同時給排気型レンジフードは必須?

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こんにちは、クオホーム本田です。

ご質問がありましたので、それについてお答えしていきたいと思います。

 

【ご質問】

いつも参考にさせていただいております。

今、地元工務店さんで高気密・高断熱の新築をお願いしております。

レンジフードについてなのですが同時吸排を薦められていますがどうですか。

気密、断熱共に同時吸排を採用するメリット、デメリットを教えていただきたいです。

 

【回答】

第1種換気の場合は同時吸排をおすすめします。もちろん、気密が取れている前提ですが。しかし、フードの値段は上がります。

 

 

住宅の換気システムは、第1種換気と第3種換気、大体この2パターンがよく使われています。

第1種換気の場合、レンジフードを同時吸排にしておかないと、家の中が負圧になったりすることがあるんです。

キッチンの換気扇を動かした時に、お風呂や洗面所から余計な空気を家の中に取り込んでしまうという現象が起こってしまうんです。

もちろん、これは家の中の気密がしっかり取れている前提でのお話です。

 

家の中の気密が取れていない状態だと、レンジフードを回して他の部屋から空気を吸い込んでしまうような事は起こりませんが、

高気密のお家になってくると、キッチンのレンジフードを動かすと本来は吐き出すはずのお風呂や洗面所から、空気が逆流して家の中に入ってくるというような現象が起こりやすいんです。

 

それらを防ぐためにどうするかというと・・・。

まず、レンジフードによって汚れた空気を外に出しますよね。その空気を出すと同時に中にきれいな空気を取り入れるという同時吸排システムを取り入れたグレードの換気扇を使用するのです。

これはダクト式換気、ダクトレス換気、どちらでも共通の話です。

 

同時吸排のレンジフードは、一般的なものと比べると値段も少し割高になります。予算が合わない方は、キッチンの周りの壁に、換気扇の穴をもう一つ開けておくことで、そこから空気が吸えるような状態にしておくのがいいんじゃないかなと思います。

高気密なお家で、且つ、第1種換気の場合は、できる限り同時給排をお薦めしています。

一度検討されてみてはいかがでしょうか。

 

 

動画でも解説しています

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