雨樋はつけたくない
こんにちは、クオホーム本田です。
ご質問がありましたので、それについてお答えしていきたいと思います。
【ご質問】
雨樋ってやっぱりあったほうがいいですか。
最近は無い家の方が多いですか。
雨樋無しなら軒先をどれだけ出すなどありますか。教えてください。
【回答】
ただその下の地面の仕上げに気を付けましょう。
最近、雨樋を付けないお家も結構増えてきています。
有名建築家さんなど、雨樋というのは外観上あまり格好の良い物ではないので、できれば付けたくないと言われる方が結構いらっしゃいます。
ただ、機能性を考えるとなかなか付けない訳にはいかないのが現実・・。
最近はシャープな雨樋を付ける傾向にあります。
じゃあ逆に付けなくてもいいのか?
はい、いいんです。
別に付けないといけないという法律は無いので、付けなくても大丈夫です。
軒先から雨が落ちてくる様、雨垂れがカーテンのように見えて、それはそれでいいのかなと思います。
しかし、実際に雨樋を付けないとなると、どうなるでしょう。
屋根の部分って、面積が大きいですよね。
家の一番大きい面積が屋根面積なので、そこに雨樋を付けないとなると、雨がそのまま落ちてくることに・・。
例えば、100坪の土地に30坪の家を建てて雨樋を付けないなら、自分の家にしか迷惑がかからないので良いと思います。
しかし、40坪の土地に、敷地いっぱいに家を建てて雨樋を付けずにいると、隣の家に雨が飛んでしまう可能性もあります。
ですから、その辺は隣地との境界の兼ね合いや間隔も踏まえてから、雨樋を付けるか付けないかを検討してみましょう。
さて、基本的に、雨樋は2階の大屋根の下部分に付けるケースがほとんどです。
付けないとすると、下屋(げや)はどうでしょう。
下屋(げや)は、1階部分の屋根です。
1階部分が少し大きな、こんなお家↓。
住宅総合研究所HPより引用
この1階部分の屋根は、面積もそんなに大きくないので、場所によっては雨樋を付けないケースもあります。
例えば、玄関前やデザイン上雨樋を付けると、縦のラインの雨樋がデザイン上邪魔になったりもします。そういった場合は、そもそも雨樋無しの場合も結構あります。
ただ、雨樋を付けない場合は、雨が何のクッションもなく下に落ちてしまうので、下が土だったとすると、泥が跳ねて基礎が汚れたり、玄関周りが泥跳ねで汚れてしまいます。ですから、下は砂利やコンクリートにして、泥が跳ねないような仕上げをされた方が良いと思います。
ちなみに、弊社のモデルハウスは、玄関のところに雨樋は付けておりません。
これは、デザイン的な部分を考慮しているからです。
実際、雨樋を気にされている方自体も少ないのではないでしょうか。
今度は、雨樋も含めてお家を見ていただくと、面白い見方が出来るんじゃないかなと思いますよ。