反りにくい無垢材はあるのか?

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こんにちは、クオホーム本田です。

ご質問がありましたので、それについてお答えしていきたいと思います。

反りにくい無垢材はあるのか?

【ご質問】

無垢床材の反りを減らす方法を知りたいです。また、反りにくい無垢床材を販売しているところがありましたらご教授ください。

 

【回答】

無垢材は反るものです。少しでも反りにくいのを選ぶなら広葉樹を選ぶ、厚みのある材を選ぶことです。

 

最近、こういった質問をよくいただきます。

 

無垢フローリング(無垢床)というのは、木そのものをフローリングの形にしたものです。
その他に、合板フローリングというのが、一番多く使われている素材ですが、
ベニヤ板の表面に木目のシールを貼りコーティングしたものや0.3mmほどの薄い木を貼り付けたものがあります。

 

弊社で最近よく使っているのが、無垢フローリングなのですが、お客様にもそういったデメリットはお話するようにしています。しかし、反りやすいと言われている無垢フローリングの中にも若干反りにくい材料もあるにはあります。

 

では、どういったものを選んだらいいのでしょうか。

無垢材には広葉樹と針葉樹がある

無垢材を大きく分けると2種類あります。針葉樹と広葉樹、この2つに分かれます。


針葉樹は、柔らかく加工性に優れた木です。針葉樹の中でも皆さんがよく耳にするのが、杉やパイン。ヒノキも針葉樹です。こちらは、広葉樹に比べると反りやすい素材といえます。
しかし、この針葉樹は、柔らかい分空気を多く含み暖かみがあり、肌触りもよいので、とても心地良い空間にしてくれます。

広葉樹の方が反りにくい?

そして、もうひとつが反りにくい素材である広葉樹。
よく知られているのが、樺(カバ)、オーク、楢(ナラ)、ウォールナット、メイプルと言われる木です。
広葉樹の材料は、針葉樹に比べると表面が硬くなっているので、どちらかというと反りにくい素材になります。

 

しかし、比べると、です。絶対に反らないわけではありません。基本的に、無垢材は反るもんだという事を知っておいて下さいね。

 

踏んだ感触はどうかというと、針葉樹と比べると硬いので、ちょっと感触は変わってくるのかなと思います。広葉樹のメリットとしては、針葉樹と比べると反りにくいのと、表面が硬いので傷がつきにくいです。しかし、傷がつきにくいからと言って、重いものを落として大きくへこましてしまうと、それはなかなか直りません。

針葉樹は小さな凹みは修復可能だったりします

逆に、針葉樹は、小さなへこみ傷だったら修復する事が可能です。

 

浅い傷の場合は、しっかり濡らしたティッシュをその部分置いておくと、木が膨らんで傷を目立たなくしてくれます。傷が目立っている場合やもっと素早く修復したい場合は、傷部分に直接水を吹きかけてから濡れた布巾を当てて、その上からアイロンを当てていただくと、だいぶ目立たなくなります。
ですから、メンテナンスがしやすいのは、どちらかというと針葉樹かもしれませんね。

 

修復している様子は、他の動画で上げておりますので、また良かったらチェックしてみて下さいね。

 


 

あともうひとつご質問。

【ご質問】

無垢材の厚みを上げたら反りにくくなりますか?といったご質問もよくいただきます。

 

【回答】

一般的に使われている無垢フローリングの厚さは15mm程度です。この厚みを30mm上げると反りの心配は少なくなりますが、その分、かなりお値段が上がります。

 

踏んだ感触が実際どうなのかというと、残念ながら、私には違いは分かりません。
(木の家が好きな方に言わせると、踏んだ感触がもしかしたら分かるのかもしれませんが)
そして、厚みが30ミリになると、板の幅もその分広くなり、幅の狭い板より見た目も少し豪華に見えます。

 

無垢フローリングにご興味のある方は、施工会社等にサンプルをお願いして頂いて、そちらで確認したり、今現在住んでらっしゃる家を見せてもらう方がいいかもしれませんね。

 

 

動画でも「反りにくい無垢床材」を解説しています

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