ウッドロングエコの色が変?外壁&ウッドデッキの評判は?

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長持ちする家 研究家 瀬崎です。

木製のウッドデッキって、質感や雰囲気は大好きだけど、お手入れや耐久性が気になって、採用に踏み切れない。そんな悩みを抱えている方が多いですよね?今回は、そんな悩みをあっさり解決してくれるかもしれない「ウッドロングエコ」について詳しく書いていきますよ。

ウッドロングエコとは


ウッドロングエコは、健康・安全で、自然に優しい無公害木材保護保持剤です。屋外で使用しても、埋土しても、溶け出すことなく、長期に渡って、効果を発揮することから、欧米では、学校や公園などの公共施設や、木製の屋外彫刻などに使用されている、実績の高い製品です。

日本でも、建築家や、自然素材を好む工務店などから、近年、非常に人気が高まっており、施工事例などでも、目にすることが多くなってきています。私も注目していました。長持ちする家 専門家(自称)ですので、もちろんメンテが楽で、耐久性が高いところに、非常にメリットを感じています。

ウッドロングエコとキシラデコールの違いは?

昔からよく使われているキシラデコールという防腐剤があるのですが、ウッドロングエコの話をすると、年配の大工さんは、かなりの確率で、「それキシラデコールみたいなもんか?」という質問が返ってきます。

たしかに、似ています。キシラデコールも、木材保護塗料で、ウッドロングエコと同じく、木材表面処理用含侵型塗料に分類されます。キシラデコールは、顔料が含まれているので、簡単に言うと、木材に好みの「色」をつけることができます。

それに対して、ウッドロングエコには、天然成分を染み込ませるだけですので、どんな色になるかは、樹種や現場状況により、変わってきますので、いっさいわかりません。

また、キシラデコールが防カビや防腐性能を保持するために化学成分を含んでいるのに対して、ウッドロングエコは、天然成分だけで、防腐、防蟻性能を実現しています。

そのため、非常に安全性が高く、キシラデコールが作業の際に、手袋、マスクが必須なのに対して、ウッドロングエコは、マスクも、手袋も必要ありません。子供と一緒にウッドデッキを塗装したいなんて事を考えているお父さんにはぴったりですね。

ベランダウッドデッキのDIY用の塗装として、超おすすめ

先ほど、ウッドデッキの話をしましたが、最近のDIYブームで、自作のウッドデッキやマンションのベランダにウッドデッキを!と挑戦される方も多いんです!そんな方には、繰り返しますが、ウッドロングエコが超おすすめです。

安全性の高さはすでにお伝えしましたが、実は施工性の良さもあるんです。ウッドロングエコはとにかく、塗るのが簡単です。プロの塗装屋さんに頼まなくても、全然、素人でも綺麗にしあがります。そもそもペンキではないので、刷毛ムラもつきません。

塗り忘れがないようにだけ気をつければ、それでOK。塗り方なんてフリースタイルで全然OK! 粉を水に溶いて使用するので、その割合さえ、取り扱い説明書通りに行えば、性能も問題なし。

クオホームのモデルハウスでも、ウッドロングエコを採用しているのですが、理由があって、半分くらいは自分で塗装しました。ホームセンターで、刷毛だけ買ってくれば、誰でもできますよ。

ウッドロングエコの塗り方の要注意ポイント!

施工上の注意点をお伝えしておきますね。説明書にも書いてあるのですが、塗り忘れをしないこと。色があまりないので、塗れたかわかりづらいところも出てきます。そんな時は迷わず塗りましょう。多く塗りすぎる分には、全く問題ありませんからね。

節は、ウッドロングエコが浸透しにくいので、何度も塗り重ねて下さい。私は3回以上は塗りました。3度塗りが面倒な方は、初めから節のない材料を買ってください。小さいひび割れなんかは、特に注意して、刷毛の先で、木をくすぐるように、ちゃんと中まで、掃除してください。

最後に、木材をカットした時や、傷がついた時には、その箇所にウッドロングエコを染み込ませる必要がありますので、残った材料はしっかり保管しておいて下さい。私は2Lのペットボトルにいれてます。

ウッドロングエコの色が変だと本田が怪しむ・・・

ウッドロングエコを塗り終わると、グレーっぽい色に仕上がります。赤身がかった鮮やかな色を想像していると、完全に期待を裏切ることになります。仕上がりは、日に焼けて変色した公園のベンチの用な色です。見かたによっては、どこかで拾ってきた材料のようにも見えます・・・

店長の本田は、ウッドロングエコの色を見て、「変じゃないですか?」「あれで合ってるんですか?」と、完全に怪しんでました。(笑)ウッドロングエコは、本来の木の経年変化を楽しむものなので、経年変化した木がもともと好きじゃない人には不向きです。

採用を考えている方は、夫婦一緒に施工後の実物を見ておくことをおすすめします。
旦那さんの独断でウッドロングエコを採用して、後で、奥さんと揉めるなんてことのないようにして下さいね。

木製ウッドデッキと樹脂製ウッドデッキの違い

初めにも書きましたが、木製ウッドデッキのメンテナンスや耐久性を気にされて、採用を悩まれている方が非常に多いです。
悩んだ結果、どうなるかというと、樹脂製ウッドデッキを採用する方向で落ち着くようです。たしかに、今は、樹脂製のウッドデッキも非常に質感が向上して、木製かと思ってしまうような美観を備えたものが各社から販売されるようになってるんですよね。

サンワカンパニー モクメガーデンデッキ

LIXIL 樹ら楽

YKK リウッド

実際、木製ウッドデッキと、樹脂製ウッドデッキにはどのような違いがあるのでしょう? 気になる方も多いと思いますので、まとめてみました。

木製ウッドデッキのメリット

なんといっても天然木の質感。経年変化で変わっていく色合いや、触り心地は何にも代えがたいものです。いくら樹脂製のウッドデッキの品質が上がってきたとはいえ、やはり、比べるまでもありません。

木製ウッドデッキのデメリット

定期的なメンテナンスが必要なことや、耐久性の低さですね。近所の家のお洒落で素敵だったウッドデッキが、数年後に見ると、朽ちて見る影もなかったいというのは、珍しい話ではありません。
そうなると、見た目だけでなく、白アリを呼び込む要因ともなります。

樹脂製ウッドデッキのメリット

メンテナンスフリーなところ。見た目も改良され、天然木に近づいてきて、以前の商品にのように、安っぽさも感じなくなってきています。また、白アリの被害にあうリスクもありません。

樹脂製ウッドデッキのデメリット

天然木に比べれば質感で劣る。熱で非常に熱くなる。商品が登場してまだ年数が浅いため、木材に似せた外観がいつまで保てるかが未知数。

いかがでしたか?
木製ウッドデッキのデメリットである、メンテナンスのわずらわしさや耐久性の低さは、ウッドロングエコを塗装したウッドデッキなら、解消できますね。ここまで読まれた方の中には、木製ウッドデッキを選択される方が増えるんじゃないでしょうか?

木製フェンスのDIY用の塗装としても、おすすめ。

ウッドロングエコは、ウッドデッキだけでなく、フェンスにもおすすめです。今は、ほとんどの家がアルミフェンスですから、はっきり言って、木製フェンスにすると目立ちます。変な話、家のデザインがいまひとつでも、外構がおしゃれに仕上がると、家まで素敵に見えてきますからね。

またリノベーションしたマンションのベランダウッドデッキとして採用される事も多くなってきました。

木製フェンスは、非常に優しい感じに仕上がるので、完成後の満足度も非常に高いです。ただ、やっぱり気になるのが、お手入れや耐久性ですよね?これも、ウッドデッキとまったく同じで、ウッドロングエコが解決してくれます。

ウッドロングエコの欠点(デメリット)は?

これだけ褒めると、ウッドロングエコに欠点はないのかと気になりますよね。私はウッドロングエコからお金をもらっているわけではないので、欠点も書きますよ。今まで、散々褒めちぎってきましたけど、本当に、メンテナンスしなくても、耐久性を保てるのかは未知数です。

実は、欧州やカナダでは十分な実績があるのですが、日本ではまだ導入されて、それほど年数が経っていません。欧州やカナダは日本とは全く気候が違います。特に、湿気が全然違いますので、それがどう影響してくるかはわからないんです。

確実に注意しないといけないのが、風通しです。湿ったままの状態が続くと、いかにウッドロングエコでも、腐り始めます。ウッドデッキを設計する場合は、踏板と踏板の感覚を1㎝以上は空けるなど、早く、木材が乾燥するように配慮が必要です。

もし、くぼみなどが出来て、そこに長時間水が溜まるようなことがあれば、そこは確実に弱点となります。雨が降った後は、必ず水たまりができていないか確認するなど、メンテナンスといかないまでも、ケアはずっと、ついてまわります。

ちなみに、クオホームのモデルハウスに設置したウッドロングエコのウッドデッキは、外構プランの関係上、4方すべてが障害物に囲われていますので、風通しは決してよいとは言えません。というか、なかなかないくらい最悪な状況です・・・(汗)

この状況で、5年程経っても、何も問題が起きなければ、胸をはって問題ないと言えますね。

もうひとつ、今まで、何度も安全性の高さを紹介してきましたが、実はウッドロングエコの販売元は成分を公開していません。そういう意味においては、この記事は、安全性について、販売元が言っている事を100%信用して書いているにすぎません。

成分を秘密にしている事で、企業としての姿勢を不信に思われる方は採用を見送ったほうが良いかと思います。

補足情報としまして、もっと悪条件でも腐らない、ウッドロングエコよりも、もっと耐久性の高い、アコヤという木製ウッドデッキがあります。

ただ、アコヤは、非常に優れた耐久性を持つウッドデッキなんですが、価格が高いんです!もう少し安ければ、もっと普及すると思うのですが、なかなか難しいようです。

関連記事 ウッドデッキに革命。アセチル化木材アコヤ

それじゃあ、ウッドロングエコはいくらなのか?という声が聞こえてきそうなので、そちらもお伝えしえときます。

気になるウッドロングエコの価格は?


実は、ウッドロングエコって、楽天で買えちゃったりします。

木材保護塗料 「ウッドロングエコ」20g (3.8L用粉末)【メール便】

安いでしょ?これ、1袋で、相当な面積を施工できますので、友達と共同で買うのもいいかもしれませんね。DIYがあまり好きじゃない人は迷わずプロに頼みましょう。DIYって、最初は楽しいですが、普通の人はすぐに飽きちゃいます。(笑)

 

まとめ

・ウッドロングエコは、きわめて安全性の高い木材保護剤

・キシラデコールと違って、色がないため、塗装後にどんな色になるかわからない

・仕上がりに好き嫌いがあるので、事前確認を推奨。

・欠点は、日本での実績が未知数

・楽天で非常に安価で購入できる

・DIYの塗装としては作業性、安全性、価格から最適。

 

追記:ウッドロングエコをフェンス、ウッドデッキ、外壁、破風板に採用!


クオホームのモデルハウスでは、ウッドロングエコをフェンス、ウッドデッキ、外壁、破風板、軒天など多数の箇所に実験的に採用しています。ウッドロングエコを検討されている方は、経年変化した様子を一度見ておいた方が良いと私は思います。人によっては、好きじゃない方もいると思いますよ。
ウッドロングエコを確認しておきたい方は、
お電話か、メールフォームからご連絡下さいね。

TEL 079‐280‐2780
メールはコチラ

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