グランドカバーにおすすめの植物9選!選ぶポイント別に3種類ずつご紹介!
ガーデニングをする人にとって、庭の手入れや見栄えは非常に重要です。
そこでグランドカバーを取り入れると、庭一面を緑や花で覆ってのどかな雰囲気を演出できます。
「庭の手入れがめんどくさい」「露出した地面が多くて庭が寂しい」とガーデニングについて悩んでいる方は、グランドカバーの導入を検討してみましょう。
この記事では、グランドカバーにおすすめの植物を9種類ご紹介します。
グランドカバーを取り入れるメリットや手入れの方法もあわせて解説しますので、最後まで読んでガーデニングの参考にしてください。グランドカバーとは?
グランドカバーとは、地面を覆う植物のことです。
芝生のように植物が地面を覆うように広がり、露出した地面を緑で彩ります。花が咲くタイプもあり、好みに応じて華やかなお庭を演出できます。
庭の外観を綺麗に彩るだけでなく、雑草の増殖を防止したり日差しを遮り地面の温度を下げたりと、さまざまな役割を担います。
グランドカバーは庭一面を緑のカーペットで覆えるため、ガーデニングをしている方に注目される植物です。
グランドカバーの魅力について
グランドカバーの導入を検討している方は、グランドカバーの魅力について確認しておきましょう。
グランドカバーの魅力は次の通りです。
- ふまれても潰れない
- 見栄えが良くなる
- 日陰でも育つ
- 雑草が生えにくくなる
- 砂埃や泥はねを抑えられる
- 暑さ対策になる
ふまれても潰れない品種がある
グランドカバーは、高密度な葉や茎の構造によって、人やペットに踏まれても潰れない品種があります。具体的な品種は後述しますので参考にしてください。
弾力性がありふまれても潰れない性質があるグランドカバーは、庭や公園などの歩道や通路でも美しい状態を保ち続けます。
子供やペットがいる家庭では、せっかく育てた植物がボール遊びや足でふまれることによって潰されてしまう可能性があります。
そこでガーデニングにグランドカバーを導入すれば、子供やペットが庭で遊び回っても潰されず美しい景観を保つことが可能です。
見栄えが良くなる
グランドカバーの魅力は、広がりのある繁茂した姿で美しい景観を生み出すことです。
地面を均一に覆って緑のカーペットのように彩り、庭を魅力的な空間へと仕上げられます。
庭に露出した地面や雑草が生えている場合、景観を損ねることになり、ガーデニングにこだわりたい方にとって悩みとなるでしょう。
地面の露出や雑草の増加によってガーデニングが上手くいかない際には、グランドカバーの導入を検討してください。
日陰でも育つ
一部のグランドカバーは日陰にも適応しており、日の当たらない場所でも健康に育つことができます。
ガーデニングにこだわりたくても、建物の位置関係や周辺環境によって日の当たらない場所が生まれてしまいます。
そのため、どうしても日の当たる場所ばかりに花を植えることになり、日陰は寂しい雰囲気になりやすいです。
グランドカバーの中には、建物の影や樹木の下など、通常の植物が育ちにくい場所でも美しい緑を咲かせる植物があります。
庭の日陰部分を美しく彩りたい場合は、日陰でも育つグランドカバーを植えましょう。
雑草が生えにくくなる
グランドカバーが地表を覆い尽くすことにより、土壌への光の侵入を防ぎます。それに伴い、雑草の生育を抑制してガーデニングにかかる手間を軽減することが可能です。
グランドカバーは雑草の生育を抑制するだけでなく、外から飛来する雑草の種が育ちにくい環境を造ってくれます。また、グランドカバー自体が生長し続けるため、地上部の空間を雑草が占めることもありません。
砂埃や泥はねを抑えられる
グランドカバーは地表を覆いつくして、風や水の力による砂埃や泥はねを抑えられます。
地面が乾燥すれば砂埃が発生し、雨に濡れると泥はねが起きてしまいます。そこで、グランドカバーを植えれば、地面を緑のカーペットで覆えるため風や雨の影響を受けにくいです。
グランドカバーを導入することで、砂埃や泥はねを抑制して清潔な環境を維持することができます。
真っ白な外観の家の場合は特に、グランドカバーはおすすめです。
暑さ対策になる
グランドカバーは地表を覆いつくして、地表面の温度上昇を抑えられます。つまり、グランドカバーを導入することで、庭の暑さ対策が可能です。
また、根から吸収した水分を葉から排出する蒸散作用により、周囲の温度を下げる役割があります。
真夏の暑さを少しでも軽減したいなら、グランドカバーを植えて庭を快適な温度にしましょう。
グランドカバーを選ぶ際の3つのポイント
グランドカバーを導入しようと考えても、種類が多く「どれを庭に植えようか」悩んでしまいます。
グランドカバーを選ぶ際は、次の3つのポイントに注意しておきましょう。
- 植える場所の採光を考える
- 成長スピードを確認しておく
- 手入れの容易さを確認しておく
それぞれのポイントを解説しますので、グランドカバーを選ぶ際の参考にしてください。
植える場所の採光を考える
グランドカバーを選ぶ際には、植える場所の採光状況を考えておくことが重要です。
一部のグランドカバーは日陰でも育つものがありますが、多くの植物が育つためには十分な日光を浴びなければなりません。
植える場所の日照時間や影の発生具合を把握し、適切なグランドカバーを選ぶことで、健康的な成長と美しい状態を保てます。グランドカバーを植える場所の採光状況に応じて、日陰で育つものか日向が向いているものを選ぶべきか検討してください。
成長スピードを確認しておく
グランドカバーの成長スピードは品種によって異なるため、どの程度のスピードで成長するか確認しておきましょう。
一部の種類はすぐに成長して地面をしっかりと緑で覆えますが、成長がゆっくりな種類を植えた庭を緑で埋めるまでに時間がかかります。
植える場所やガーデニングの計画に応じて、成長スピードを確認し、広がり方や密度を考慮して適切なグランドカバーを選びましょう。
手入れの容易さを確認しておく
グランドカバーを選ぶ際は、手入れの容易さを確認しておくことが重要です。
選ぶグランドカバーの手入れの容易さは、ガーデニングの管理にかかる手間や時間に直結します。
手入れが難しい種類のグランドカバーを選ぶと、日常のメンテナンスが困難になる可能性があります。
自身の手入れのスキルや費やせる時間に合わせて、手入れの容易さを確認し、管理がしやすいグランドカバーを選択しましょう。
グランドカバーにおすすめの耐久性が強い植物3選
グランドカバーの中には、踏みつけられても潰れずに綺麗な景観を保てる種類があります。
子供やペットに踏みつけられても大丈夫な、グランドカバーにおすすめの耐久性が強い植物は、次の3つです。
- クラピア
- ノンフラワーカモミール
- クロバツメグサ
それぞれの特徴を紹介しますので、耐久性が強い植物を探している方は参考にしてください。
クラピア
クラピアは、グランドカバーとして人気のある植物であり、その耐久性の強さが特徴です。
踏みつけられても潰れにくく、元の形に戻る耐久性を備えているため子供やペットがいる家庭に向いています。
また、乾燥にも強く日照不足の環境でも育てられるため、日陰が覆い庭にもおすすめです。
さらに背が高くならず雑草対策の植物としても人気であり、早く広がる特徴があります。
踏まれても潰れずに葉が小さく綺麗になる特徴があるクラピアは、見栄えの良いグリーンのカーペットを作りたい方におすすめです。
ノンフラワーカモミール
ノンフラワーカモミールは、花を咲かせることなく葉や茎が密に広がります。そのため、踏みつけられても潰れず、しっかりとした緑のカーペットを形成します。
また、ノンフラワーカモミールは耐寒性にも優れており、寒冷地でグランドカバーを導入したい方におすすめです。
薬やフルーツ、甘みなどを連想させる香りが良いノンフラワーカモミールを植えて、美しい緑のカーペットを作りましょう。
クロバツメグサ
クロバツメグサは、小さな丸い葉が密に広がって繁茂する特徴があります。そのため、踏みつけられても潰れず、地面をしっかりと覆うグランドカバーへと成長します。
クロバツメグサは日陰にも強く日照不足の場所でも育ち、乾燥にも強く少ない手入れでも綺麗なグランドカバーを形成可能です。
また、クロバツメクサはブラッククローバーとも呼ばれる植物で、紫がかったダークトーンのクローバーでカーペットを形成します。
白色やピンク色の花を咲かせるクロバツメクサは、耐久性がありながら低メンテナンスで美しい景観を実現できるグランドカバーとしておすすめです。
グランドカバーにおすすめの花が綺麗な植物3選
グランドカバーを植えるなら、美しい花が咲く種類を選びたい方もいるでしょう。庭を綺麗に彩れる、グランドカバーにおすすめの花が綺麗な植物は、次の3つです。
- エボルブルス・ブルーラグーン
- 芝桜
- スーパーアリッサム
綺麗な花を咲かせる植物でグランドカバーを形成して、美しく庭を彩りましょう。
エボルブルス・ブルーラグーン
エボルブルス・ブルーラグーンは、グランドカバーとして人気のある花が美しい植物です。
エボルブルス・ブルーラグーンは、名前の通り美しい青い花を咲かせ、庭や庭園を鮮やかに彩ります。
また、エボルブルス ブルーラグーンは日当たりの良い場所で育ち、耐寒性が高い特徴があります。
そのため、寒冷地で綺麗な花が咲くグランドカバーを育てたい方には、エボルブルス・ブルーラグーンがおすすめです。
芝桜
芝桜は、美しい花とコンパクトな繁茂性が特徴のグランドカバーです。
芝桜は、春に桜に似た綺麗な花を咲かせ、白色やピンク色・青色や紫色などさまざまな色合いを楽しめます。
また、芝桜は常緑タイプの植物で、花が枯れても年中緑を絶やさずグランドカバーを形成します。
耐寒性に優れて日陰にも強く育つ芝桜を育てて、庭先を綺麗な花で彩りましょう。
スーパーアリッサム
スーパーアリッサムは、小さな花が密に咲き乱れる美しいグランドカバーです。スーパーアリッサムは、鮮やかな赤色やピンク色・白色などさまざまな花の色があります。
スーパーアリッサムは耐寒性があり乾燥にも強く、日当たりの良い場所での栽培がおすすめな植物です。
スーパーアリッサムをグランドカバーとして植えれば、開花全盛期の秋と春に小ぶりな花で庭を埋め尽くして見事な景観を実現させるでしょう。
グランドカバーにおすすめの日陰でも育つ植物3選
日陰でも育つ植物を選ぶと、日光が当たらない場所でも綺麗なグランドカバーを形成できます。グランドカバーにおすすめの日陰でも育つ植物は、次の3つです。
ディコンドラ・エメラルドフォールズ
玉竜
アップルミント
庭の日当たりが良くない場所にグランドカバーを植えたい方は、日陰でも育つおすすめ植物を確認しておきましょう。
ディコンドラ・エメラルドフォールズ
ディコンドラ・エメラルドフォールズは、日陰でも美しく成長するグランドカバーとしておすすめの植物です。
丸い緑の葉が可愛らしく、地面をびっしりと覆って緑のカーペットを形成します。
ディコンドラ・エメラルドフォールズは日陰の庭や庭園での栽培に適しており、グランドカバーとして活用するだけでなく、鉢植えでしだれさせるガーデニング手法もおすすめです。
ディコンドラ・エメラルドフォールズは耐寒性があるため、寒冷地でグランドカバーを育てたい方にも向いています。
玉竜
玉竜は、日陰で美しい葉の繁茂を見せるグランドカバーです。葉は光沢があり、春には白い花を咲かせ秋には紫色の実がなります。
また、玉竜は日陰や半日陰の環境だけでなく、湿度の高い場所でも育つ植物です。
常緑タイプの植物なので年中庭を緑で覆い尽くし、豪華な緑のカーペットを作り出します。
似たものに「リュウノヒゲ」がありますが、リュウノヒゲを小さく品種改良したものが玉竜です。
アップルミント
アップルミントは、爽やかな香りと美しい葉が魅力的なグランドカバーです。日陰の環境でもスクスクと成長し、葉の繁茂によって緑のカーペットを形成します。
夏には白色やピンク色の花を咲かせて、庭を綺麗に彩るグランドカバーとなるでしょう。
庭の日陰エリアを鮮やかな緑と爽やかな香りで覆いつくしたい方は、アップルミントを選びましょう。
食用にもできますし、ハーブティーにも使えます。自分好みのグランドカバーを購入して庭を彩ろう!
庭を華やかにしたい、おしゃれにしたいと思っているなら、グランドカバーを取り入れてみてはいかがでしょうか。
グランドカバーは、踏まれても潰れない種類や日陰でも育つ種類、綺麗な花を咲かせる種類などさまざまです。
植える場所の日当たりや、植物の成長スピードや手入れの手間などを確認して、自分にあったグランドカバーを育ててみてください。
美しいガーデニングにより、家の外観がさらに美しく変化するのを楽しんでください。
グランドカバーについて動画でも確認しておきましょう。
先輩工務店のオーガニックスタジオ新潟相模社長が下草の管理を語ってくれていますので一緒にみておきましょう♪
【引用】vol.42 グランドカバーのコツ!下草と雑草の管理方法/「家づくりの知識」 オガスタ新潟の社長チャンネル 相模稔