雨樋について考える

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雨樋について考える

姫路のメンテナンス費を安く抑える方法を考える専門店
クオホーム 本田です。

 

今日は雨樋について考える。

雨樋の機能性、メンテナンスについては
長持ち研究家の瀬崎にお任せするとして、
今回もデザインについてです。

家を建てる時に外観もこだわって建てたつもりが、
いざ完成すると・・・あれ?って事になるケースがあります。

 
その原因の一つに雨樋があります。
打ち合わせ中に雨樋、特に竪樋の位置が
どこに落とすのかを自分で決めたお施主様は少ないのでは
無いでしょうか?

↑黒丸の部分です。

 
竪樋の位置は建築会社側が決めている事が
ほとんどではないでしょうか?

では具体的に 建築会社側であれば
その中の「誰が?」決めているのでしょうか?

営業マン?間取りを書いた設計士?工事監督?

 

違います。実際に施工する屋根屋さんが決める事がほとんどではないでしょうか。

屋根屋さんの仕事は雨漏りする事なく、
もちろん樋から雨が漏れ出す事が無いように
する事が最優先の仕事です。

 

なので、デザイン、外観がどうなろうと関係ありません。
※すべての屋根屋さんではないので誤解なく。

 

だからこういう事が普通にありえます。↓

↑本来であれば赤線に位置に落とす事が外観上重要です。
これは機能性にも若干問題があると思いますが・・・。

↑玄関前ですが普通に土間の上に落としています。
家の顔の玄関の前にあるとデザイン上残念な事になります。

↑屋根デザインが複雑になっています。
外観だけでみるとかっこいいのですが、樋の掛け方も複雑になって
非常に目立っています。屋根デザインは極力シンプルに。

では、実際にデザインのかっこいい家にするにはどうするか?

設計者に樋の位置まで把握してもらって図面(間取り)を書いてもらう事です。
※お施主さんが決めてもダメです。 機能性も含めての設計が重要ですので。


樋の位置はどこになるか?外観上邪魔にならないか?を意識して
書いてもらえているかどうかです。

※縦方向に落とす樋の数がやたら多い家があります。
不必要に多い家は外観も悪いですし、コストも上がります。
屋根屋さんが設計すると増えます。何故なら・・儲かるから。

 

樋の位置が把握出来ていない担当者さんに
デザイン設計を求めても無理です。

打ち合わせ中の方は設計担当者さんに
「竪樋の位置はどこですか?デザイン上邪魔にならないですか?」
と確認してみて下さい。

※クオホームでは私と瀬崎で屋根屋さんに
樋の位置をしっかり指示しています。

 

今から家を建てる方は普段全く気にならないと思いますが、
少し気をつけて樋の位置を見ながら車を走らせると
気なって仕方なくなります。

この家をかっこいいな~。けど何か?違う?かな。
という家はこういった小さな所です。

 

 

ご参考にして下さい。

デザインについて考える 姫路の一級建築士事務所 クオホーム でした。 

 

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