パッシブデザインについて考える④(日射熱利用暖房)
パッシブデザインとはなんぞや?と研究している姫路の工務店クオホームです。
一般的な日射熱利用暖房は性能の高い家にたくさんの日射を入れ、蓄えられた熱を主に
夜間に暖房として使うという方法になります。
晴れた日に太陽熱を取り入れて夕方以降に室内に放出します。
冬場の話しが主ですね。しっかりと「断熱」された家に、
昼間に「集熱」して「蓄積」。夜に「蓄積」されたエネルギーを利用する。
こうして冬場の暖房エネルギーを削減して行きます。
電気代は熱源に変える事でかなりの消費していきますので、
ここが重要になってきます。
「断熱」「集熱」「蓄積」を上手に使うことでパッシブデザインの考え方を
取り入れたパッシブデザインの設計手法です。
ただし、実務として難しいのは木造住宅になると蓄熱性能が元々高くはないので。
日射熱利用暖房の効果を得るためにはかなり蓄熱性を上げる工夫が必要です。
日射熱利用暖房はまだまだデータが不十分なところも実際はありますので
多少手探りでの検討も含まれていますが、近年はデータも少しづつ
集まっていますのでだいぶ的確な設計も可能になっていますので、
今後も楽しみであると思います。
次回は蓄熱に大事な「太陽光」についてです。