造作キッチンの価格相場は?価格帯別の実例と注意点を詳しく解説!
照明の品番を教えます2023.4キッチンは料理をする人にとって、こだわりたい場所のひとつです。
「家を建てるならキッチンにこだわりたい」と熱望する方は、実際にたくさんいます。
従来のシステムキッチンではなく、自分好みのこだわりが詰まった造作キッチンなら、満足感が高い仕上がりを実現できます。
しかし、造作キッチンは高いイメージがあり、導入をためらってる人もいるのではないでしょうか?
「キッチンをこだわりたいけど予算が心配」な方は、造作キッチンがいくらで導入できるのか、価格帯を確認しておいてください。
この記事では、造作キッチンについて、価格相場や価格別の施工事例を詳しく解説します。(弊社の施工事例も最後に載せています)
造作キッチンを導入する際の注意点もあわせて解説しますので、最後まで読んで家づくりの参考にしてみてください。
なお、私はキッチンの照明は電球色を推奨しています。なぜ、キッチンを電球色にした方がいいのか解説した動画がありますので、時間がある方はキッチンづくりの参考として視聴してみてください。
You Tube:キッチンの照明の色は電球色がいい
造作キッチンとは?
そもそも造作キッチンとは、どのようなキッチンか知っていますか?
造作キッチンとは「設計事務所や工務店がキッチンを設計した自由度の高いキッチン」のことです。
依頼主の希望を叶えるべく、いちからオーダーメイドで仕上げるため、満足感が高い仕上がりになります。
造作キッチンは、現場でキッチンを組み立ててシンクやコンロ・天板などを設置していくため、自由度の高さはオーダーメイドキッチン以上です。
しかし、「造作キッチンとオーダーメイドキッチンの何が違うのか?」疑問に思う方もいるでしょう。
確かにどちらも1点もののキッチンになりますが、造作キッチンとオーダーメイドキッチンでは決定的な違いがあります。
造作キッチンについて詳しく理解するために、オーダーメイドキッチンやシステムキッチンとの違いを確認しておきましょう。
システムキッチンとの違い
システムキッチンとは、既製品の設備を組み合わせて造るセミオーダーのキッチンです。
メーカーが用意したコンロや天板、ボックスを組み合わせて、自分好みのキッチンに仕上げます。
カラーバリエーションや素材はメーカーが用意したものの中から選ばなければいけません。
対して、造作キッチンは自分好みの色合いや素材で設備を造れるため、キッチンの自由度は高いです。
しかし、システムキッチンは既製品を購入してキッチンを造るため、安い費用で設計できます。
造作キッチンは設備がすべてオーダーメイドとなるため、システムキッチンより割高で施工費用が高いです。
オーダーメイドキッチンとの違い
オーダーメイドキッチンは造作キッチンと同じく、自分好みのキッチンにオーダーメイドで仕上げます。
大きな違いとして、オーダーメイドキッチンはキッチンメーカーが造り、造作キッチンは設計事務所や工務店など施工会社が造ることです。
オーダーメイドキッチンの方がキッチンメーカーが仕上げているため、使い勝手がいい特徴があります。
対して、造作キッチンは設備の施工から仕上げまでを現場で行うため、自分好みのデザインに仕上げることが可能です。
オーダーメイドだとちょっと雰囲気が足りない…という場合は、造作キッチンが良いかもしれません。
造作キッチンの価格相場
造作キッチンはシステムキッチンより高くなりやすいので、導入に不安を感じている方もいるでしょう。
造作キッチンの価格相場は、キッチンの種類によって大きく変動します。場合によっては70万円ほどで導入できるパターンや、400万円近くかかるパターンなど価格帯はさまざまです。
家づくりの参考として「I字キッチン・L字キッチン」の場合と「ペニンシュラ型キッチン・アイランド型キッチン」の場合の2パターンにわけて価格相場を確認しておきましょう。
I字キッチン・L字キッチンの価格相場
I字キッチン・L字キッチンを造作キッチンで導入する際の価格相場は80万〜150万円程度です。
もちろん、導入する設備のグレートや面積によって価格は変動しますが、I字やL字キッチンの場合は造りがシンプルなため比較的安価で施工できます。
場合によってはシステムキッチンより価格を抑えて導入することができるでしょう。
また、工期は10〜14日ほどが目安であり、クロスや床など内装までこだわる場合は完工まで長期間かかるかもしれません。
I字・L字キッチンを造作キッチンで仕上げたい場合は、価格相場と工期目安を参考に導入を検討してみてください。
ペニンシュラ型キッチン・アイランド型キッチンの価格相場
ペニンシュラ型キッチン・アイランド型キッチンを導入する際の価格相場は、150万〜300万円程度です。
壁から離れて対面キッチンとなるペニンシュラ型キッチンやアイランド型キッチンは、I字・L字キッチンに比べて造りが複雑で価格が高くなります。
施工範囲もI字・L字型キッチンに比べて広いため、工期目安が14〜21日程度と長いです。
もちろん、施工内容や設備のグレード、施工面積によって価格帯と施工期間が変動します。
ペニンシュラ型キッチン・アイランド型キッチンを造作キッチンで導入する際には、予算内に収まるよう施工会社と相談しておきましょう。
造作キッチンを導入する際の注意点
造作キッチンは、自分のこだわりを反映できる自由度の高さが魅力的です。
しかし、造作キッチンを導入する際には、次の注意点を理解しておかなければいけません。
- 事前に完成形を確認できない
- 将来を見越した入念な設計が必要
- 説明書がない可能性がある
- 工期が長い
- こだわりすぎると予算オーバーする
それぞれの注意点を理解して、造作キッチンを導入すべきか再度検討してみてください。
事前に完成形を確認できない
造作キッチンを導入する際には、事前に完成形を確認できません。
システムキッチンであればショールームの展示会を見に行ったりメーカーに問い合わせたりすれば、実物を確認できます。
しかし、造作キッチンは依頼主の要望に応じて施工会社が仕様・設備を決めて、現場で造り上げるものです。
そのため、事前に完成形を確認できずに、施工後に「思っていたのと違った」「使いづらい」など後悔するかもしれません。
造作キッチンで失敗しないためにも、打ち合わせを念入りにして理想のキッチンを完成させましょう。
素材のサンプルや施工イメージなど、具体的な完成形をイメージしながら設計すると造作キッチンを施工しても後悔しにくいでしょう。
将来を見越した入念な設計が必要
造作キッチンを導入する際には、将来を見据えた入念な設計が必要です。
高額な買い物となる造作キッチンは、簡単に買い替えられるものではありません。
導入する際には20年・30年と長期的に使用することを考えて、長く使える仕様で設計しましょう。
一時期の流行で造作キッチンをデザインすると、将来に別のデザインにすればよかったと後悔するかもしれません。
また、デザインにこだわりすぎて使い勝手が悪いと、長く使っている間に不満が溜まります。
子どもができたり増えたりすることを考えて、将来お弁当をつくったり料理の量が増えたりすることを考えておいてください。
また、老後まで見据えて高いところには収納スペースを設けないよう、利便性や安全性も考慮しておくと良いかもしれません。
造作キッチンを導入するなら、長く使えるよう入念な設計計画を立てておいてください。
説明書がない可能性がある
造作キッチンは説明書がない可能性があるため、メンテナンス方法などを業者に確認しておきましょう。
システムキッチンであれば、使用方法やメンテナンス方法が記載された取扱説明書が配布されます。
しかし、造作キッチンはオーダーメイドで造る特注品なので、各設備の説明書が存在しません。
長くキッチンを使用するためには定期的にメンテナンスをする必要があります。
定期メンテナンスをするために、業者から正しい使用方法と併せてメンテナンス方法を確認しておきましょう。
工期が長い
造作キッチンは工期が長いため、スケジュール調整が必要です。
いつまでにキッチンを導入したいか目安がない場合は特に問題ありませんが、工期が長引くほどキッチンを使えない期間が長くなります。
新築を建てる際には完工までの期間が長くなり、リフォームで造作キッチンを導入する場合は料理ができない期間が長引くので要注意です。
造作キッチンは、仕様や面積・施工内容にもよりますが20〜50日ほどの施工期間がかかります。
造作キッチンを依頼する前に工期を確認して、スケジュールを調整しましょう。
こだわりすぎると予算オーバーする
造作キッチンはこだわりすぎると予算オーバーするので注意しましょう。
「せっかく造作キッチンを依頼するなら希望を全部詰め込もう」とこだわりすぎると施工費用が高額になります。
予算内に収めるためにも、こだわりたい箇所を書き出して優先順位をつけましょう。
設備のグレードを下げられないか、本当に必要な設備なのかを考えて予算を抑えられる部分を探すのも大事です。
キッチンを闇雲にこだわりすぎると、かえって使い勝手が悪いキッチンになる可能性もあります。
できるだけシンプルな仕様の方が使いやすく、長く使っていて飽きが来ないかもしれません。
予算内に造作キッチンを造れるように、施工会社と相談して見積もりを出してもらいましょう。
造作キッチンは長く使える飽きないデザインにする
造作キッチンを一時期の流行や希望を取り入れすぎて設計すると、将来飽きてしまう可能性があります。
また、機能をつけすぎたキッチンは逆に使いづらくなる可能性も。
キッチンは長年毎日使う設備です。
色使いや形状など、できるだけ飽きがこないデザインのほうが、将来的にいいかもしれません。
10年20年後にそのキッチンを使うイメージをしてみてください。
姫路でこだわりの造作キッチンを導入したいならクオホームへお任せください!
クオホームの施工事例
クオホームの施工事例
造作キッチンは、システムキッチンにはないこだわりを取り入れられます。
設計事務所や工務店が設計し現場で施工するため、キッチンの自由度が高いです。
料理が好きな方にとってキッチンは憩いの場。長く使うことになるキッチンは、造作キッチンを導入して日々の生活を充実させましょう。
姫路でこだわりの造作キッチンを導入したいならクオホームへお任せください。
クオホームは「長く使える家」をコンセプトに、姫路で工務店を営んでいます。キッチンのご相談だけでなく家全体のリフォームや注文住宅のご相談など、お気軽にご連絡ください。
予算内でこだわりを実現できるよう、提案をさせていただきます。
こだわりの家をつくるには、まずは造作キッチンの導入を検討してみてください。