花粉症を室内で発症させないための対策|気をつけるべき5つのポイントもご紹介!
花粉症は、外だけでなく室内でも発症するものです。
「外出していないのにくしゃみが止まらない」「室内にいても花粉症がしんどい」など、室内にいる間の花粉症に悩まされている方は多いです。
花粉症を室内で発症させないためには、花粉の侵入を防ぎ除去する対策が求められます。
花粉症に悩んでいる方は、室内をクリーンな状態にして発症を予防する対策法を把握しておきましょう。
この記事では、花粉症を室内で発症させないための対策について詳しく解説します。外から花粉を侵入させないための対策と、室内で花粉症が発生した際の対策の両方を紹介しますので、最後まで読んで実践しましょう。
花粉症の人が室内で気をつけるべき5つのポイント
花粉症の人が外出する際には、マスクをしたり薬を持ち歩いたりと対策を徹底していることが多いです。
しかし花粉症の人で、室内は安心してしまって何も対策をしていないケースもあるでしょう。
花粉症は、室外だけでなく室内でも発症するものです。そのため、花粉症の方は室内で次のポイントを押さえておきましょう。
- 花粉症は朝に対策する
- 花粉症は夜も発症しやすい
- 花粉が付きにくい衣服を選ぶ
- 花粉が室内に侵入する経路
- 花粉がたまりやすい場所を把握する
それぞれのポイントを押さえておくことで、花粉症を発症させないための対策を実施できます。
花粉症対策として、まずは室内で気をつけるべきポイントを押さえておきましょう。
ポイント1:花粉症は朝に対策する
花粉症は朝に対策することが大切です。夜に落ちた花粉は朝人々が活動をはじめると、空気中に飛散してしまいます。
花粉症は、空気中に飛散している花粉にアレルギー反応を起こすことで発症します。そのため、できるだけ花粉を空気中に飛散させないよう、朝に対策することが大切です。
朝起きたときに鼻水やくしゃみなど鼻炎症状が現れることを「モーニングアタック」と呼び、朝方に花粉症を発症するケースは少なくありません。
夜の寝ている間に花粉は床に落ちるので、花粉症の方は朝に対策を実施しましょう。
ポイント2:花粉症は夜も発症しやすいので要注意
朝の人々が活動するときに発症しやすいですが、実は夜も発症しやすいので要注意です。
夜の人々が寝ているときには花粉が床に落ちますが、帰宅してから夜眠るまでの間は人々が活動しています。
そのため、花粉症は夜の時間帯も発症しやすいので、注意しなければなりません。
そもそも森林で舞った花粉が、昼頃に都市部へ飛散して夕方に地表へ落ちてきます。つまり、人々が仕事や学校から帰宅する夕方から夜にかけて地表に舞っているため、衣服や髪の毛に付着しやすいのです。
そのため、人々が帰宅する夜に室内で花粉症が発症しやすくなる傾向があります。
ポイント3:花粉が付きにくい衣服を選ぶ
花粉症の方は、花粉が付きにくい衣服を選ぶことが大切です。
花粉は静電気によって髪の毛や衣服に付着するため、人々が室内に入ると花粉も一緒に侵入してしまいます。
そのため、花粉が付きにくい衣服を選んで、できるだけ花粉を持ち込まないように対策する必要があります。
特にウールやナイロンなど静電気が起きやすい素材は、花粉症が付きやすい傾向にあるため、注意しなければなりません。
できるだけ静電気を起こしにくい服の組み合わせを考えて、花粉症を対策することが大切です。
ポイント4:花粉が室内に侵入する経路を把握する
花粉症を対策するために、花粉が室内に侵入する経路を把握しましょう。
花粉が室内に侵入する経路として、次のようなルートがあります。
- 玄関や窓を開けた際に花粉が室内に侵入する
- 人々の衣服や髪の毛に付着した花粉が、帰宅時に室内へ侵入する
- 換気扇を作業させた際に給気口から花粉が侵入する
- 外干ししている洗濯物を取り込んだ際に、衣服に付着した花粉が室内に侵入する
このように花粉は洗濯物や衣服・髪の毛に付着して、室内に侵入します。
他にも換気のタイミングで給気口から室内に侵入するケースもあり、対策が必要です。
ポイント5:花粉がたまりやすい場所を把握する
花粉症を対策する際には、花粉がたまりやすい場所を把握することが大切です。花粉がたまりやすい場所を把握しておけば、効果的に対策を実施できます。
室内で花粉がたまりやすい場所は、次の通りです。
- 玄関付近
- 窓周り
- カーテン
- ソファ
- ベッド
- カーペット
- フローリングの溝
主に室外から花粉が侵入する経路付近に、花粉がたまりやすい傾向があります。他にもカーペットやフローリングの溝など、落ちた花粉が繊維の奥や溝に入り込みやすいです。
花粉症がたまりやすい場所を把握して、除去するための対策を実施しましょう。
また下記の記事では、花粉症が家の中だけで発症する際の対策を詳しく解説しています。家の中の花粉を排除する方法も解説していますので、併せて読んでおきましょう。
【関連記事】花粉症が家の中だけで発症する原因とは?花粉を排除する対策法を徹底解説!
花粉症を室内で発症させないための対策
花粉症を室内で発症させないためには、室内の空気をクリーンな状態にしておくことが大切です。
花粉は外から侵入してくるため、室内に花粉を持ち込まない対策が求められます。
花粉症を室内で発症させないために、次の対策を実施しましょう。
- 24時間換気フィルターを見直す
- 窓にレースカーテンを取り付ける
- 洗濯物は室内で干す
- 室内に入る前に花粉を落とす
それぞれの対策を実施して、室内の空気をクリーンな状態に保ちましょう。
24時間換気フィルターを見直す
花粉症を室内で発症させないための対策として、24時間換気フィルターを見直すことが大切です。
24時間換気システムに取り付けるフィルターを、花粉をキャッチできる厚手のものに替えれば、給気口から侵入する花粉を防止できます。
24時間換気システムは、常に室内と室外の空気を入れ替えて換気を行っているため、花粉が昼夜問わずに入り込む侵入経路です。
花粉の侵入経路を対策するためにも、24時間換気フィルターを見直しましょう。
窓にレースカーテンを取り付ける
花粉症を室内で発症させないための対策として、窓にレースカーテンを取り付けることが重要です。
窓にレースカーテンを取り付けることで、外から侵入してくる花粉をキャッチできます。
換気をするためには、窓を開けて空気を入れ替える必要がありますが、どうしても室外から花粉が侵入する経路になってしまいます。
そこで窓を開ける際には、レースカーテンや網戸を活用して花粉をキャッチする対策を実施しましょう。
洗濯物は室内で干す
花粉症を室内で発症させないためには、洗濯物は室内で干すことが重要です。
洗濯物を外干ししていると、衣服に花粉が付着することにより、室内へ花粉が侵入する経路になります。
洗濯物を室内で干せば、衣服に花粉が付着するリスクを軽減して、花粉症を対策できます。
花粉症を対策するために、室内干しや浴室乾燥・乾燥機を活用して、外で洗濯物を干さないよう注意しましょう。
室内に入る前に花粉を落とす
花粉症を室内で発症させないための対策として、室内に入る前に花粉を落とすことが重要です。
衣服や髪の毛に付着した花粉は、住民が帰宅することで室内に持ち込まれます。そのため、帰宅前に衣服や髪の毛に付着した花粉を落とせば、室内で花粉症が発症するリスクを軽減できます。
方法としては手で髪の毛や衣服を叩くだけで、静電気で付着している花粉を落とすことが可能です。
ただしドア付近で花粉を落とすと、ドアを開いたときに室内に侵入する可能性があるため注意しなければなりません。
ドアから少し離れた場所で、髪の毛や衣服についた花粉を落としてから、帰宅するよう徹底してください。
花粉症が室内で発症した時の対策
花粉を室内に侵入させないよう対策しても、室内で花粉症が発症するケースがあります。なぜなら、完全に花粉を室内に侵入させないよう対策することは難しく、微量の花粉でもアレルギー反応が起きてしまうからです。
そのため花粉症が室内で発症した時の対策を把握して、実践する必要があります。花粉症が室内で発症した時の対策は、次の通りです。
- 掃除をして花粉を除去する
- 湿度を上げて花粉を落とす
- 空気清浄機で花粉を除去する
室内で花粉症がひどい時には、それぞれの方法を実践してください。
掃除をして花粉を除去する
室内で花粉症が発症した時には、掃除をして花粉を除去することが大切です。
花粉が室内に舞っている状態では、アレルギー反応を起こして花粉症が発症してしまいます。
どれだけ花粉を室内に持ち込まないよう対策をしても、微量の花粉は侵入してしまいます。
こまめに掃除をして花粉を除去することで、花粉症の症状を緩和することが可能です。
掃除の手順としては、いきなり掃除機をかけると床に落ちた花粉が空中に舞ってしまうため、まずは拭き掃除から行いましょう。
拭き掃除で床に落ちている花粉を拭き取ってから、掃除機をかけると効率的に花粉を除去できます。
湿度を上げて花粉を落とす
花粉症が室内で発症した時の対策として、湿度を上げて花粉を落としてください。
乾燥した空気では花粉が舞いやすいため、湿度を上げて花粉を落とす必要があります。
加湿器や霧吹きを活用して湿度を上げれば、花粉を床に落として除去しやすくなります。
掃除の前に部屋を加湿して、花粉を落としておきましょう。
空気清浄機で花粉を除去する
花粉が室内で発症した時の対策として、空気清浄機で花粉を除去する方法がおすすめです。
空気清浄機は、汚れた空気を吸収して綺麗な空気に入れ替える機能があり、花粉も一緒に取り込めます。
空気清浄機のフィルターに花粉を取り込むことで、空気中に舞っている花粉を除去して、花粉症の症状を緩和できます。
花粉症がひどい時には、空気清浄機をフル活用してクリーンな空気を維持しましょう。
高気密住宅に住めば花粉症を対策できる
花粉症を室内で発症させないためには、住宅の気密性が重要です。家のスキマが少ない高気密住宅に住めば、室内で花粉症が発症するリスクを軽減できます。
高気密住宅は、室外の気温や花粉などの有害物質による影響を防ぎ、快適な室内環境を実現できます。
花粉症に悩んでいる方は、高気密住宅を建てて花粉症対策を行いましょう。
花粉症を室内で発症させない対策を実行しよう!
花粉症を室内で発症させないためには、花粉が侵入しないよう対策することが大切です。
衣服や髪の毛に付着した花粉は帰宅前に落として、換気フィルターを見直して給気口から侵入する花粉を防ぎましょう。
さらに洗濯物を室内で干したり窓にレースカーテンを取り付けたりすれば、花粉の侵入を軽減できます。
しかしどれだけ花粉を侵入させないよう対策をしても、微量の花粉は室内に入り込んでしまいます。
室内で花粉症が発症した時には、湿度を上げて拭き掃除をしてから掃除機をかけて、花粉を除去してください。
空気清浄機を活用すれば、汚れた空気とともに花粉を除去できるため、花粉症の発症を緩和できます。
家全体で花粉症対策を行いたい方は、高気密住宅を建てて花粉の侵入を防いでください。
この記事で紹介した室内での花粉症対策を実践して、室内空間をクリーンな状態に維持しましょう。