消去法で考える熱交換型換気システムの選び方。

 
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長持ちする家 研究家 瀬崎です。

今回は、換気システムの話。
3種換気システムの話は、以前のブログでしました。

クリック→第3種換気システムを採用していい家、駄目な家

今回は、1種換気システムに興味があるけど、何がいいのか?どれがいいのか?
という疑問をお持ちの方に参考になるような内容になっています。

では、まず、「1種換気システム」の用語のおさらいから始めます。

1種換気システムとは、機械の力を使って、半強制的に部屋の空気を入れ替える方法です。新鮮な空気を取り込むのも機械、汚れた空気を室外に放出するのも機械。

自然の力に頼らないため、3種換気に比べて効果が安定しています。いろいろなメーカーから、様々な付加価値を持った商品が発売されていますので、勉強熱心な方でも、情報が多すぎて整理しきれないところではないかなと想像しています。

説明をわかりやすくするため、無数にある換気システムをおおまかに4つに分類してみます。
かなり、ざっくりです。

①ダクト式全熱交換型換気システム
②ダクト式顕熱交換型換気システム
③ダクトレス全熱交換型換気システム 
④ダクトレス顕熱交換型換気システム

まず、熱回収の方法から全熱交換型と顕熱交換型、循環させる空気の経路でダクト式と、ダクトレスに分け、それぞれの組み合わせで、独断で4パターンにしてみました。

全熱交換型とは、顕熱(空気の熱)+潜熱(水蒸気中に含まれる熱)両方から熱を回収する方式です。湿度調整もできる換気システムだとご理解下さい。

一方、顕熱交換型は、潜熱の回収機能がありません。
湿度の調整はできない換気システムです。

このように書くと、全熱交換型の方が優れているように思いますが、いろいろ気をつけないといけない所があります。

顕熱交換型VS全熱交換型

以下、顕熱交換型換気システム販売会社の主張です。

・全熱交換型は、ランニングコストが高い
・全熱交換型は、湿気を回収するかわりに、トイレの臭気も回収してしまう。結果、臭いが拡散する。

それに対する、全熱交換型換気システム販売会社の反論がこれ↓

・全熱交換型換気システムでもランニングコストの優れたものがある。
・臭気はたしかに回収するが、家全体で見れば、まったく気にするほどのないほど微量。
・日本のように湿気が多い国は、湿気の回収メリットが非常に大きい。

個人的な意見としては、悩むところですが、全熱交換型を支持します。
梅雨のある日本で湿気回収のメリットは、やはり捨てがたいので・・・
その上で、ランニングコストが少しでも安いもの選び、トイレの臭気等を回収しにくい方法を選択します。

ダクト式か、ダクトレス式かの疑問に対する回答
では、ダクト式か、ダクトレスどちらがいいか?

ダクト式の全熱交換型換気システム 代表例

一条工務店の「ロスガード90」 ↓

ダクトレス全熱交換型換気システム 代表例

パッシブエナジージャパンの「せせらぎ」

ダクトレスは、まず家の気密性が優れていないと機能しませんので、C値(家の隙間を表す数値)で1以下をとれそうもない建築会社が施工する場合は、選んではいけません。

換気の確実性をとるなら、やはりダクト式です。

ダクトレスの場合、設計時に想定したルートで、実際に空気の入れ替えが本当に行われるのかを、疑問視する声が一部の専門家の間であります。

一方、ダクト式の場合、メンテナンスの面で問題を抱えています。天井に無数に這わせた配管をどのようにメンテナンスするのか?また、ランニングコスト(電気代)も、ダクトレスに比べてかかります。

24時間稼働させるシステムですので、今後高騰が予想される電気料金を考えると、消費電力の差は、将来的に非常に大きな差となって生活に影響してきます。ダクト式を考えている方は、 しっかり頭に入れておいて下さい。

換気システムの選び方

では、一通り説明も終わりましたので、選んでいきましょう。

選択する順番として、

まず、あなたがダクトレス換気を信じるかどうかです。
パッシブエナジージャパンのHPに、私たちの業界では有名な西方先生が、ダクトレス換気「せせらぎ」について語った動画があります。
動画が変更されて、現在は、ドイクリス社長が解説しています。

ご覧ください。

クリック→パッシブエナジージャパンHP

動画を見て、100%納得できたなら、ダクトレス式の換気システムで決定。
ダクト式にする理由がなくなります。「せせらぎ」以外にも、日本エディフィスや、スティーベルなど、他にもダクトレス式換気システムを販売している会社はありますので、今度はそちらで、比較してもみて下さい。

ダクト式全熱交換型換気システムの商品選び

ダクトレスは、ちょっと信用できないと言う方は、ダクト式全熱交換型換気システムの中で、商品を選んで下さい。

こちらは、かなり選択肢がありますので、ポイントを教えます。

抑えておくポイントは、3つ

①導入価格と消費電力の総合評価
②メンテナンスのしやすさ
③熱回収率

この3つを総合的に評価して選ぶと間違いが少ないかと思います。
(優先順位は数字の小さい方が上です。)

熱回収率が高く、消費電力の小さいDCモーターを採用しているリクシルの「エコエア90」や、
床下に配管するため、メンテナンスのしやすいマーベックスの「澄家」などが、おすすめです。

リンクを貼っておきますので、興味のある方はご覧ください。
クリック→エコエア90 

澄家

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