玄関をおしゃれにするコツ|注文住宅で求める要素とアイデアをご紹介
玄関は、帰宅時や外出時に必ず通る家の出入り口です。
家の顔とも呼ばれる玄関をおしゃれにしておくと、家を出入りする際に気分が上がります。また来客があった際にも玄関がおしゃれだと、「おしゃれな家だ」と印象付けられるため、玄関は統一感を持たせておしゃれに見せる工夫が必要です。
そこで本記事では、玄関をおしゃれにするコツを詳しく解説します。玄関をおしゃれに仕上げたいときの注意点をあわせて解説するので、最後まで読んで注文住宅を建てる際の参考にしてください。
玄関をおしゃれにするコツ
玄関をおしゃれにしたい方は、次のコツを意識しておきましょう。
- テイストを統一する
- 収納スペースを確保する
- 植物やアートを飾る
- 照明にこだわる
- 掃除のしやすさを重視する
- 空間を広く見せる
- インテリアや雑貨を置く
- 生活感を隠す
上記のコツを押さえておけば、玄関をおしゃれにレイアウトできます。それぞれのコツを確認して、出入りする度に気分が上がる玄関に仕上げましょう。
テイストを統一する
玄関をおしゃれにするコツは、テイストを統一することです。
インテリアや壁材・照明などのテイストがバラバラでは、統一感がなくゴチャゴチャした印象を与えてしまいます。
同一のテイストで統一することで、玄関をおしゃれな雰囲気に仕上げられます。
玄関に使用できる主なテイストは、次のとおりです。
- 北欧テイスト
- モダンテイスト
- ナチュラルアンティーク
- 和風テイスト
傘立てや収納グッズ・ラグやスリッパなどの雑貨・置物などのインテリアのテイストを統一すれば、まとまりのあるおしゃれな玄関にできます。
収納スペースを確保する
玄関をおしゃれにするコツは、収納スペースを確保することが大切です。
靴や傘・アウターなど物が散乱している玄関は、生活感が見えてしまうため、おしゃれになりづらいです。
特にベビーカーやアウトドアグッズ、折りたたみ自転車を玄関に置いている場合は、玄関が散乱しがち。
十分な収納スペースを確保できれば、物が散乱せずに生活感を隠しておしゃれな玄関に仕上げやすいです。
収納ボックスを設置してもいいですが、次のような収納スペースがあれば、玄関をすっきり片付けられます。
- エントランスクローク
- シューズクローク
- シューズインクローゼット
収納スペースを確保して物を直しておけば、掃除もしやすく常に綺麗な状態を維持できます。
植物やアートを飾る
おしゃれな玄関にしたい場合は、植物やアートを飾るのもいいですね。
玄関に好きな植物やアートを飾れば、家を出入りする際に気分が上がります。お気に入りの絵画や写真・花などを飾って玄関をギャラリーのような雰囲気にすれば、来客があった際の会話のきっかけにもなるためおすすめです。
また玄関ポーチや玄関ホールに、ツリーを植えたり観葉植物を飾ったりすることで、家を華やかな印象に彩れます。
植物の手入れが大変だと感じる場合は、造花やブリザードフラワー・ドライフラワーもおすすめ。
照明にこだわる
玄関をおしゃれにするコツとして、照明も一つのポイント。
光が多く入ると開放的な空間になり、照明を絞ればノスタルジックな雰囲気を演出できます。
照明にこだわる際は、デザインだけで選ばず玄関の広さや高さに合ったものを選ぶことが大切です。
玄関におすすめの照明として、次のようなものがあげられます。
- 天井に取り付けるタイプのシーリングライト
- 天井に埋め込むタイプのダウンライト
- 天井から吊り下げるタイプのペンダントライト
- 機能性を兼ね備えたセンサー付きライト
光加減やデザインだけでなく、インテリアにあわせて照明を選ぶと統一された空間に仕上がり、よりおしゃれな雰囲気を演出できます。
掃除のしやすさを重視する
玄関をおしゃれにするには、掃除のしやすさを重視しなければなりません。
おしゃれな玄関をつくりたい場合、インテリアやレイアウトなど見栄えにこだわってしまいますが、清潔感を重視することが大切です。
掃除のしやすい素材を玄関に使用すれば、常に綺麗な状態に保て、おしゃれな空間を実現できます。
滑りにくさや汚れの落ちやすさから、掃除のしやすい床材として、次のようなものがおすすめです。
- タイル
- モルタル
- 天然石
玄関が汚れていると、おしゃれなインテリアやレイアウトで着飾っても華やかな雰囲気を演出しにくいため、掃除のしやすさを重視しておきましょう。
空間を広く見せる
玄関をおしゃれにするコツは、空間を広く見せることです。
天井を高くしたり照明や天窓を取り入れて明るくしたり、玄関を広く見せるために開放感を演出しましょう。
視界が広がるように高い位置に窓を配置したり、ベージュやホワイトなどの膨張色を使ったり、開放感を増やすための工夫が必要です。
他にもダウンライトや吹き抜けなど開放感を増やる工夫を施して、玄関を広く見せましょう。
インテリアや雑貨を置く
玄関をおしゃれにするコツは、インテリアや雑貨を置くことです。
玄関マットやキーボックス・靴ベラ・姿見鏡などをこだわって、おしゃれなもので揃えれば、玄関をおしゃれにレイアウトできます。
ただし個々のアイテムにこだわるのではなく、玄関全体でテイストを統一して、空間に合うインテリアや雑貨を選ぶことが大切です。
生活感を隠す
玄関をおしゃれにするコツとして、生活感を隠すことが大切です。
掃除道具や靴の手入れグッズなど実用的な生活感を感じるアイテムは隠して、雑貨やお気に入りのスニーカー・アートなど、おしゃれなアイテムを配置しましょう。
収納を活用して生活感のあるアイテムを隠すことで、おしゃれな空間を演出できます。
注文住宅で玄関をおしゃれにするアイデア
注文住宅を建てる際には、玄関の間取りや設計にこだわっておしゃれに仕上げたいものです。
注文住宅で玄関をおしゃれにするアイデアとして、次のようなものがあります。
- 収納力を兼ね備えたシューズインクローク
- 空間を広く見せる吹き抜け
- 雑貨やアートを飾るギャラリースペース
- モダンな雰囲気のL字型土間
- 採光を取り入れる大開口
家の顔となる玄関をおしゃれに仕上げたい方は、上記のアイデアを参考に「どのような雰囲気の玄関にしたいか」を決めてください。
収納力を兼ね備えたシューズインクローク
収納力を兼ね備えたシューズインクロークは、生活感を隠しておしゃれな雰囲気を演出できる玄関のアイデアです。
シューズインクロークに、靴だけでなく掃除用具やアウトドア用品など散乱しやすいアイテムを収納することで、玄関をすっきりと片付けられます。
靴を履いたまま出入りできる収納スペースを玄関に用意すれば、掃除も楽にでき常に綺麗な状態を維持できます。
シューズインクロークをロールスクリーンなどで隠せば、玄関にレイアウトした雑貨やインテリア・アートの存在を引き立たせることが可能です。
玄関の収納力をアップし、おしゃれな空間をつくるために、シューズインクロークを設置しましょう。
空間を広く見せる吹き抜け
注文住宅で玄関をおしゃれに見せたいときには、空間を広く見せる吹き抜けがおすすめです。
吹き抜けがある家はおしゃれな雰囲気を演出しやすく、開放感のある玄関に仕上げられます。
ただし吹き抜けは上階の床面積が減ってしまう構造のため、高い施工コストや居住面積が減る課題が生じてしまいます。設計の際によく相談してください。
雑貨やアートを飾るギャラリースペース
注文住宅で玄関をおしゃれに見せるアイデアとして、雑貨やアートを飾るギャラリースペースにする方法もおすすめです。
シューズボックスの上に雑貨を置いたり、稼働棚にスニーカーなど好きなコレクションを展示したり、ギャラリースペースを設ければおしゃれな玄関に仕上げられます。
テイストを統一して空間に合う雑貨やアートを飾ることで、好きなものに囲まれた玄関で出入りできるためおすすめです。
埋め込み式の棚にインテリアや花瓶を飾って、ダウンライトでライトアップすれば、床面積を使用せず高級感のあるおしゃれな玄関を実現できます。
モダンな雰囲気のL字型土間
モダンな雰囲気のL字型土間は、おしゃれさと生活導線を兼ね備えた玄関にしたい方におすすめのアイデアです。
玄関をL字型の土間にすることで複数の導線が生まれるため、家族や来客とすれ違って行き来しにくい事態を回避できます。
また通路から見えるモダンな雰囲気の土間は、おしゃれな雰囲気を演出できます。
土間部分の間取りによっては、玄関に自転車を置いたりスノーボードやサーフボードを並べたりと、アウトドア用品を飾るギャラリースペースとして活用することが可能です。
採光を取り入れる大開口
注文住宅で玄関をおしゃれにしたいときは、採光を取り入れる大開口を設置しましょう。
大開口を設置すれば玄関から外の景色が見えて、開放的な雰囲気を演出できます。さらに大開口から採光が入れば、玄関を明るく彩り、広く見せる効果が期待できます。
採光を取り入れる大開口を玄関に設置する場合は、玄関から見える位置に中庭を設置したり、外から室内の様子が見えないようプライベートを考慮したりと工夫しましょう。
注文住宅で玄関に求める要素
注文住宅で玄関をおしゃれにしたい場合には、実生活に支障を来さないよう注意しなければなりません。
次の注文住宅で玄関に求める要素を確認して、間取りや設計を工夫しましょう。
- デザイン性
- 収納力
- 実用性
- 生活導線
上記の要素を満たした玄関をつくって、おしゃれな空間を実現しましょう。
デザイン性
玄関は家の顔と言われる場所なので、デザイン性を重視する必要があります。
玄関は、来客を招く際や近所の方との立ち話・宅配便の応対など、さまざまな機会に見られる場所です。
おしゃれな空間に仕上げるために、収納スペースを確保して採用を取り入れたりして、家の顔にふさわしいデザインにしましょう。
収納力
玄関をおしゃれにしたいなら、収納力が重要です。
シューズインクローゼットなど、大容量の収納スペースがあれば、玄関に散乱するものを収納できます。
収納力によって玄関の生活感が変わるため、おしゃれさを求めるなら収納スペースを確保しておくことが大切です。
実用性
玄関はおしゃれさだけでなく、実用性も大切です。日常生活では自分たちが快適に過ごしやすいように設計しておかないと後悔することも。
玄関に全身の身だしなみをチェックする姿見鏡や、靴をスムーズに履くための靴ベラ、帰宅後にコートをかけるハンガーラックなどを用意しておくと便利です。
生活導線
玄関を設計する際には、生活導線を重視しましょう。
日々の生活をイメージして掃除や収納・外出などがしやすい玄関にして、生活導線を確保してください。
土間やインナーガレージを設けておけば、日常生活で便利を感じる機会が多く、快適な生活を送れます。
玄関をおしゃれに仕上げたいときの注意点
玄関をおしゃれに仕上げたいときは、次の注意点を押さえておきましょう。
- ライフスタイルに適した収納を確保する
- 通気性と明るさを確保する
- 事前にテイストを決める
- 掃除のしやすさを意識する
- セキュリティ性を重視する
- 断熱性を重視する
それぞれの注意点を確認して、おしゃれな玄関をつくりましょう。
ライフスタイルに適した収納を確保する
玄関をおしゃれにしたいときの注意点として、ライフスタイルに適した収納を確保することが大切です。
現代だけでなく将来家族が増えることも想定して、世帯住民分の靴やアウトドア用品を収納できるスペースを確保しておきましょう。
子どもが使うものは手の届く高さに収納できるよう配慮し、将来を見据えてバリアフリーに特化した玄関にすると老後の生活がしやすいです。
通気性と明るさを確保する
おしゃれな玄関にする際には、通気性と明るさを確保しておきましょう。
通気性と採光によって結露やカビの発生を防止できるため、風通しが良く採光を取り入れやすい玄関に設計することが大切です。
通気性と明るさを確保した玄関は、開放的に見えるためおしゃれな空間に仕上げやすいです。
事前にテイストを決める
おしゃれな玄関に仕上げたい場合は、事前にテイストを決めておくよう注意してください。
テイストを決めずに玄関の間取りを設計してしまうと、思いどおりのレイアウトを実現できない可能性があります。
また床をタイル貼りにしてから和モダンの玄関にしたいと思っても、床や壁面の材質を変えることが難しいです。
自分好みの玄関に仕上げるために、テイストを決めてからレイアウトのイメージを固めておきましょう。
掃除のしやすさを意識する
おしゃれな玄関にしたいときの注意点として、掃除のしやすさを意識することが大切です。
段差があったり物が多かったりすると、掃除がしにくく玄関を清潔に保てません。
掃除のしやすさを意識して、玄関の仕様や間取りを決めると、綺麗な状態を維持できておしゃれな空間を実現できます。
最近ではお掃除ロボットを活用している人も増えてきていますから、ロボットが掃除しやすいかどうかも意識してみるといいかもしれませんね。
セキュリティ性を重視する
おしゃれな玄関に仕上げたいときの注意点は、セキュリティ性を重視することです。
玄関は家の出入り口になるため、セキュリティ性が低いと空き巣や強盗などの被害にあう可能性が高まります。
玄関の鍵や窓など外からの侵入を防げる、セキュリティ性が高い玄関をつくりましょう。
断熱性を重視する
玄関は外とつながる場所になるため、断熱性を重視することが大切です。
玄関の断熱性が低いと外気温の影響を受けやすいため、玄関が冬に寒く夏には暑くなってしまいます。
さらに玄関から外の熱気や冷気が伝わってしまい、湿気によるカビやダニが発生する要因になるため要注意です。
快適な住環境を維持するために、玄関の断熱性を高めておきましょう。
玄関をおしゃれにしたいなら、注文住宅で理想のマイホームを建てよう!
玄関をおしゃれにしたいなら、注文住宅でデザイン性や収納力・生活導線を工夫して、理想のマイホームを建てましょう。
注文住宅では、広さや窓の位置・素材までこだわれるため、自分好みのテイストに統一したおしゃれな玄関に仕上げやすいです。
採光を取り入れたり吹き抜けをつくったりと、開放感を演出できる設計で玄関をつくれば、おしゃれな空間を実現できます。
この記事で紹介した、おしゃれな玄関をつくるコツとアイデア・注意点を参考に、自分好みの空間をつくりあげましょう。