おすすめの台風対策8選!家でできることや備えておくべき非常品を徹底解説

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日本は毎年台風被害が増えており、家でできる台風対策を実施しておく必要があります。

台風の被害を受けると、窓ガラスや壁の破損、停電・漏水などさまざまな被害が生じます。

家の破損を防ぎ台風被害を予防するために、家でできる対策や備えておくべき非常品を用意しておきましょう。

この記事では、おすすめの台風対策を8つ紹介します。日頃から実施しておくべき対策と、台風発生時に実施すべき対策を併せて紹介しますので、家を守るために台風対策を徹底しておきましょう。

台風の発生状況

台風対策を実施するためには、まず台風の発生状況を把握しておきましょう。

日本は台風の通り道に面している島国なので、台風対策が必要不可欠です。日本の台風発生状況を把握して、対策をしておきましょう。

日本の台風発生傾向は、次の通りです。

  • 年間平均25件発生
  • 秋に発生しやすい
  • 沖縄が最も発生しやすい

それぞれの傾向について解説しますので、台風に関する知識を深めておきましょう。

年間平均25件発生

日本で2011年〜2022年間の12年間で、年間の平均発生件数は25.6件でした。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間
2022 2 2 2 5 7 5 1 1 25
2021 1 1 1 2 3 4 4 4 1 1 22
2020 1 1 8 3 6 3 1 23
2019 1 1 1 4 5 6 4 6 1 29
2018 1 1 1 4 5 9 4 1 3 29
2017 1 1 8 6 3 3 3 2 27
2016 4 7 7 4 3 1 26
2015 1 1 2 1 2 2 3 4 5 4 1 1 27
2014 2 1 2 2 5 1 5 2 1 2 23
2013 1 1 4 3 6 8 6 2 31
2012 1 1 4 4 5 3 5 1 1 25
2011 2 3 4 3 7 1 1 21

引用元|気象庁:台風の発生数[協定世界時基準](2022年までの確定値と2023年の速報値)

年間で平均25件も台風が発生していることをふまえると、 台風対策を実施すべきです。

秋に発生しやすい

気象庁のデータから見ると、台風は秋に発生しやすい傾向があります。主に8〜10月ごろに発生件数が増加する傾向があり、夏〜秋にかけて台風被害が増えやすいです。

そのため台風対策は夏までを目処に実施しておき、秋ごろに発生する台風に備える必要があります。

沖縄が最も発生しやすい

台風は、日本で沖縄が最も発生しやすいです。

1991年~2020年の30年平均を見てみると、沖縄が最も台風発生率が高く、九州地方が台風発生率が高い傾向が判明しました。

地域 年間平均発生件数
沖縄地方 7.7
奄美地方 4.3
九州南部地方 3.9
九州北部地方 3.8
四国地方 3.3
中国地方 3.0
近畿地方 3.4
東海地方 3.5
北陸地方 2.8
関東地方、甲信地方 3.3
伊豆諸島、小笠原諸島 5.4
東北地方 2.7
北海道地方 1.9

引用元|気象庁:台風の平年値
沖縄地方での発生件数が最も多く、四国や中国地方に近寄るほど、台風接近数の平年値が低くなります。

北東に行くほど台風発生件数は低くなりますが、伊豆諸島・小笠原諸島のみ台風発生件数が多い傾向です。

日頃からしておくべき台風対策3選

台風対策には「日頃からしておくべき対策」と「台風当日にするべき対策」の2種類があります。日頃からしておくべき台風対策は、次の通りです。

  • 非常用持ち出しバッグを用意する
  • 避難場所を確認する
  • 防災気象情報を確認する

台風被害の多い夏〜秋に向けて、日頃から台風対策をしておきましょう。

非常用持ち出しバッグを用意する

日頃からしておくべき台風対策として、非常用持ち出しバッグを用意しておきましょう。

非常用持ち出しバッグを用意しておくと、災害時に速やかな避難ができます。断水や停電が起きても、しばらくは生活ができる蓄えを非常用持ち出しバックに用意しておきましょう。

非常用持ち出しバッグに入れておくべきアイテムは、次の通りです。

  • 飲料水
  • 食料品
  • 貴重品(印鑑・通帳・現金・健康保険証)
  • 衣類
  • 洗面用具
  • 常備薬
  • モバイル充電器
  • 懐中電灯
  • 救急薬品
飲料水や食料品は賞味期限を確認して、定期的に詰め替えておきましょう。

また貴重品となる印鑑・通帳・現金・健康保険証があれば、災害時にも身分証明・資金調達ができます。

モバイル充電器や懐中電灯・常備薬などの備えがあれば、避難先でも不便を軽減して生活を送れます。

いつ台風などの災害で避難する事態に陥っても、困らないように非常用持ち出しバッグを用意しておきましょう。

避難場所を確認する

日頃からしておくべき台風対策として、学校や公民館など近隣の避難場所を確認しておいてください。

台風被害が拡大した際に、迅速に避難ができるよう日頃から避難場所を確認しておくと安心です。

自宅からの避難経路を確認するために、市区町村が公表している「ハザードマップ」で危険箇所を把握しておきましょう。

家族がいる方は、日頃から災害時の連絡手段や集合場所を決めておくと、台風被害が生じた際にもスムーズに行動ができます。

防災気象情報を確認する

日頃からして防災気象情報を確認しておくと、台風被害について対策がしやすいです。

気象庁や自治体が公表する 「台風情報」や「警報・注意報」を確認しておくと、台風の対策がしやすく被害を軽減できます。

TVやラジオ・ネットからも防災気象情報を確認できるため、日頃からチェックしておきましょう。

台風発生時に実施すべき対策5選

台風被害を軽減するために、日頃からしておくべき対策と併せて発生当日に実施すべき対策を実行しましょう。

台風発生時に実施すべき対策は、次の通りです。

  • 窓ガラスを養生・補強する
  • 生活水を確保する
  • 風で物が飛ばされないよう固定・補強する
  • 停電に備える
  • むやみに外出しない

それぞれの対策を実施することで、台風被害を軽減できます。台風が迫ってくる当日には、それぞれの対策を実践してください。

窓ガラスを養生・補強する

台風発生時の対策として、窓ガラスに養生テープを貼ったり・補強をしたりする方法もあります。

台風被害として強風による風圧で窓ガラスが割れたり、飛来物が窓に衝突して窓ガラスが割れたりすると危険です。

窓ガラスを養生テープで保護しておくことで、強風や飛来物によって窓ガラスの飛散を防げます。

生活水を確保する

台風発生時の対策として、生活水を確保しておきましょう。

台風の被害によっては、水道管が破損して断水する可能性があります。生活水さえ確保しておけば、断水してもしばらくの間は自宅から出られなくても安心です。

風呂場の浴槽に水を貯めておくことで、断水した際にも生活水を確保できます。

台風が発生する当日には、生活水を確保するための工夫を施しましょう。

風で物が飛ばされないよう固定・補強する

台風が発生する当日には、風で物が飛ばされないよう固定・補強しておきましょう。

強風で家の外にある物が飛ばされれば、自宅や近隣の家屋に飛んで行き被害を発生させる可能性があります。

家の外にある植木鉢や自転車などの飛ばされてはいけない物は、家の中に格納したり固定したりと対策しておきましょう。

自転車の場合は立てかけているより、事前に横に倒しておくと飛ばされるリスクを軽減できます。

台風で飛ばされそうな物があれば固定や補強をして、被害が生じないように対策しておいてください。

停電に備える

台風が発生する際には、停電に備えた対策をしておきましょう。

停電してもしばらくは生活・情報収取ができるように、懐中電灯・携帯ラジオ・モバイルバッテリーなどを用意しておいてください。

特に携帯電話(スマートフォン)は、連絡手段や情報収集をするために必要な媒体です。台風が直撃する前に、スマホの充電を満タンにしてモバイルバッテリーの充電も満タンにしておきましょう

むやみに外出しない

台風発生時の対策として、むやみに外出しないことが重要です。

避難警報が出ている場合を除いて、外出すると突風や土砂崩れ・津波の被害を受ける可能性があります。

ただし避難警報が出ている場合は、自宅が津波や土砂崩れの被害範囲に入っているため、台風が近づく前に避難しておくことが大切です。

風の強さ別に発生する台風被害

風の強さによって、生じる台風被害の度合いが変わります。どの程度の風なら被害が生じるのか事前に知っておけば、台風の強さに応じて対策がしやすくなります。

台風対策の参考として、風の強さ別に発生する被害を「人」と「屋外」への影響から確認しておきましょう。

人への影響

それぞれの風速で風が吹いた場合は、次のように人への影響が生じます。

  • 15〜20m/s
    風に向かって歩けなくなる風速。人によっては転倒する可能性があり、高所作業は極めて危険な状況
  • 20〜25m/s
    何かにつかまっていないと立っていられない風速。飛来物によって負傷する可能性がある状況
  • 25m/s以上
    屋外での行動は極めて危険な風速。外出は極力しない方が良い状況

風速20m/s以上の風が吹く台風では、外出を控えたほうがいい状態です。風速25m/s以上の場合は、屋外での行動は極めて危険な状態なので、外出しないよう注意しましょう。

屋外への影響

それぞれの風速で風が吹いた場合は、次のように屋外への影響が生じます。

  • 15〜20m/s
    電線が鳴り始めて、看板やトタン板が外れ始める風速
  • 20〜25m/s
    細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れる風速。看板が落下したり飛散したりと被害が生じる
  • 25m/s以上
    多くの樹木が倒れる風速。電柱や街灯が倒れ始め、ブロック壁が崩壊するケースもある

風速20m/s以上の風が吹く台風で、木が倒れたり看板が落下したりする風速です。

風速25m/s以上の場合は、電柱や街灯が倒れたりブロック壁崩壊したりするため、屋外に出ないよう注意しましょう。

事前に家の台風対策を実施する方法

台風被害を抑えるために、事前に家で実施すべき対策を実行しましょう。事前に家の耐風索を実施する方法は、次の通りです。

  • 火災保険を見直す
  • 窓ガラスの強度を上げる
  • 家を建てる際に災害対策をしておく

火災保険を見直す

台風による被害を対策する方法として、火災保険を見直しましょう。

台風による強風や大雨で、洪水や高潮・土砂崩れが起きると家に甚大な被害が生じる可能性があります。

台風被害に備える火災保険としては、風災や水災が補償されている保険に入っておくと安心です。

火災保険を見直す際には、補償内容と補償範囲を確認して台風被害に備えましょう。

窓ガラスの強度を上げる

台風対策として、窓ガラスの強度を上げておくと台風による被害を軽減できます。

窓ガラスに養生して強度を上げれば、強風や飛来物でガラスが散乱する被害を防止できます。
さらに窓ガラス自体を防災性能が高い「防災防犯ガラス」に取り替えたり、飛散防止フィルムを貼っておけば、ガラスが散乱せずに安心です。

家の台風対策として、窓ガラスの強度を上げて強風や飛来物に備えましょう。

家を建てる際に災害対策をしておく

家を建てる際に災害対策をしておくと、台風被害を軽減できます。台風による被害が生じにくい家を建てれば、台風が発生した際にも安心して自宅で生活ができます。

次のポイントに注意して家を建てれば、台風による被害を軽減しやすいです。

  • 家を建てる場所のハザードマップ確認
  • 防水性が高い外壁
  • 鉄筋コンクリート造
  • 耐風・防水性能が高い屋根材

ハザードマップを確認して土砂崩れや洪水が起きにくい場所に家を建てれば、台風が来たときの被害を軽減できます。

また防水性が高い外壁や鉄筋コンクリート造の外壁を採用して家を建てれば、台風による強風や大雨に負けない住まいを実現できます。

耐風・防水性能が高い屋根材で家を建てると、台風時に雨漏りが発生するリスクを軽減できて安心です。

長く暮らす住まいを購入する際は、台風や地震などの災害対策をして家を建てましょう。

これから家を建てるなら台風に強い家を考えるのも大切

この記事で紹介した台風対策8選を実施すれば、万が一大きな台風が発生したときでも比較的安心して生活できるでしょう。

しかし、被害が起きてからでは遅いため、台風に強い家を建てるというのも大切です。

屋根、窓ガラス、風の揺れに強いかなど、台風だけでなく地震大国でもある日本に住むのであれば、生涯安心して暮らせる家に住むというのも意識してみてはいかがでしょうか。

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