建物についての不満点があらわに

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皆さま、住宅産業大予測という本をご存じでしょうか。

「住宅産業大予測」は毎年、業界紙である新建ハウジングの三浦社長が執筆をご担当され、工務店業界では毎年の会社の方向性を定める上で、お正月に読むべき一冊とされているものです。

というあすなろ建築工房の関尾さんのコメントを引用しました(笑)

 

さて、今年の「2025年の住宅産業大予測」。その中にあった内容を引用しています。それが以下の表です。

家を建ててからの不満点。

以前この様な「建てた後の不満」って事で観たことある指標では

1位 寒い

2位 暑い

3位 収納が少ない 

だったと記憶しています。

2024年の建物についての不満点 (複数回答)

調査対象: 600人

順位20代30代40代50代60-65歳全体
1位間取り全般 (12.1%)庭・外構 (13.1%)庭・外構 (12.1%)庭・外構 (12.6%)庭・外構 (13.3%)庭・外構 (12.8%)
2位在宅勤務のしやすさ (12.1%)収納の場所・数 (12.6%)建物の価格 (12.6%)建物全体の広さ (11.7%)外観のデザイン (12.0%)外観のデザイン (12.2%)
3位外観のデザイン (9.1%)間取り全般 (9.5%)間取り全般 (10.0%)外観のデザイン (10.7%)間取り全般 (9.3%)間取り全般 (9.8%)
4位リビングの広さ (9.1%)建物の価格 (9.5%)外観のデザイン (8.9%)間取り全般 (9.7%)屋外の音 (8.0%)建物の価格 (9.5%)
5位庭・外構 (6.1%)外観のデザイン (7.5%)生活の動線 (7.9%)リビングの広さ (8.7%)暑さ・寒さ (空調設備の効き含む) (8.0%)収納の場所・数 (8.2%)
同率5位建物全体の広さ、寝室の広さ、生活の動線、収納の使い勝手、建物の価格 (6.1%)職人の技量 (7.5%)室内の音 (8.0%)なし室内の音 (8.0%)なし

 

家を建てる時にやはりおざなりになりがちな「庭・外構」20代の家づくりだと年齢からくる「緑の癒し」を感じないかもですね。実際私も20代の時から「緑に癒される!」って感じた事はないですから。

歳を取るごと庭や自然、緑に癒しを感じるようになるのでしょう。

又、30代ではやはり子育て世代って事で、子供の荷物も含め家に物があふれる時期。そうなると不満に感じるのは収納量。これも納得。でもだんだんと子どもが巣立ち始める40代ではその不満がなくなる。

40代になると今度は「室内の音」が上がってくる。子育ても少し落ち着くと子供とも距離が少し離れていくそうなると今度は静かな環境が欲しくなるもんです。ちょっとだけで良い、家の中で落ち着ける空間が欲しくなる。子供はスマホやタブレットで動画やTIKTOKをガンガン観ている。イヤホンなしで観られてるとその音がはもはや「雑音」でしかない。

そう考えると一人静かになれる空間が欲しくなるのが40代。

 

50代は意外な感じで。家の広さが気になるという感じ。50代になるといよいよ家族の数は少なくなるタイミングで広さを求めるのはどういう心境なのか?同じく60代も。

 

60代では屋外の音っていうのはなるほどって感じかもですね。今まで家の中が賑やか過ぎて外の音なんか気にならない。けど、子供が巣立った後は家の中が静かになり、外の音が耳に届く。庭に出て過ごす時には車のエンジン音よりも自然が繰り出す音に心を癒されるんでしょうね。

 

私もまだ40代なので50代、60代は未経験。その時になれば色んな感情や不満が芽生えるのかも知れませんね。現状の私の不満はとにかく、「暑い、寒い」ですけど。十数年前のローコスト住宅なので断熱、気密もへったくれもない。

 

今のクオホームのオーナー様の暮らしがうらやましく思う日々です。

 

 

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