【タイプ別】グランドカバーおすすめ10選|常緑植物でお庭をデザイン
庭のデザインについて考えるクオホームの本田です。
お庭は土のままにしておくと雑草が生えるし見た目が悪くなります。草むしりの手間もかかりますね。
庭を可愛くしたいなら、グランドカバーがおすすめです。
庭を緑で埋め尽くすグランドカバーの中でも、常緑タイプのものを選べば少ない手入れで年中綺麗な景観を楽しめます。
綺麗な花が咲くグランドカバーを設置すれば庭中を綺麗な花で埋め尽くし、庭の露出したスペースを緑で覆ってくれます。
しかし、常緑タイプのグランドカバーを選ばなければ、季節によっては緑がなくなることもあるので要注意です。
そこで、今回はグランドカバーの中でも常緑タイプの植物を10種類ご紹介します。
グランドカバーの導入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで自分好みの庭にガーデニングしてみましょう。
常緑タイプのグランドカバーとは?
常緑タイプのグランドカバーとは、年中草が枯れない植物のことです。
グランドカバーにする植物でも、耐寒性に弱いものを選ぶと冬に草が枯れて地面が露出してしまいます。
そこで、常緑タイプのグランドカバーを設置すれば、冬にも草が枯れることなく年中緑のカーペットを庭に実現できます。
寒い冬や早春の時期でも緑の景観を楽しめる常緑タイプのグランドカバーは、耐寒性があり厳しい環境でも枯れない種類が多いです。
そのため、手入れもしやすく初めてグランドカバーを導入したい方でも、気軽に育てられます。
また、常緑タイプのグランドカバーと他の植物をあわせて植えることで、庭を美しくデザインすることができます。
地面を緑のカーペットで覆いたいなら、常緑タイプのグランドカバーがおすすめです。
グランドカバーの種類について
グランドカバーには、常緑タイプ以外にもさまざまな種類があり、大きく分けると次の4種類です。
- 耐陰性が強いタイプ
- 常緑タイプ
- 多年草タイプ
- ハーブタイプ
それぞれの種類の特徴を解説しますので、自分の希望にあったグランドカバーを選びましょう。
耐陰性が強いタイプ
耐陰性が強いタイプのグランドカバーは、日陰や半日陰の環境でも健康的に成長します。
多くのグランドカバーは日光が当たる場所で成長するため、日陰や半日陰では満足に育ちません。
しかし、耐陰性が強いタイプのグランドカバーを植えれば、日光が限られている場所でも十分な光合成を行い、地面をしっかりと覆う緑のカーペットへと成長します。
特に周囲に高い建物があったり庭が狭く近隣受託が密集したりと、日当たりが悪い家では満足に植物を育てられないかもしれません。
どうしても日光が当たりにくい場所にグランドカバーを植える際は、耐陰性が強いタイプを選びましょう。
- 玉竜(タマリュウ)
- ワイヤープランツ
- アイビー
- ユキノシタ
- ベロニカ・オックスフォードブルー
- ツルニチニチソウ
- ヒメツルソバ
- ツワブキ
- クラピア
- セダム
- ヒューケラ
- ディコンドラ
- ミント
- レモンバーム
- ローズマリー
など
常緑タイプ
常緑タイプのグランドカバーは、一年を通じて緑の葉を保ち続ける植物です。常緑タイプのグランドカバーは冬でも葉を落とさず、美しい緑のカーペットを保ちます。
冬は草が枯れて寂しい庭に常緑タイプのグランドカバーを植えれば、美しい景観を一年中楽しめるのでおすすめです。
グランドカバー選びに悩んだ際は、年中緑を楽しめる常緑タイプを選びましょう。
どのような種類があるかは、このあと本記事内で紹介します。多年草タイプ
多年草タイプのグランドカバーは、一年草ではなく長期間に生存する植物です。
多年草タイプのグランドカバーは、毎年花が枯れて新たな芽を出し、地面を覆って美しい景観を作り出します。
多年草タイプのグランドカバーは、庭の長期的な美化におすすめです。毎年新しい花を植え替えるのではなく、低メンテナンスで美しい景観を保ちたいなら、多年草タイプのグランドカバーを選びましょう。
ハーブタイプ
ハーブタイプのグランドカバーは、芳香や薬効などの特徴を持つ植物です。
ハーブタイプのグランドカバーは地面を緑で覆うだけでなく、香りや風味を楽しめる特徴があります。
また、種類によって防虫効果があり他の植物と一緒に植えることで、虫による被害を抑制できます。
他にも食用のハーブを植えておけば、料理のアクセントとなるハーブを自宅で栽培できて便利です。ハーブティーなんかもいいですね。
ハーブタイプのグランドカバーには、美しい花や綺麗な実をつける種類もあるため、香りだけでなく年中通して美しい景観を楽しめます。
ハーブタイプのグランドカバーは、庭や庭園に自然な香りや彩りをもたらして、癒しの空間を作り出すのに最適です。
耐久性が強い常緑タイプのグランドカバー4選
子供やペットがいる家庭では、ボール遊びやペットに踏まれても潰れない耐久性が強い常緑タイプのグランドカバーがおすすめです。
耐久性が強い常緑タイプのグランドカバーの中でも、おすすめの種類を4つご紹介しますので、ガーデニングの参考にしてください。
- リュウノヒゲ
- ヤブラン
- ディコンドラ
- リシマキア・ヌンムラリア
リュウノヒゲ
リュウノヒゲは、耐久性が強い常緑のグランドカバーです。まるで竜の口ヒゲのように見える特徴的な葉の形状から「リュウノヒゲ」と名前がつけられました。
濃い色の葉を地面から生やして、こんもりと庭を緑で埋め尽くします。リュウノヒゲは日陰や半日陰の環境にも適応し広い範囲をしっかりと緑で覆えるので、地面の露出が気になっている庭におすすめです。
また、乾燥にも強く手入れがしやすいので、初めてグランドカバーを導入したい方にも選びやすい種類です。
リュウノヒゲは、夏には白い花を咲かせて花が朽ちてからは青い実がなるので、年中通して変化を楽しめます。なお似たものに「玉竜(たまりゅう)」がありますが、リュウノヒゲを小さく改良したものが玉竜です。大きさの違いと思ってもらえれば良構いません。
ヤブラン
ヤブランは、常緑のグランドカバーであり耐久性が強い植物です。しなやかで硬い葉は鮮やかな緑色で、初秋に小さな青紫色や白色の花を咲かせ、黒い実がなります。
一年中緑を絶やさないヤブランは、耐久性が強く手入れの手間がかからないため、グランドカバーを始めてみたい初心者の方でも育てやすいです。
なお、ヤブランは陽の当たらない場所でも育ち、日陰の下草や地被植物として利用されることが多いです。
また、乾燥にも比較的強く草丈も低く手入れが簡単なため、庭を緑化するグランドカバーに向いています。
ディコンドラ
ディコンドラは、小さな葉と繊細な茎が特徴的な耐久性が強い常緑タイプのグランドカバーです。
地面を這うように伸びる茎葉が、緑のカーペットのように地面を覆い、美しい景観を作り出します。
また、ディコンドラは冬には葉が傷みますが枯れることなく、毎年春頃から新しい葉を出す多年草タイプのグランドカバーです。
少ない手入れで毎年庭を緑で覆えるディコンドラを植えれば、グランドカバーで美しく庭を彩れます。
リシマキア・ヌンムラリア
リシマキア・ヌンムラリアは、耐久性がありながらも美しい黄色の花を咲かせる常緑タイプのグランドカバーです。
日当たりが良い場所を好むリシマキア・ヌンムラリアは、春に一面を黄色の花で彩り、丸い葉が重なるように生い茂って緑のカーペットを実現させます。
冬には多くの葉が落ちて夏には葉が日焼けして色が悪くなりますが、春と秋には新芽が咲き、四季を通じて庭の景観を楽しめる多年草タイプのグランドカバーでもあります。
花が綺麗な常緑タイプのグランドカバー3選
庭をグランドカバーで覆うなら、綺麗な花が咲く種類を選びたいものです。花が綺麗な常緑タイプのグランドカバーを3つご紹介しますので、グランドカバー選びの参考にしてください。
- クリスマスローズ
- アジュガ
- エリゲロン
クリスマスローズ
クリスマスローズは、冬の花が少ない季節に美しい花を咲かせる常緑タイプのグランドカバーです。
冬から早春にかけて、白色や赤色・ピンク色・緑色・紫色・黄色・アプリコット色など豪華でカラフルな花を咲かせます。
クリスマスローズは日の当たらない場所でも健康に育ち、日陰の庭や木陰に美しいアクセントを加えられます。
また、寒さにも強く寒冷地でもよく育つため、クリスマス時期の庭を綺麗に彩る際に最適なグランドカバーです。
さまざまな種類のクリスマスローズを植えて、庭をカラフルに彩りましょう。
アジュガ
アジュガは、美しい花と独特な葉の形状が特徴の常緑タイプのグランドカバーです。
春になると青紫色やピンク色の鮮やかな花を咲かせます。葉は地を這うよう横に広がり、茎には鮮やかな葉色のバリエーションがあります。
アジュガは日陰や半日陰の環境を好むため、日の当たらない場所を鮮やかに彩ることができます。
また、耐寒性が強く冬でも枯れないため、庭の彩りを長期間楽しめます。縦に伸びる美しく小さい紫色の花が魅力的なアジュガを植えて、庭を鮮やかに彩りましょう。
エリゲロン
エリゲロンは、小さな花がたくさん集まった球状の花序が美しい常緑タイプのグランドカバーです。
花の色は白色やピンク色・黄色・紫色などさまざまで、直立した茎から可愛らしい花が覗きます。
エリゲロンは日陰にも強く、陽の当たる場所では花がより鮮やかに咲きます。
また地面をしっかりと覆い茂って、雑草の生育を抑制してくれる常緑タイプのグランドカバーです。
エリゲロンは、夏頃に花を咲かせることが多いですが、耐寒性があり冬場や寒冷地でもよく育つため、四季を通じて美しい景観を楽しめます。
ハーブが咲く常緑タイプのグランドカバー3選
グランドカバーの中でもハーブが咲く種類を選べば、庭を良い香りで包めます。
景観だけでなくほのかに香るハーブの匂いでリラックスしたい方は、ハーブが咲く常緑タイプのグランドカバーを購入しましょう。
おすすめのハーブが咲く常緑タイプのグランドカバーは、次の3つです。
- ローズマリー
- クリーピングタイム
- クランベリー
ローズマリー
ローズマリーは、香り高いハーブが特徴的な常緑タイプのグランドカバーです。
美しい青緑色の葉と小さな青紫色の花を咲かせ、庭を美しく彩ります。香りが豊かで爽やかなため、庭に芳香をもたらしてフレッシュな気分を演出してくれます。
また、ローズマリーは日照量が豊富な場所を好みますが、一部の品種は日陰でも成長するため育てやすいです。
また、乾燥にも強く手入れがしやすいだけでなく、まっすぐ上に伸びる木立性と横に生い茂っていくほふく性を兼ね備えた植物です。
ローズマリーを育てておけば、グランドカバーとして庭を彩り、料理に活用したり香りを楽しんだりとおしゃれな雰囲気も気軽に楽しめます。
クリーピングタイム
クリーピングタイムはシソ科のハーブで、横に広がる特徴があるため、グランドカバーに向いている常緑タイプの植物です。
鮮やかな緑色の葉が地を這い、小さな白やピンクの花を咲かせます。花期が長く、花の密度も高いため、美しい花のカーペットを形成可能です。
クリーピングタイムは日光や風が当たりやすい場所を好みますが、日陰の場所に植えることができます。
グランドカバーとしての活用方法の他に、花壇の縁取りにクリーピングタイムを活用すると、より庭を華やかにできます。
また手入れがしやすく、初めてグランドカバーに挑戦したい方でも育てやすいハーブの一つです。
クランベリー
クランベリーは、鮮やかな赤色の実が特徴の常緑のグランドカバーです。葉は小さく細かい形状で、花期にはピンク色の花を咲かせますが、秋になる実が最も目を惹きます。
クランベリーは湿地や水辺の環境を好みますが、一部の品種は日陰でも育てることも可能です。
実は食用としても利用され、冷涼地で育てられたクランベリーであれば生食でも美味しく食べられます。
ただし、暖地で育ったクランベリーは成長が悪く、実の味も悪くなるため生食には向いていません。
クランベリーはつる性の果樹なので伸びるように成長する特徴があり、グランドカバーに向いています。
クランベリーは実の甘酸っぱい香りと、鮮やかな赤色が庭のアクセントとなる魅力的なハーブです。
グランドカバーは常緑タイプを選択して年中庭を緑で彩ろう!
グランドカバーはさまざまな種類がありますが、常緑タイプを選ぶことで年中通して庭を緑で彩れます。
緑のカーペットとなるグランドカバーですが、寒さで枯れるタイプの種類を選ぶと冬場の庭が寂しくなります。
耐寒性が強く寒冷地でも葉を枯らさない常緑タイプのグランドカバーであれば、冬に緑を枯らすこともありません。
また、多年草タイプのグランドカバーを選べば、毎年新芽が芽吹くので長期的に緑を楽しめます。
この記事で紹介したおすすめの常緑タイプのグランドカバーから、自分好みの種類を探して庭を緑で彩りましょう。
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