消費税増税前に家を建てよう!・・?
こんにちは、クオホーム本田です。
今回は、ツイッターからご質問がありましたので、それについてお答えしていきたいと思います。
【質問】
こんにちは。
消費税増税の件で気になっています。やはり増税前のほうがお得ですか?
最近この手の質問が非常に多いです。消費税が上がるので、それまでに建てようかと動き出してる方、非常に多いんじゃないかなと思います。
現状の法律でいきますと、消費税が上がるのはですね、2019年、来年の10月に上がる予定になっていると思います。
で、家を建てる際の請負契約に関しては、その半年前までに終わらせておかなければいけません。
ですので、2019年の3月31日までに請負契約を交わしておかないと、現行予定では8%から10%にアップに上がると言われていますので、消費税10%の契約になってしまいます。
要は消費税が上がる半年前までに請負契約を交わす、これが一つの条件になっておりますので、まずそこは注意して下さい。
※諸条件によっては、それを過ぎて契約しても問題ないケースもあるようですが、それはまたご自身で調べて確認してみてください。
引用:国土交通省 すまい給付金
で、増税前のほうがお得ですかって言われるとその通りです。
同じものを買うのに、8%と10%。消費税が2%違いますので、得かといえば当然得かと思います。
ただ、毎回この手の問題で出てくるのは、駆け込み需要というものです。
消費税に向けて駆け込み需要が増えますので、やっぱり工務店さんもすごく依頼が増えます。
ですので、キャパを超えた仕事を取って受注して、ここぞとばかりにお仕事される工務店さんも結構増えてくるんです。
そのために、現場管理が疎かになったり、職人不足が起きたり、資材不足が起きたりする事が起きやすいのです。
もし、これから家を建てようと思われてるのであれば、できれば消費税増税前がいいかなと思います。
ただ、それだけを理由に家を建てる、消費税が上がるから家を建てようかというそういう動機だけではなかなか家作りって難しいんじゃないかなと思います。
では実際どうなのかというと、家ってやっぱり欲しいときが『建て時』なんじゃないかなと思うんですよね。
欲しいと思ったときにサクッと動いて建てるっていうのが一番いいんじゃないかなと思いますね。欲しくない段階では、消費税前でも買わないほうがいいと思います。
ご夫婦で話をされて、家を買おうという勢いがあるうちに買うっていうのも大事になってきますのでね。
その勢いの理由が、消費税だけっていうんだったら別に慌てて建てる必要はないんじゃないかなと思いますし、本当に実力のある工務店さん、人気のある工務店さんっていうのは、今からでもだいぶ忙しくなってると思いますのでね。
ただ、キャパオーバーな受注をしてる工務店さんもやっぱりありますので、その辺は工務店の受注状況や会社自体がどんな状況なのかというのを確認していただけるといいのではないかなと思いますので、受注ラッシュに巻き込まれて、自分の家の現場管理が疎かにされないようにだけ気をつけましょう。
が、先ほども言いましたように消費税だけで動くっていうのもいかかがなものかなと思いますので、ご夫婦でしっかりお話して頂くのがいいのではないかなと思います。
損か得かだけでいうと、もちろん今動いたほうが得ではありますけどね。