三種換気、一種換気と「気密測定」の関係性 2017.12.23追記

 
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こんにちは、夏は涼しく、冬は暖かい家を建てる方法を考えるクオホーム 本田です。

「家には24時間換気システムが付いていると思うのですが、これが付いてると結局は家に換気口の穴が空いている状態ですよね?なので気密測定をしたり、気密処理をしてC値の数字を下げて意味が無いと思いますよ」

とのご質問がありました。

しかし、それでも気密はとても重要なのでそこを少し掘り下げてお話していきましょう。

 

1、24時間換気システムって何?

24時間換気システムとは、近年の住宅は昔の家と違ってドンドン気密性能が高くなってきています。その為にVOC(揮発性有機化合物)をはじめとした、シックハウス症候群の増加している事が問題視されています。

 

それを解消する為に2003年から「家の中に24時間換気出来るように」という事で建築基準方によって義務化されています。

 

ですので現在の新築住宅には必ず「24時間換気システム」設置してあります。

では、24時間換気システムとはどんなシステムでしょうか?

 

2、三種換気システムとは

住宅で採用される24時間換気システムには2種類あります。

「一種換気システム」「三種換気システム」です。

家の中の空気を入れ替える方法が「吸気口」は自然吸気。排気口は「機械排気」になっています。

 

自然吸気なので要は「穴が空いているだけです」。空気の入れ替えは排気口についている「機械排気」のファンを廻す事によって「吸気口→→→排気口」に引っ張っていくという事です。

 

この吸気と排気のシステムが「吸気は自然吸気」「排気は機械排気」の事を「第3種換気システム」と言います。

 

一般的に多くはこの3種換気換気システムが採用されているという事は知っておいてください。

1種換気、3種換気システムの選び方、メリット・デメリットなどは以下の関連記事を参照して見て下さい。

熱交換型換気システムは、採用するべきか?

 第3種換気システムを採用していい家、駄目な家

そもそも一種換気と三種換気の違いがよく分からない人へ(メリット、デメリット)

 

 

3、一種換気システムとは

 

次は1種換気システムですが、これは家の中の空気を入れ替える際に必要な
「吸気口」と「排気口」があります。

この吸気と排気の両方を「機械」で強制的に行うシステムの事を「第1種換気システム」といいます。

 

更に深掘りすると1種換気システムの中にも「全熱交換型」と「顕熱(けんねつ)交換型」があります。

この「全熱交換型」と「顕熱交換型」換気システムメリットやデメリット、選び方については
「 消去法で考える熱交換型換気システムの選び方。」を参照にして下さい。

 

 

4、24時間換気システムと気密の関係性について

では、ここで気密の話をします。夏は涼しく、冬は暖かい家を建てる時にとても重要な要素として上げています「気密」の事ですが、矛盾している事にお気づきでしょうか?

「気密が高い家」=「家に穴が無い家(少ない家)」の事で、いわゆるC値という数値を1.0以下にしておきましょうと弊社は推奨しています。

しかし、実際には24時間換気システムを建築基準上設置していますので何らかの穴が壁にあ空いている状態になります。

その状態ではとてもでは無いですが家の中のC値1.0以下になっている訳はありません。ですので通常の生活が始まると家の中にはぽっかりと穴が空いた状態で生活する事になります。

そうなるとわざわざ気密工事をしても穴が空いてるのだから「意味がないのでは?」と思われたり、そもそも何の為に「気密処理」をしているのか?と考えてしまいます。

5、気密測定で計る隙間とは?

工事中や完成後に家の中の気密の測定を行います。(弊社は工事中に測定を推奨)この気密測定をする時の当日の段取りとして「24時間換気システムの吸気口と排気口は塞ぐ」行為を行います。

えっ?それでは、実際に住んでいる状態(換気システムが作動している状態)と違うので意味がないと思われてしまいますが、そうではありません。

 

気密測定の際に測定する「隙間」とは家の中にあるあってはならない「無駄な隙間」を測定しています。

この「無駄な隙間」を潰しておく事が非常に重要であり、24時間換気システムと非常に密接な関係があります。

24時間換気システムは建築基準法で定められており「1時間で0.5回分以上の空気の入れ替えをしましょう」となっています。

ここがポイントです。
この様に換気計画が出来る「24時間換気計算書」を予め建築時に提出しますが、
この計算書はあくまでも「家の中にはこの24時間換気以外の穴はない」という計算なのです。
 

ですので、家の中に無駄な隙間があると、この時の換気計画通り「換気計画出来ていない」という現象が起こっています。

計画通り換気が出来ていないと「湿気がこもる」「結露がひどい」「料理の匂いがいつまでも消えない」「ウイルスが発生」「アレルギー性の症状が発症」などの不具合が発生する恐れがあります。

家の中で焼肉→換気扇を廻す→でも匂いが消えない。

これは「家の中に無駄な隙間が有りすぎて換気扇が空気を吸引出来ていない」からなのです。

6、まとめ

この24時間換気システムが計画通り動いて家の中の空気をいつも新鮮にする為の24時間換気システムをきっちり動かして2時間で家の中の空気を入れ替える為にはC値1.0以下が必要だと言われています。

3種換気システムであれば、なおさらですがまずは気密処理をしっかり行ってC値1.0以下を目指しておきたいところでしょう。

 

健康住宅を目指してお子さんのアレルギーなどを治したい家族は換気計画通り空気の入れ替えが出来るであろう気密をしっかり確保した家づくりを目指す事が重要です。

7、三種換気、一種換気システム、熱交換型について動画でも解説 その1

 

8、三種換気、一種換気システムのメリット、デメリットを動画で解説 その2

動画でも解説しています↓

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