FRPバルコニー防水はメンテナンスが大変

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こんにちは、クオホーム本田です。

ご質問がありましたのでそれについてお答えしていきたいと思います。

FRPバルコニー防水はメンテナンスが大変

【ご質問】

今、図面作成段階なのですが、ベランダを無くそうかと思っています。

正直布団干すぐらいしか使い道が無く、それなら庭に布団干しを買って干す方が良いかなと。

基礎設計に影響するなら早めに決めたいのですが、後々でも変更可能ですか。

 

【回答】

もちろん設計に影響しますので、早めに決めて連絡してあげてください。

 

家を考えた時に、主婦の方が気になる部分でもある洗濯物を干すスペース。ベランダやバルコニーが欲しいとおっしゃる方も多い。

しかし、弊社の方でベランダを付けるケースは、今のところ非常に少ないです。

何故かといいますと、メンテナンスや手入れが大変だったり、後々の修繕費が結構かかってくるのをお伝えしているからです。

バルコニーのFRP防水はメンテナンスが大変

通常のバルコニーの床の仕上げというのは、FRPという樹脂防水加工になっているケースが多いんです。

樹脂防水というのは、特に屋根がかかっていないバルコニーの場合、日が直接当たってしまい紫外線の影響を受けやすいので、5年から10年ぐらいの間にFRPの樹脂が劣化していきます。

FRP樹脂が劣化すると、雨漏りの原因になったりしますので、修繕が必要となってきます。

修繕するとなると、当然費用が発生。5万~10万の修繕費用がかかってきます。

このように、バルコニー自体がメンテナンスのかかる場所になるので、設計上あまりお薦めはしておりません。

 

じゃあ洗濯物をどこに干すのか。

洗濯して濡れた服をカゴに入れて、2階に持って上がるのって動線的に考えても、
結構負担になりませんか?

 

ですから、洗濯機が1階にあるなら、1階の庭に干すのが一番楽!

もし、どうしても庭に干すスペースが取れない場合は、次に1階のインナーテラスや室内に干せる方法を考えてみましょう。

yahoojapan不動産より引用

1階にそんな場所が取れない!といった場合は、2階のホール部分。

Roomclipより引用

階段周りの吹き抜けの部分だったり、フリースペース等の開けた部分に物干しスペースを設置すると、風が通りやすく洗濯物も乾きやすい。
それもどーうしても無理な場合に、そこでやっとバルコニーを付けるという選択肢が出てくるのかなと思います。

バルコニーが設計上は不要なケースが多い?

何度も言いますが、メンテナンスの事を考えるのであれば、バルコニーを極力無くした設計をお願いしましょう。

 

ここまで洗濯物のお話をしてきましたが、じゃあ布団は一体どこに干すのか?
それを解決してくれるのが、布団干しバーという商品。そこに布団を干していただくことが出来ます。

sanwacompanyより引用

バルコニーで布団を干す代わりに、布団干しバーを代用されるほうが、無駄にバルコニーを作って建築コストをあげるよりもいいと思いませんか?

 

バルコニーが本当に要るのかどうか再度検討してみて下さいね。

 

 

動画でも解説しています

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