何度でも書き直す設計士について考えた
こんにちは、クオホーム本田です。
ご質問がありましたので、それについてお答えしていきたいと思います。
【ご質問】
何度でも間取りを考えますという営業と、人手が少ないのでできれば2、3回までだと嬉しいと正直に言ってくれる営業と、後々どちらがいい仕事をすると思われますか。
【回答】
何回も聞くということはヒアリング能力が欠けているか、提案に理念が無い。人手が少ないからと回数を言い切ってしまうのもどうかと思います。
はっきり言って、どっちもどっち。
まず、どちらの会社も、間取りを描いているのはたぶん営業さん。設計士が特別にいらっしゃるわけではなく、お金の話や住宅ローンの話をされる営業が、そのまま間取りを描くパターンなのかなと。
何度でも描くのは別に悪い事ではないと思いますが、ヒアリング能力が若干欠けているのかなとか、提案に理念が無いのかなと思ってしまいます。
いつかは満足のいくプランが出てくるのかもしれませんが、お客様の要望が満たされたプランが出てくるのは遠い先かもしれませんね。
反対に、人手が少ないからできれば書き直すのは2、3回だけだと言われると、結構これも辛いものがあります。
一生に一回の買い物で、人が少ないから2、3回までなんて言われて、萎えませんか?その辺を正直に言っちゃう営業さんもどうなのかと思ってしまいます。
設計に費やす時間ですが、設計事務所など長いところで、3~4ヶ月以上は軽くかかるんじゃないかなと思います。
弊社でも設計にかける時間は大体3か月ぐらいまでになっていますので、その時間でどこまでできるのかが勝負ですね。
ですから、質問者さんのおっしゃる2パターンの設計スタイルだけを聞くと、正直どちらも良い仕事をしてくれるとは思えません・・・。