姫路でパッシブハウスを考える(冬の熱移動と断熱)⑨
こんにちは兵庫でパッシブハウスの評判を色々考える工務店クオホームの本田です。
今日は冬の熱移動と断熱熱について考えてみます。
冬場で合っても晴れた日というのは日中は日射による「日射熱」があり、
窓や屋根から日射熱を取り込みます。
もちろん夜になれば熱の取り込みは無くなります。
結論でいうと、、、
断熱性能を高めるほど
熱損失(壁や換気から熱が逃げる事)が無くなり、快適になります。
晴れた日であれば取得と損失の両方があります。
結論から言うと断熱性能を高めて熱を逃がさない様にする事がお得であります。
冬の目標室温を達成させる場合の目標Q値は?
性能が同じ条件として、設定温度になり易い順番は
全館連続暖冷房>居室間歇(かんけつ)≒全館間歇>居室間歇
連続運転しない場合はどのお部屋も朝方は温度が一番低くなります。
(連続運転の場合は暖房機の設定温度になりますので割愛)
ここでの設定の目標温度は?
寝る前、又はその前後に暖房を止めて、朝方に21°前後を目標数値とします。
※21°の根拠は割愛します。
これを想定した時の断熱性能は(Q値)は?
ご自身のお住まいの地域区分がわからない方はココをクリック
住宅事業建築主の判断基準における地域区分
地域区分でいう 1,2は全館暖房が前提なので除外します。
3地域 1.1
4地域 1.2
5地域 1.4
6地域 1.6
7地域 1.8
8地域 3.7
が一つの目安なります。
これに近い数値であれば朝方の居室温度が15°Cで非居室部分が10°C 前後 が
見込めると思います。
もちろんこれは理想値であり、近隣の日射や窓からの日射取得熱の大小で変わって来ますので実際には細かい計算が必要になります。
過度なオーバースペックでイニシャルコストが
かさまない様にする一つの基準であると思います。