姫路でパッシブデザインについて考える⑩
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姫路、たつの、太子町でパッシブデザインについて考える工務店です。
さて、今日は前回の続きです。
前回までのブログはこちら
https://quohome.com/story/?cat=26
今回は室内温度差についてです。
室内温度は「冬は２０℃、夏は２７℃程度」を目標設定としました。
基本的に健康面を重視しますので冬場の室温が健康性に大きな影響を与えます。
そこで目標値を温暖化地域では Q値１．９程度を目安とします。
http://www.jtccm.or.jp/library/jtccm/public/mokuji13/1311_kikou.pdf
（引用元：「住宅断熱性再考」近畿大学 岩前篤教授）
そこでQ値1.9からの居室が冬場は１２〜１５℃ぐらいになっていると予想します。
そこから居室の最低室温の目標を１５℃に設定しておきます。
しかし、通常非暖房室（洗面所、トイレなど）はこれよりも低なります。
ヒートショックの観念から「温度差は◯℃以内は大丈夫」とは確定されて
いませんが、色々な参考文献から「温度差５℃以内」と言うのがあります
ので５℃と設定します。
同じような観点から夏場を設定します。
室温は２７℃を目標としながら、
夏場の家の中での熱中症対策を考え３２℃を最高室温の目安にします。
弊社も基本性能の判定はこの温度を設定を基準としています。
次回は冬時期の熱移動と断熱についてです。
