【施工】基礎外断熱と基礎内断熱の違い?メリットデメリットは?
こんにちは、クオホーム本田です。
ご質問がありましたので、それについてお答えしていきたいと思います。
【質問】
基礎断熱と基礎外断熱の違いを教えてください。
といったご質問を頂きました。
基礎断熱とは?
まず、基礎断熱というのは、基礎部分を断熱した状態です。要は、床の裏側部分に断熱材を貼るのではなく、立ち上がっている基礎部分に断熱材を貼ります。それによって、床下を室内という考え方で施工する方法を基礎断熱といいます。
これが基本になっておりますので、それをまず知っといてください。
基礎断熱の中で、断熱材をどこに入れるかによって、ちょっと呼び名が違ってきます。
それが、基礎内断熱と、基礎外断熱です。
この呼び名が一般的なのかどうかは分からないですが、私たちの周りではそういう言い方をしています。
この基礎内断熱と基礎外断熱の違いを、少し解説していきたいと思います。下の図をご参照下さい。
まず基礎にあたるコンクリートの立ち上がりがあります。こちらの外部に、発砲スチロール系の断熱材を貼って施工するのが、基礎外断熱です。
一方、こちらは、基礎の立ち上りの内側に断熱材が貼ってあります。これが、基礎内断熱です。
基礎断熱の方法としては、一般的にこの2つの方法があります。
基礎断熱のリスクについて考える
この時に、まず気を付けていただくのが、シロアリのリスクを考える事です。
基礎断熱をすると、シロアリ被害のリスクがあがると言われています。
では、シロアリの被害を受けないようにするためにはどうすればいいのか。
まず基礎外断熱にする場合は、断熱材自体に防蟻処理されたものを使うのが前提になりますので、それは必ずしてもらってください。
防蟻処理された断熱材はメーカーによって種類がありますので、その辺は各工務店さんに相談していただくのがいいかと思います。
では、基礎内側断熱の場合はどうなのか。断熱材に関しては、防蟻処理されていない物を使用されている会社も結構多いのではないかなと思います。
もちろん防蟻処理された断熱材で施工されるのが一番いいのですが、その辺は、コストとのバランスになるのかな、とも思います。確かに防蟻処理された断熱材を使うと、コストが上がってきます。
その分、普通の断熱材にして、外部に、蟻返しをつけたり、基礎一発打ちという工法で各工務店さんで施工していただいたほうがいいんじゃないかな、と思います。
どちらがいいか悪いかというのは、いろいろあります。
どのようにされるか一長一短ありますので、工務店さんに相談されてみて、しっかりアドバイスを受けられたほうがいいのではないかなという風に思っていますので、また各自で聞いてみてください。