パッシブデザインについて考える②
パッシブデザインについて考える姫路の工務店です。
今回は風について。
日本には四季があり、風と取り入れ気持ちの良い時期がある。
しかし、年々花粉症や黄砂、PM2.5などの影響で
だんだんと時期が短くなっているのが残念です。
さて、風の役割は「建物内の暖かくなった空気を排熱してくれる。」
という事。 この風の温度が低い程効果が高くなりますよね。
それを考えると夏場などは夜間の風が通れば気持ち良い
夜を過ごす事が可能になります。
しかし、風の吹き方や、量は土地の場所によって
変化しますので難しいとろこだと言う事は
知っていてほしいところです。
その風がどこから吹くのか?を良く理解しておく事。
その為には当然ですが、東西南北を良く把握しておく事が
大事になります。
後は、風の入口と出口を考えて通風経路を考えておく。
これは基本ですね。
上下階、つまり1階、2階で風が抜ける様に考える。
間取りにもよりますが、吹き抜けなどや、トップライト(天窓)が
あるのであればそれらを利用して風を通す。
最後にウインドキャッチを考える。
これは下の動画をご覧ください。
東西は特に風をしっかり捕まえる様に縦すべりの窓を考慮しておく事。
特に南面に窓がない部屋は意識しておきましょう。
風の流れを意識しすぎて採光や、日射に
変な影響があるようであれば優先順位としては下げて
考えましょう。
次回は「昼光利用に」ついて考えます。