ルンバで畳はボロボロになる?畳を長持ちさせるコツや劣化を防ぐ対処法を徹底解説!
お掃除ロボットのルンバは、AIテクノロジーによる自動学習と掃除機能によって、日常の掃除を楽にしてくれます。
ルンバは、フローリングやカーペットなど洋室の掃除に適していますが、和室だと「畳がボロボロになるのでは?」と心配する方もいるでしょう。
残念ながら何も考えずそのまま使用し続けると、畳はボロボロになる可能性大です。
この記事では、ルンバで畳がボロボロにならないよう、劣化を防ぐ対処法やどういったルンバを購入すべきかを解説します。
ルンバで畳はボロボロになる?
ルンバなどのお掃除ロボットを購入した際に、和室の畳を掃除ができるのか疑問に思う方も多いです。
ルンバの購入を検討している方や、和室にお掃除ロボットを使うべきか悩んでいる方は、「ルンバで畳はボロボロになるのか?」正しい知識を身に着けておきましょう。
ルンバで畳の掃除は可能
結論からいうと、ルンバで畳の掃除は可能です。
ルンバはフローリングやカーペットの上を掃除できるように、畳の掃除にも活用できます。
ルンバを販売しているアイロボット社も「ルンバは畳に使用できる」と回答しています。
さらに、ルンバを購入した利用者の中には、「ルンバを購入したことで畳の掃除が楽になった」と和室掃除の負担が軽減された良い口コミも見られました。
「ルンバで畳がボロボロになるのでは?」と心配している方は、ルンバなどのお掃除ロボットは畳の掃除に使用できることを覚えておきましょう。
ささくれや傷みが起きやすい
ルンバで畳の掃除は可能ですが、ささくれや傷みが起きやすいので注意しましょう。
畳の表面は、い草を敷物のように縦横へ織り込んでつくられており、摩擦によってささくれや傷みが起きます。
ルンバは部屋の中をぐるぐる周りながら掃除するため、畳を傷める可能性はあります。
さらに畳のささくれをゴミだと誤認してしまい、ブラシで執拗に摩擦することでさらに傷みを促進してしまうケースもあるため要注意です。
ルンバは畳の掃除に使用できますが、注意しなければ畳をボロボロにする要因になるため対策が必要です。
畳がボロボロになりやすいロボット掃除機の種類
ルンバが畳をボロボロにしてしまうように、ロボット掃除機の種類によっては畳での使用に注意する必要があります。
畳がボロボロになりやすいロボット掃除機の種類は、次の通りです。
- ブラシ付きのロボット掃除機
- ゴミ検知機能付きのロボット掃除機
それぞれの種類を把握して、ロボット掃除機を購入する際の参考にしてください。
ブラシ付きのロボット掃除機
ブラシ付きのロボット掃除機は、畳をボロボロにしやすいです。
ブラシ付きのロボット掃除機は、回転しているブラシを畳にこすりつけて掃き掃除をしながら自動走行するため、畳を傷める可能性があります。
畳は、い草の編み目に沿って掃除する必要がありますが、ブラシ付きのロボット掃除機はい草の編み目を無視して掃除してしまうため、畳がボロボロになってしまいます。
ブラシ付きのロボット掃除機は、畳がボロボロになってしまうため、和室での使用は控えましょう。
ゴミ検知機能付きのロボット掃除機
ゴミ検知機能付きのロボット掃除機は、畳をボロボロにしやすいので要注意です。
ゴミ検知機能は、部屋に落ちている毛くずやゴミを感知して掃除してくれる便利な機能ですが、畳のささくれをゴミだと誤認された場合はボロボロにされます。
ゴミだと勘違いしているため、畳のささくれをしつように吸い取ろうと攻撃するため、すぐに傷んでしまいます。
「ルンバは畳をボロボロにする」という話は、ゴミ検知機能による畳を集中して摩擦する仕組みが関係しているのです。
ルンバで畳がボロボロにならないよう予防する対処法
ルンバのようなお掃除ロボットで和室を掃除すれば、畳がボロボロになる可能性があるため対策が必要です。
ルンバなどのお掃除ロボットで和室を掃除したい場合は、次の畳をボロボロにしないための対処法を実践しましょう。
- 置き畳用のフレームでルンバの侵入を防ぐ
- バーチャルウォールでルンバの侵入を防ぐ
- 床面検知センサー付きのロボット掃除機を活用する
- メインブラシを取り外して使う(機種による)
それぞれの対処法を詳しく解説しますので、お掃除ロボットで畳をボロボロにしないよう予防しましょう。
置き畳用のフレームでルンバの侵入を防ぐ
そもそも畳にルンバを使わないという選択肢。
お掃除ロボットで畳をボロボロにしないための対処法として、置き畳用のフレームでお掃除ロボットの侵入を防ぎましょう。
置き畳用のフレームは、置き畳がズレたりスキマが生じたりするトラブルを防ぐため、置き畳を固定するフレームのことです。
置き畳用のフレームを設置しておけば、ルンバのようなお掃除ロボットが畳に侵入する妨げになり、畳を傷つけられるリスクを予防できます。
置き畳用のフレームでルンバの侵入を防いで、畳は自分で掃除しましょう。
バーチャルウォールでルンバの侵入を防ぐ
こちらもルンバを使わない選択肢。
お掃除ロボットが畳に侵入してボロボロにするリスクを回避するために、バーチャルウォールの設置がおすすめです。
バーチャルウォールとは、赤外線によってルンバなどのお掃除ロボットに「侵入してほしくない場所」を知らせる見えない壁です。
バーチャルウォールを設置すれば、置き畳用のフレームを設置しなくても、お掃除ロボットが畳に侵入してボロボロにするリスクを予防できます。
またルンバの最新機種では、スマートフォンのアプリから侵入してほしくない場所を設定できるため、バーチャルウォールがなくても予防が可能です。
バーチャルウォールやスマートフォンアプリの設定を駆使して、ルンバが畳をボロボロにするリスクを回避しましょう。
床面検知センサー付きのロボット掃除機を活用する
床面検知センサー付きのロボット掃除機を活用すれば、畳をボロボロにするリスクを予防できます。
なぜなら、床面検知センサー付きのロボット掃除機は、掃除する場所がフローリングなのかカーペットなのか、畳なのか種類を自動検知できるからです。
フローリングを掃除する際にはブラシで掃き掃除を行い、カーペットや畳の上を掃除する際には床面を傷つけないようブラシを収納して掃除を行います。
床面それぞれに適した掃除方法を自動的に行ってくれる床面検知センサー付きのお掃除ロボットであれば、畳の上を走行してもささくれや傷みを起こすことなく掃除できます。
メインブラシを取り外して使う(機種による)
畳を掃除するために、ブラシを取り外せる機種を選ぶと良いです。
ルンバが畳を傷つけてしまう要因は、硬いブラシがい草の繊維を破壊して、ささくれを悪化させるからです。
ブラシを取り外せる機種であれば、和室を掃除する時にブラシを外してゴミを吸い取る掃除方法に変更できます。
硬いブラシを使用しなければ、ルンバが畳の上を走行しても傷をつける心配がありません。
ルンバを畳に活用したい方は、ブラシが取り外せるタイプの機種を購入してください。
畳をボロボロにせず長持ちさせるコツ
ルンバやロボット掃除機で畳を掃除する際には、畳をボロボロにしないよう対処法を実行しなければなりません。
さらに畳をより長持ちさせるために、次のコツを実践しましょう。
- 定期的に換気と除湿を行う
- 掃除は掃除機と拭き掃除で行う
- ダニ・カビ対策を行う
- い切れが生じた際には処理しておく
畳はボロボロになると張り替えるコストや手間がかかってしまうため、できるだけ綺麗な状態で長持ちさせることが大切です。
コストを抑えて畳を綺麗に保つために、畳をボロボロにせず長持ちさせるコツを確認しておきましょう。
定期的に換気と除湿を行う
畳を長持ちさせるコツは、定期的に換気と除湿を行うことです。
畳はい草でつくられているため、湿度が高いとダニやカビが発生してしまいます。ダニやカビは畳の劣化を促進する要因となるため、定期的な換気と除湿で対策することが重要です。
換気をする際には、次のような方法が効果的です。
- 定期的に畳のある部屋の窓を開けて換気をする
- 日射条件の良い部屋であれば、カーテンを開けて畳に太陽光を当てる
- 扇風機やサーキュレーターを使って、部屋の換気・除湿を行う
- エアコンの除湿機能を活用して、部屋の湿度を下げる
畳を長持ちさせるために、定期的に換気と除湿を行っておきましょう。
掃除は掃除機と拭き掃除で行う
畳を長持ちさせるために、掃除は掃除機と拭き掃除で行いましょう。
硬いブラシで何度も横断して掃除をすると、畳が傷んでしまいます。
畳を長持ちさせるために、畳の目に沿って掃除機をかけて、拭き掃除は乾拭きで行いましょう。
畳は水分を含むと光沢を失ったりカビやダニが発生したりと、トラブルに発展する可能性があるため、水拭きは原則やめておいてください。
どうしてもジュースや醤油などを畳にこぼして拭き掃除する場合には、乾拭きで水分を拭き取ってから水拭きで余分な汚れを洗い落として、もう一度乾拭きで水分を取り除きましょう。
ダニ・カビ対策を行う
畳を長持ちさせるコツは、ダニ・カビ対策を行うことです。
先ほども紹介した通り、ダニやカビは畳を劣化させる要因となります。そのため、ダニやカビの発生を抑制するために、年に2回ほど畳を天日干ししましょう。
太陽光によって天日干しをすると、畳が乾燥・殺菌されてダニやカビの発生を抑制できます。
ダニやカビは1度発生すると急激に増殖するため、こまめに対策を行って発生を抑制させることが大切です。
畳を長持ちさせるために、天日干しを行ってダニ・カビを抑制しましょう。
い切れが生じた際には処理しておく
畳を長持ちさせるコツとして、畳の繊維が切れてささくれる「い切れ」が生じた場合は、速やかに処理しておきましょう。
い切れを放置しておくと、ほつれた「い草」に引っかかって、余計にい切れを悪化させてしまいます。
い切れが生じた畳にロボット掃除機を使用すると、い草をゴミだと検知してしまい執拗にブラシでこすってしまいます。
結果としてロボット掃除機が畳をボロボロにする事態に発展するため、い切れが生じた際にはハサミで処理しておきましょう。
ルンバで畳をボロボロにしないよう対策しよう!
ルンバで畳がボロボロにならないよう、この記事で紹介した対処法をぜひ参考にしてください。
ルンバなどのロボット掃除機は、掃除を自動で行ってくれる便利な家電です。しかし畳をロボット掃除機で掃除すると、硬いブラシで畳の繊維を破壊してボロボロにしてしまうことがあります。
ルンバなどのロボット掃除機で畳の掃除は可能ですが、ボロボロに傷めないように予防しておくことが重要です。
畳をボロボロにしない対処法として、ブラシを取り外したり床面検知センサーが搭載されていたりするロボット掃除機を購入するのがおすすめです。
もしくは、置き畳用のフレームやバーチャルウォールを活用して、ロボット掃除機が畳へ侵入しないよう対処しましょう。
適切な方法で畳を掃除して、長持ちさせるよう対策することが大切です。