無垢の柱は強度が弱い?
こんにちは、クオホーム本田です。
ご質問がありましたので、それについてお答えしていきたいと思います。
【ご質問】
ハウスメーカーを止めて予算を抑えて、仕様にお金をかけようと地元北陸の工務店でUA値0.47、ZEH仕様にして新築をしようかと考え中です。
ただ、使用木材が土台120、通し柱150、管柱120、後は105の太さのヒノキ無垢材です。木材は背割り加工をして、背割りプレートで止めてある感じです。この場合、クロスに影響は出ませんか。出荷時含水率は18%以下での出荷と書いてありました。
断熱材は、発泡ウレタン吹き付け、床下はビーズ法ポリスチレンフォームです。
集成材の方が強度、ばらつきがクロスの影響が少ないとよく聞きますがどうでしょうか。
クオホームさんでは素材はどうしていますか。プロのご意見をお聞かせください。お忙しいところすみません。
【回答】
昔は、含水率の高い木材で家を建てていたのでメンテナンスも大変でしたが、最近はまだマシだと聞いています。
確かに、昔は無垢材と集成材とを比べると、将来的に柱の反りが出やすかったのが、無垢材の方でした。しかし、最近は、木を自然乾燥させた材料を構造材で使うケースがほとんどなので、昔ほどは柱の反りも出ないと思っています。
集成材と比べると反りの出る可能性は高いですが、そんなに気にされるところではないのかなと思います。
弊社では、集成材と無垢材、両方使っています。お客様の状況によって使い分けているのですが、やはりどちらも一長一短あります。
最近では、デメリットだと言われてきた部分もだいぶと改善されてきているのも分かっていますので、それぞれの素材の特徴を知った上で、状況によって使い分ける事が大事かなと思います。