天井高を高くしても家が広く感じるわけではない 他
こんにちは、クオホーム本田です。
ご質問がありましたのでそれについてお答えしていきたいと思います。
【質問】
ウッドワンのワンズキューボについてどう思いますか。ヒントだけでも・・・。
【回答】
ワンズキューボをどう思いますかといった質問ですが、まあいいんじゃないですかという事しか言えません。
まず、施工するのは誰なのか分かりませんが、JWOOD金物工法によって、木造軸組工法で大空間、それでいて3間飛ばしが実現できる工法だと書かれていますし、構造検討して耐震等級3が取れるのであれば、いいんじゃないですかとしか言いようがありません。
ただ、性能的な部分が、この工法の売りなんじゃないかなと思います。
ただ、誰が施工されるかが気になる所ではあります。こういった特殊な工法になると、現場レベルでしっかりされているかどうかが重要なのかなと思います。決してこの工法が悪いとは思いません。
【質問】
屋根の断熱に300ミリのグラスウールと、セルローズファイバーだとどのくらい気温差出ると思いますか。コストが一緒ならセルローズファイバーのほうが良いですか?
【回答】
グラスウールとセルローズファイバーどちらがいいか・・・どっちでもいいのかなと思います。きっちりとした施工が出来て、気密が取れるのであれば、正直どちらでもいいのかなと思います。
セルローズファイバーとグラスウール、硬性のグラスウールを熱伝導率だけで比べてみると、セルローズファイバーが0.040といった数値で、少し性能が落ちます。
ただ、そこまで気温差が出るのかと聞かれると『セルローズにしたからこの家暑いわあ』などとはならないので、セルローズファイバーにしてもグラスウールにしても、しっかりとした施工が出来て、屋根の気密が取れているのであれば、どっちでもいいのかなと思います。
比べるとすると、コストの問題。
一般的にはセルローズファイバーの方が高いと思います。もちろん仕入れ交渉によって価格を抑えている会社もあると思いますので相談してみてください。
【質問】
LDKを広く見せる間取りや形などはありますか。また天井高2.4と2.6だと開放感は大分違いますか。
【回答】
広さの感じ方というのは、感覚的な部分もありますよね。
LDKがまっすぐストーンとしている形の方が広く感じる方もいらっしゃれば、LDKがL型になっている方が広く感じられる方もいらっしゃるので、お答えするのはなかなか難しいです。
一応、デザインのルールとしてよくお話しているのが、横の線。横のラインを極力揃えていく。
例えば窓の高さを揃えたり、家の中にあるカウンターの高さを揃えたり、家具の高さを揃えるような形で横の線を極力揃えていくと、デザイン的には綺麗に見えて落ち着いた空間になります。
あと天井の高さについてですが、2.4mから2.6mになっても、広く感じません。
逆に2.6mにされた場合、リビングからキッチン、リビングからホールの建具、トイレの建具、洗面所の建具、その全ての建具をハイドアにされる等、建具の高さを考えないと広く見えません。
天井高が2.6mの場合、建具の高さが2mだと、扉の上(垂れ壁)が60センチ程おりてくるので、それが圧迫感を感じさせます。ですので、天井高を2.6mにしたからといって家が広く感じるわけではありません。
また、天井高を2.6mにすると、コストも高くなります。当然、中の体積も大きくなるので、冷暖房効率も含めて、全てが悪い方向に進んでいくように思います。
多分質問者さんが理想とされる開放感とはならないと思うので、それだったらさっき言ったような手法で広く見せる工夫を見た目のほうでですね、付けるほうがいいんじゃないかなと思います。
動画でも解説しています。