廻り縁って何のためにあるの?
こんにちは、クオホーム本田です。
ご質問がありましたので、それについてお答えしていきたいと思います。
【ご質問】
いつも勉強させていただいています。
廻り縁はなぜ付けるのでしょうか。ローコストの家の方が多い気がします。よろしくお願いします。
【回答】
壁と天井の隙間を隠すためです。後々のことを考えると、あった方が楽だと思います。
ですが、見た目が気になるので、最近は付けない方の家が増えていると思います。
廻り縁とは何か?
天井と壁のあいだに設ける「見切り縁」の1つです。見切り縁とは、壁・天井など複数の面や最後の仕上げに取り付ける枠のこと。物事に見切りをつけるという言葉があるように、結果をスッキリ納めるという意味が込められています。
この廻り縁の役割を一言でいうと、天井と壁のつなぎ目をキレイに見せるためです。
廻り縁が無かったらどうなのかというと、後の仕上げが大変なんです。
天井と壁のつなぎ目を隙間無く施工しないと、後でクロスを貼る時に隙間ができてしまったりするので、仕事が増えます。きっちりとした施工をしないといけないので、廻り縁が無い方が施工に手間が掛かります。
将来的に天井や壁のクロスが剥がれてしまった時、この廻り縁が隙間を隠してくれるので、メンテナンスの事を考えるとあった方がいいかなと思いますが、デザインを考えると無い方がスッキリ見える。廻り縁の部分がやけに目立ってしまったりする事もあるので、デザインにこだわってらっしゃる会社は、廻り縁をつけない家の方が増えてきてるんじゃないかなと思います。
ローコスト住宅によく見かけるというのは、天井と壁の収まりを細かく気にしなくても大工仕事が終わるからかもしれませんね。