兵庫移住の魅力とは?詳しい移住支援や移住ステップも徹底解説

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長く同じ場所に住んでいると、違う土地に移住して生活してみたいと思う方も多くいらっしゃるでしょう。そして、移住先として兵庫県を選択する方もいるかと思います。

本記事は、移住におすすめの兵庫の魅力や、移住支援について紹介します。兵庫県は海も山もあり、田舎も都会も揃う土地なので、移住しても後悔しにくいです。これから移住を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

兵庫に移住するメリット

兵庫にはおしゃれな街である神戸も、自然豊かな淡路島もあります。兵庫移住をすると、近場に遊び場がたくさんあることはもちろん、食事もおいしく魅力満載なのです。以下で兵庫県に移住するメリットについて紹介します。

都会と田舎がある

兵庫県の都会は神戸以外にも西宮市や姫路市・尼崎市などがあります。また、明石市は2025年から新駅ビル・地域交流拠点となる複合施設・マンションの建設が予定されており、さらに便利な街となります。

一方、日本海側には温泉や高原などの自然が広がるエリアとなっているのです。明石海峡大橋を渡るだけで、人気の観光地である淡路島に行けることは大きなメリットでしょう。

陸海空アクセスが良好

兵庫県は大阪や京都に隣接するとともに、日本のほぼ真ん中に位置するため、各方面へのアクセスが良好です。例えば、関西国際空港へは神戸から高速バスで約1時間で行けます。また、山陽新幹線に乗ると、神戸から東京間は約2時間半でたどり着けます。

海と山があるためごはんがおいしい

兵庫県はグルメな方にもおすすめの場所です。神戸牛や、明石タコ、松葉ガニ、淡路島の玉ねぎなどが有名で、他にも日本酒の山田錦など、お酒にも魅力があります。おいしいお店も多く、グルメな方が多いことも兵庫県移住のメリットでしょう。

兵庫移住のデメリット

都会と田舎の両方があり、ごはんもおいしく自然豊かな兵庫県ですが、移住するにあたって知っておくべきデメリットがあります。各注意点が許容できるかチェックしてみてください。

エリアにより気候が違う

兵庫県は北部、南部、淡路島で気候が全く違います。兵庫県の中央には中国山地という高い山がつらなる場所があり、その北と南側で気候が変わるからです。

例えば日本海側のエリアは冬になるとたくさんの雪が降り、年間を通して曇りや雨が多いです。また、北部の山間部は寒暖差が激しい特徴があります。

一方、瀬戸内海側は温暖の影響で雨があまり降らず、乾燥した日が続く特徴があるのです。そして、淡路島は瀬戸内海に属しているので温暖で雨が降りにくいですが、南部は太平洋に面しているので、梅雨や台風の時期になると大雨が降ることがあります。

このようにエリアによって気候の特徴が全く違うため、気候の情報も取り入れて移住を決めましょう。

物価は首都圏とあまり変わらない

地方は物価が安いイメージがあるかもしれませんが、兵庫の物価は首都圏とあまり変わりません。総務省が2020年に公表した「小売物価統計調査票(構造編)/令和元年結果」によると、全国平均100に対し、兵庫県の総合物価指数は100.3でした。

兵庫県の物価指数は神奈川や千葉、埼玉と似ているため、首都圏から移住する方は物価の変化をあまり感じられないでしょう。

兵庫に移住するステップ

移住は具体的に住む場所や仕事など決めることがたくさんあります。また、移住を決断する前の情報収集や周囲の同意も必要です。失敗しないためにも以下のステップを参考に計画的に移住を決断しましょう。

移住の目的を明確にする

のんびりな暮らしをしたいというアバウトな理由だけで移住を決断してはいけません。都会で暮らしていると、田舎は時間の流れがゆっくりで、人々が優しくストレスがない暮らしができると思ってしまうでしょう。

しかし、実際に移住に失敗した方たちは以下のような理由で、都会に戻ってきています。

  • 人付き合いが合わなかった
  • 想像以上の不便さ
  • 就職先が少ないことで収入が減った
  • 気候が体に合わなかった
  • 理想の田舎暮らしとかけ離れていた

上記のように田舎暮らしには田舎なりの特徴があるのです。そのため、移住を考える方は働き方や現実的な理想の暮らしを明確にすることが大切です。

家族やパートナーに相談する

家族やパートナーがいる方は、独断で移住を決めないようにしましょう。普段から田舎で暮らしたいと一緒になって話していたとしても、実際に移住するとなるとお子様や仕事、費用のことを考えれば、簡単に承諾はできないはずです。

そのため、家族やパートナーとしっかり話し合い、地方移住への思いを共有することが大切でしょう。また、家族やパートナーが地方移住に対して少しでも不満を抱えたまま、移住してしまうと関係がこじれる原因になります。

話し合いでは、定住か拠点生活か、期間限定であれば明確な期間も決めておきましょう。

条件をリストアップ・情報収集

移住先でしたい暮らしや挑戦したいことをリストアップしてみましょう。明確な目標や条件を掲げることで、住みたい移住先が見つかります。また、実家との距離や住みたい気候、子育て環境など明確に条件を提示すると良いです。

移住に関する情報を調べる際は、移住・交流推進機構(JOIN)が運営する「ニッポン移住・交流ナビ」や、総務省が運営する「移住・交流情報ガーデンを利用すると、有益な情報を得られるかもしれません。

兵庫県のお試し移住・お試し住宅について

移住支援の一貫として、各都道府県ではお試し移住・お試し住宅のプロジェクトを行っています。実際に短期間住んでみて、移住を検討できる制度なので、ぜひ取り入れてみてください。

お試し移住

お試し移住とは、移住を検討している地域に短期間住むことで、土地の魅力やリアルを体験できる制度です。宿泊地は旅館やホテルといった宿泊施設ではなく、自治体が用意した住居となります。

また、但馬全域のツアーが体験できる「たじま移住体験オーダーメイドツアー」は、旅行ついでの1時間や、農業体験・先輩移住者との交流など楽しめます。応募は公式サイトで簡単に申し込めるので、興味のある方はチェックしてみてください。

お試し住宅

お試し住宅とは、移住者を受け入れる自治体や企業が提供する、古民家や自然環境豊かなロケーションなどの地域の魅力を伝えるための住宅施設です。各地域によって、年齢や家族構成などの条件が定められており、利用期間も上限があります。

例えば、兵庫県相生市のお試し住宅は、戸建てタイプとアパートタイプの2種類が用意されています。住宅には家具や家電が揃えられており、移住者が用意するものは食料や洗剤などの消耗品だけです。

また、Wi-Fiも完備されているため、テレワークも問題なく行えます。利用できる期間は4〜8週間で、利用料は水道光熱費込みで月額3万円程度です。相生市への移住を検討されている未成年以外の方は誰でも利用できます。

姫路のお試しプロジェクトはこちら

兵庫県の移住支援について

兵庫県では支援金や転職サポートなど移住を支援する制度をいくつか取り扱っています。知っておくと便利な制度なので、各制度の詳細を以下で参考にしてください。

移住支援金

兵庫県及び県内37市町では、移住支援金制度が扱われています。移住支援金制度の対象者は以下の通りです。

  • 直近10年間のうち通算5年以上、東京23区に在住していた方
  • 移住後、5年以上継続して居住する意思のある方

また、神戸市・尼崎市・明石市・芦屋市及び西宮市の対象外地域へ移住する方が支援金の対象となります。支援金額は2人以上の世帯の場合は100万円と定められており、子育て世帯の場合はさらに加算されます。単身の場合は60万円まで支給されます。

各移住地域により一人当たりの支援金の額が異なるため、公式サイトで確認してみてください。移住支援金の申請は転入後1年以内とされており、年度内の受付は2月末日までです。

ひょうごで働こう!マッチングサイト

ひょうごで働こう!マッチングサイトは、兵庫県産業労働部労政福祉課が運営する移住者を対象とした就職サポートサイトです。サイトでは、仕事や企業から就職先を探すことができます。

また、タイプ診断も用意されており、診断結果から最適な企業や仕事を提案してくれます。現段階の求人数は389件取り扱われており、ハローワークの求人のように具体的な給料や士業、就業時間などの細かい情報がチェックできます。

求人ページの応募フォームから応募や問い合わせができるので、移住前に働き口を見つけられるでしょう。

起業プラザひょうご

起業プラザひょうごは、起業に興味ある人や起業したばかりの人たちを支援するためのプロジェクトです。起業に向けたオフィススペースだけではなく、ステップに応じた専門家によるアドバイスやセミナー、他の起業家との交流ができる場となっています。

オフィスは「コワーキングスペース」「ワーキングデスク」「スモールオフィス」から選ぶことが可能です。開業・資金調達・マーケティングについても学べるので、兵庫へ移住して起業を考えている方は利用してみてください。

空き家活用支援事業

兵庫県では、空き家活用支援事業も行われています。一戸建ての空き家や、共同住宅の空き家、事業所又は地域交流拠点として活用するために改修する際の工事費の一部を助成してもらえます。以下の地域が対象になる制度です。

  • 神戸市
  • 姫路市
  • 尼崎市
  • 西宮市
  • 明石市以外の区域(姫路市の旧香寺町・安富町・夢前町・家島町の区域は対象)
  • 市街化区域以外の区域

補助額は同じ住宅タイプでも、一般と若年・子育て世帯で異なるので公式サイトで詳細を確認してください。

移住におすすめ兵庫エリア

続いて、兵庫県で移住におすすめなエリアを紹介します。兵庫県は都会と田舎の両方がある県です。各人気エリアの特徴や魅力、交通アクセス情報などをまとめたので、移住の判断材料にしてみてください。

西宮北口駅

西宮北口駅は、阪急電鉄神戸線や今津線があり西宮市の中心駅となります。特急列車も止まる駅なので、大阪梅田や神戸市内へのアクセスも良好です。

近くには阪急西宮ガーデンズやアクタ西宮といった大型ショッピングモールがある一方、昔ながらのにしきた商店街もあるので、老若男女買い物に困ることはないでしょう。また、治安も良いエリアなので、子育て世帯や女性の一人暮らしでも暮らしやすいです。

駅から少し離れると自然豊かな落ち着きのある街並みですから、栄えた場所ばかりではありません。

三ノ宮駅

三ノ宮駅は神戸市の中心駅です。周辺には活気のあるビジネス街・繁華街があります。北側には山地、南側には海があるので、栄えていますが自然楽しめます。

JR・阪急電鉄をはじめとする6路線の駅が集合しているので、大阪の梅田まで約30分、京都まで約1時間と通勤や通学にも便利な点も魅力です。また、観光地としてのイメージが強い三ノ宮駅ですが、商業施設もあるため、買い物に困ることもありません。

尼崎駅

尼崎駅は東海道本線や福知山線、東西線の3路線があるので、大阪駅まで快速利用で約6分、西宮駅まで約5分と神戸や大阪、京都方面へのアクセスが良好です。

尼崎駅は昔工業地帯が多かったことで治安が悪いイメージが定着していましたが、現在はJR尼崎駅前を中心に大規模な再開発が行われているため、治安と利便性が向上しています。

また、北口にはあまがさきキューズモールやアミング潮江、南口にはエディオン JR尼崎駅店もあるため、尼崎駅周辺だけで一通りのものは購入できます。

しっかり移住計画をして兵庫に住もう

本記事は、兵庫県移住の魅力や、移住制度、移住ステップについて紹介しました。兵庫県は都会と田舎の両方がある街で、山も海にも恵まれているので食材もおいしく魅力満載な県です。移住支援制度も積極的に取り扱っているため、移住しやすい土地とも言えるでしょう。

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