花粉症が家の中だけで発症する原因とは?花粉を排除する対策法を徹底解説!

WRITER
この記事を書いている人 - WRITER -

「家に帰るとくしゃみが止まらない」と、家の中だけ花粉症が発生していませんか?

花粉症は外で飛散している花粉にアレルギー反応を起こして、発症するものだと考えている方は少なくありません。
しかし実は花粉症が家の中だけで発症するケースもあり、住宅の花粉症対策が重要です。

そこで本記事では、花粉症が家の中だけで発症する原因と対策について、詳しく解説します。
家の中に花粉を侵入させない対策法と花粉を排除する方法を併せて解説しますので、家に帰るとくしゃみが止まらない事態を防ぐために、最後まで読んでみてください。

花粉症が家の中だけ発症する原因

花粉症は外に出かけた際に発症するイメージが強いですが、「家に帰るとくしゃみが止まらない」方もいるでしょう。

実は家の中だけで花粉症が発症するケースもあり、外だけでなく家に帰ってからも対策が必要です。
花粉症が家の中だけで発症する原因として、次のような要因があります。

  • 衣服や髪の毛に花粉が付着している
  • 換気の際に花粉が侵入する
  • 洗濯物に花粉が付着している
  • 家のスキマから花粉が侵入する

「家に帰るとくしゃみが止まらない」方は、家の中だけ花粉症が発症する原因を把握しておきましょう。

衣服や髪の毛に花粉が付着している

家の中だけ花粉症が発症する原因として、衣服や髪の毛に花粉が付着している可能性があります。

外で飛散している花粉が静電気によって衣服や髪の毛に付着するため、家に帰宅すると室内に花粉を持ち込んでしまいます。

外出時にマスクや薬で花粉症を対策しても、家の中で対策をしていないと衣服や髪の毛に付着した花粉によって症状が出てしまうでしょう。

家の中でくしゃみや涙が止まらない方は、花粉が衣服や髪の毛に付着することを理解しておいてください。

換気の際に花粉が侵入する

家の中で花粉症が発症する原因として、換気の際に花粉が侵入しているケースがあります。

換気扇や窓を開けて行う換気は、空気を入れ替える際に花粉を一緒に室内へ取り込んでいる可能性があります。

換気は室内と外の空気を循環させる必要がありますが、目に見えない花粉が侵入する経路となるため注意が必要です。

洗濯物に花粉が付着している

家の中だけで花粉症が発症する原因として、洗濯物に花粉が付着している可能性があります。

洗濯物を外に干していると、衣服に花粉が付着して、室内に取り込んだ際に花粉も一緒に家の中へ侵入してしまいます。

とくに春には気温が温かくなるため、花粉も大量に発生しやすい季節なので注意しなければなりません。

家のスキマから花粉が侵入する

窓や扉を開けなくても、家のスキマから花粉が侵入するケースがあります。

家には、目に見えないようなスキマが存在しており、花粉のように小さな物質は空気と一緒に侵入してしまいます。

そのため、洗濯物を部屋干ししていたり外出していなかったりする部屋でも、室内に花粉が侵入して家の中で花粉症が発症してしまうのです。

家の中で花粉症を発症させたくない方は、家の気密性を見直す選択肢も。

高気密住宅とは?デメリット(欠点)はあるのか?C値を測る『気密測定』

家の中に花粉を侵入させないための対策

家に帰ってからくしゃみが止まらない方は、家の中に花粉を侵入させないための対策を実施するべきです。
そもそも家の中に花粉を侵入させなければ、室内で花粉症が発症しません。

家の中に花粉を侵入させないための対策として、次の方法を実践しましょう。

  • 家に入る前に服や髪についた花粉を落とす
  • 洗濯物を室内干しにする
  • 換気は早朝や深夜に行う
  • 住宅の気密性を上げる

花粉の侵入を防いで、家の中を花粉症が発症しないクリーンな空間に改善しましょう。
また、下記の記事では「花粉症を室内で発症させないための対策」を詳しく解説しています。
家の中での花粉症を予防したい方は、下記の記事も併せて読んでおきましょう。

【関連記事】花粉症を室内で発症させないための対策|気をつけるべき5つのポイントもご紹介!

家に入る前に服や髪についた花粉を落とす

家の中に花粉を侵入させないための対策として、家に入る前に服や髪についた花粉を落としておきましょう。

帰宅する前に手で髪の毛や衣服をパンパンと叩くだけで、付着している花粉を取り払えます。
ただしドアの前で花粉を落とすと、ドアを開けた際に花粉が室内に侵入してしまうリスクがあるため注意が必要です。

ドアから少し離れた場所で、髪の毛や衣服についた花粉を落としてから、帰宅する習慣をつけましょう。

洗濯物を室内干しにする

家の中に花粉を侵入させないための対策として、洗濯物を室内干しにしましょう。

洗濯物を外で干すことで、衣服に花粉が付着して家の中に侵入してしまいます。花粉の侵入経路を断つことが、家の中で花粉症を発症させない対策です。

洗濯物を室内干しすることで、衣服に花粉が付着するリスクを軽減できます。外干しをした洗濯物に花粉が付着しないように、洗濯物は部屋干しするようにしてください。

換気は早朝や深夜に行う

家の中に花粉を侵入させないために、花粉の飛散量が少ない時期に換気を行いましょう。
地域や気候によって花粉が飛散するタイミングは異なりますが、一般的に早朝や深夜帯は花粉が少ないです。

森林で舞った花粉が都市部へ飛散するタイミングは昼前後であり、夕方の気温が下がったタイミングで地上に落ちてきます。
そのため日中や夕方は花粉がピークで街に飛散しているタイミングなので、ドアや窓を開けないようにしましょう。

早朝や深夜帯など花粉量が少ないタイミングを狙って換気を行うことで、家の中に花粉を侵入させるリスクを軽減できます。

また給気口に花粉フィルターを取り付けると、換気扇を起動させて花粉を侵入させるリスクを軽減できるためおすすめです。

住宅の気密性を上げる

家の中に花粉を侵入させないための対策として、住宅の気密性を上げることが大切です。

気密性が高い住宅は、スキマが少なく空気が出入りしにくい構造です。そのため、家のスキマから花粉が侵入するリスクを軽減し、家の中で花粉症が発症しにくくなります。

住宅の気密性を上げるには、窓を高性能なタイプに切り替えたり玄関ドアを片開きのものに替えたりと、さまざまな方法があります。
しかし一度建てた家の構造や基礎部分をリフォームで替えることは難しいため、家を建てる際に気密性を重視しておくことが重要です。

家の中の花粉を排除する方法

家の中に花粉を侵入させないことが、最も花粉症を発症させない対策になります。しかし、実際は完全に花粉の侵入を防ぐことは難しく、どうしても微量の花粉が家の中に侵入してしまいます。

そのため、家の中の花粉を排除する方法を把握しておかなければなりません。家の中の花粉を排除する方法は、次の通りです。

  • 加湿をしてから掃除する
  • 電化製品を拭き掃除する
  • 空気清浄機を使用する
  • 暖房をオイルヒーターに替える

それぞれの方法を実践すれば、家の中で花粉症を発症しにくくなります。

加湿をしてから掃除する

家の中の花粉を排除する対策として、加湿をしてから掃除するように徹底してください。

乾燥した空気中では、花粉が舞ってしまい掃除をしても除去できません。一度空間を加湿してから掃除することで、空気中に舞っている花粉を床に落としてから掃除ができます

乾燥した状態で掃除機をかけても、空気中に花粉が飛散するだけなので、花粉症の対策ができません。
加湿器や霧吹きを活用して、空気を湿気させて花粉を落としてから、掃除をすることが大切です。

掃除の手順も拭き掃除をしてから掃除機をかけると、空気中に花粉が飛散させずに済みます。

電化製品を拭き掃除する

家の中の花粉を排除する方法として、電化製品を拭き掃除する方法が効果的です。

電化製品は静電気が発生しやすく、花粉やホコリが付着しやすい特徴があります。そのため、掃除をする前に電化製品を拭き掃除することで、静電気によって付着している花粉を除去することが可能です。

空気清浄機を使用する

家の中の花粉を排除する方法は、空気清浄機を使用する対策がおすすめです。

空気清浄機は、汚れた空気だけでなく花粉のような目に見えない粒子も取り込んで除去してくれます。
花粉症がひどい時には、空気清浄機を稼働させて空気中の花粉を除去しましょう。

空気清浄機を玄関付近に設置しておけば、玄関から侵入する花粉を除去することも可能です。

暖房をオイルヒーターに替える

家の中の花粉を排除する方法として、暖房をオイルヒーターに替える対策が効果的です。

エアコンの暖房を使用すると、送風によって花粉が空気中に飛散してしまいます。どれだけ掃除機をかけても、空気中に舞っている花粉は除去できません。

オイルヒーターであれば、風を起こすことなく室温を温められます。花粉を飛散させずに掃除をするために、暖房をオイルヒーターに替えて適切な掃除をしましょう。

高気密住宅は花粉の侵入を防げる

高気密住宅は、花粉の侵入を防げるため家の中で花粉症を発症するリスクを軽減できます。
気密性が高い住宅はスキマが少なく、花粉の侵入を防げます。

「家に帰るとくしゃみが止まらない」「花粉症がひどくて外を歩けない」ような、花粉症に悩んでいる方は、高気密住宅を建てて快適な空間で生活を送りましょう。

さらに24時間換気システムの「第1種換気」にすれば、家の中の空気を綺麗に循環できます。

MSデマンド換気システムの特徴について解説!換気の種類や仕組みについても

そもそも一種換気と三種換気の違いがよく分からない人へ(メリット、デメリット)

高気密住宅は空気が滞留しそうで心配な方もいますが、全自動換気システムや高性能な換気システムを導入すれば、常にクリーンな空気に入れ替えられます。

花粉症で悩んでいる方は、高気密住宅に第1種換気を取り付けて、家の中だけでも花粉症を発症させないよう対策してください。

家の中に花粉を侵入させない・排除する対策を実施しよう!

花粉症に悩んでいる方は、家の中に花粉を侵入させない・家の中の花粉を排除する対策を実施しましょう。

家の中に花粉が侵入しなければ、家の中で花粉症が発症しなくなります。しかし、玄関や窓を開けたタイミングや、衣服や髪の毛に付着した花粉が侵入することで、室内で花粉症が発症してしまいます。

できるだけ家の中に花粉を侵入させない対策と併せて、家の中に侵入した花粉を除去する対策を実施することが大切です。
花粉は乾燥した空気中に飛散するため、加湿を行ってから掃除をすると効率的に花粉を除去できます。

他にも空気清浄機を使用したり暖房をオイルヒーターに替えたりすると、花粉を取り除いて花粉症を予防することが可能です。

家のスキマから花粉が侵入しないように、高気密住宅に住めば家の中で花粉症を発症するリスクを軽減できます。
花粉症に悩んでいる方は、高気密住宅に高性能な換気システムを取り付けて対策を実施しましょう。

この記事を書いている人 - WRITER -

人気記事Top3 - Popular Posts -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です