが低い可能性が
あるのかなと思いましたが、あえてお聞きはしていませんが。。
エアコンを切ると部屋が直ぐに寒くなるんですが・・・
この問題も一概に断熱材のスペックが高いからと
言って暖かい家になるわけではありません。
断熱材の種類、サッシの性能、、通風、
日射遮蔽率、気密処理の考え方、施工方法など
すべてを検討しないと思ったような快適性能は得られない。
今から建築会社を探される方は建築会社さん、設計事務所様などが
どこまで考えているかをしっかりヒアリングしておきましょう。
誰に聞くか?ですがあなた様の窓口になるであろう営業マンの
意識レベルと経営者の意識レベルが重要です。
先ずは最初の窓口になるであろう営業マンにしっかりと
「どう思っているかのか?」を真剣に聞いてみてはいかがでしょうか?