気密測定しました・・・が、測定不能でした・・・。
高気密にこだわる姫路の
工務店クオホーム 本田です。
本日、朝から気密測定の立会い。
今回は瀬崎が東京出張の為、私が現場確認へ。
数分後・・・・
機械から「ピーピーピー」とエラー音・・・。
測定員「・・・・かなり空気が漏れてますね・・・。」
本田「なぬ!!!それは許せん!原因確認や!!」
と、総出で空気がもれていそうな所を徹底的にチェック。
しかし、原因箇所も特になく4回計測も「ピーピーピー」・・・・無常に響くエラー音。
ん~、原因が分かりません。養生すべきところは養生したのですが・・・。
ん~原因が分からず二人して思考が止まり上を見上げた時に一筋の穴がっ!!!!
浴室の換気ダクトから全開に抜けてました・・・・。初歩的なミスです・・・・反省。
きっちりここを塞いで10時過ぎに5回目の計測・・・・
ピピッ。
C値は0.8 合格です!※隙間相当間面積の欄です。
今回のお家は床面積の割りに吹き抜けや勾配天井もあったので
通常より体積は大きいのどうかな?と思っていました。
実際測定員の方と事前の打ち合わせで
本田「0点台でますよね?」
測定員「・・・・えっ、無理でしょう。。。空間がちょっと広すぎなのと、家の形状が複雑なので、、、、1.5ぐらいは何とか・・・」
本田「・・・・イヤです(笑)」
こんな会話で測定スタートしました。
※1.5でもいい数値です。
数字が小さい方が高気密を意味します。
実際このエリアは5.0以下を求められています。
北海道などで2.0以下です。
今回も問題なしです。
1箇所サッシ廻りで更正箇所も発見出来ました。
気密測定はやはり数値も大事ですがその時点での更正箇所が
はっきり分かると言うのが大事だととらえています。
今回も無事終了です。
しかし、やはり効率良く高気密住宅にする為に間取りは重要だと
改めて感じました。吹き抜け勾配天井はもちろん容積が増えるので高気密とは
また反対の方向。
もちろん、それだけで吹き抜け、勾配天井やめましょうとはならないですが、
知っておかれても良いと思いますね。
後は、サッシのデザイン。
やはり、デザイン窓ではなく普通の引き違い窓が
一番効率が良いと言う事。
しかし、見た目、デザインにこだわるとそうは行かない。
難しいところで、今後のテーマです。
参考までに大手ハウスメーカー、フランチャイズの公表している数字です。
ご覧頂くと分かるように大手ハウスメーカーでC値にこだわっている会社は
少ないという事が見て取れます。
高気密、高断熱を求めるのであれば地場の工務店に
頼まれた方がいいという事がわかります。
すごい会社さんでは0.1や0.2 を標準としている会社もありますからね。
尊敬します。
◆大手ハウスメーカー
ダイワハウス 5.00cm²/m²以下
住友林業 5.00cm²/m²以下
住友林業ツーバイフォー 1.3cm²/m²
セキスイハイム 3.00cm²/m²以下
(グランツーユー 0.99cm²/m²以下)
(鉄骨パルフェ 2.00cm²/m²以下)
パナホーム 5.00cm²/m²以下
ミサワホーム 5.00cm²/m²以下
積水ハウス 5.00cm²/m²以下
一条工務店(夢の家)0.71cm²/m²(=平均実測値)
三井ホーム 2.0cm²/m²以下(=設計基準)
0.9cm²/m²~ (=実測値)
エスバイエル 3.7cm²/m²
スウェーデンホーム 0.73cm²/m²
◆フランチャイズ系
FPの家 2.0cm²/m²以下(=設計基準)
ナショナルテクノストラクチャー(高断熱仕様)
2.0cm²/m²以下(=設計基準)
セルコホーム(ザ・ホームps)
0.92cm²/m²(=平均実測値)
TOSTEMスーパーウォール工法
1.0cm²/m²以下
インターデコハウス 0.9cm²/m²
ジョーコーポレーション(北海道の家)
2.0cm²/m²
イノスの家 2.0cm²/m²以下