C値1.0以下でさらに違いがあるのか??
こんにちは、クオホーム本田です。
今回は、C値についてご質問がありましたので、それについてお答えしていきたいと思います。
【ご質問】
メルマガ毎日楽しみに見ています。クオホームさんのC値がいつも0.5を大きく下回っているのに素晴らしさを感じています。そして、いつも謙遜されている気密測定C値1.0以下保証と書かれていらっしゃいます。
そこで質問です。私も家を計画しているのですが、在来木造で第三種換気、2階建て(2階は屋根断熱)の予定です。
C値が①1.0、②0.5、③0.2(クオホームさんの平均くらい)と3つに大まかに分けたとして隙間面積がどれくらいかはイメージできますが、実際の体感や冷暖房効率、結露のリスクなどは違いが出るのでしょうか?
数値を追いかけるのは悪いことではないと思いますが、実際の影響がどれくらいなのかがC値を1.0を切っている3つのグループに分けたとして違いがあるのか教えてください。
【回答】
弊社では、全棟必ず気密測定をさせていただいております。1.0以下を目指して施工しています。この1.0以下といった数値は、第三種換気という換気システムで、空気が計画通り回るように設定された基準の数値です。
まず、C値1.0と0.5を比べると、少し変わってくると思っています。これは、気密の値が高くなってくると、家の中に気流が発生するケースがあるからです。その気流が発生してしまうと、C値が良くても、断熱性能はよくありません。
そして、C値0.5と0.2を比べてみると、ほぼ変わらないと思います。家の性能部分にこだわって建てたいならば、0.5以下を目指すのもいいと思いますが、そこにかかるコストだったりを考えると・・・。もちろん、コストも何もかからず結果的に0.2という数値が出たらラッキーぐらいの話。
それに、C値だけで家の性能を判断するのは、そもそも間違いです。
C値だけの話をすると、まずは1.0という数値を目安に計画していただければと思います。