設計について考える(伊礼 智氏)

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設計について考える

以前伊礼智氏の講演を聞いた事を少しまとめてみました。

 

造園の話にも魅了されてしまいましたが
伊礼先生の話もとても面白いものでした。

伊礼智氏 http://i-works-project.jp/index.html

最後にパネラー3人方のセッションが
あったのですが、 その中で伊礼先生の
話で面白い話があったので共有します。

 

設計業務を習得しようと頑張っている
方からよく先生が聞かれる質問だそうです。

 

「どうやったら設計が上手くなりますか?」

 

っていう質問が多いそうで、非常に良く聞かれる
そうです。

もちろん簡単な話ではないですが、
「設計をする上で大事なポイントが3つあります」

①階高、天井高を下げる事。
どうしても広くみせるために天井を高くしたがる設計士や、
天井を高くする為に階高をあげてしまう傾向がある。

屋根の軒先(先端)から低く、低く設計して
家を美しく見せるディテールを考える。

室内天井も2100~2200に下げるて
落ち着いた空間を作ること。

②開口部を減らす
どこにでも窓をつけるのではなく
窓の割合を減らして壁をつくる。
ほんのりとした自然光が人間は落ち着く。

 

③照明は天井につけない。
天井を綺麗に魅せるために天井に照明は
つけない。シーリングライトは付けずにスポット
ライトにする。

 

この3つが出来ると設計が綺麗になります。

 

・・・・が、補足で
「でも、この3つが一番お施主さんに受け入れらないんですよね~」

会場が笑い声が響きました(笑)

建築側は思う事は同じで
まさにその通りですね。

天井を高くして欲しいという方はいても
いままで「低くして下さい」なんて
お施主さんに会った事ないですしね。

窓は出来るだけ多く、
明るくしたいんです。

照明照度はしっかり
欲しいのでシーリング照明をつけます。

 

という感じですね。

現状、当社も上記の3点は
少し取り組みが出来る方だと思います。

現在当社は2階は天井高2300を推奨。

※【追記】2018年現在は2200になりました。

東西の窓は出来る限り小さくする為に
縦すべり窓を推奨。

照明器具の推奨はダウンライト。
※最近の傾向はダウンライトを少し減らして
ダウンライト+間接照明の組み合わせが
流行だそうです。また照明については後日。

照明はブラケットを要所に配置。
後はスタンドライトも併用するとキレイ。

なるほど・・・

提案する側がそう言った意識を
どこまで持ち合わせているかと
いう事も重要では無いかと思います。
まだまだ勉強です。

 

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