「メーターモジュールの方が家が広い」という嘘

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こんにちは、
姫路・太子で品質管理を
徹底している工務店 クオホーム 本田準一です。

今日は「メーターモジュールの方が家が広い?」という疑問について。

よくプラン作成の時にお施主さんからヒアリングをしていると、

「メーターモジュール」でお願いしますと言われます。

理由を聞くと・・・
「広いから」と言われます。
よ~く考えてみて下さい。

メータモジュールは広くありませんよ。

まず、そもそもですが、 最近では一般的に多いのは、

「尺モジュール(しゃく)」と「メーターモジュール」です。

尺=910 メーター=1000  です。


上の絵は両方とも「6畳」です。

しかし、㎡数に換算すると・・・

尺=3.64×2.73=9.93㎡
メーター=3.0×4.0=12.00㎡

ですのでやはりメーターモジュールの方が広い。

 

・・・と言う風に勘違いしている方が多いのです。

確かにこの6畳だけを見ると広いのですが、
すべてをメーターモジュールで換算すると家全体の大きさが大きくなってきます。

坪数に換算すると

74.529㎡×0.3025=22.54坪
90.000㎡×0.3025=27.22坪

約4.68坪も家全体が広くなってしまいます。

ですので、家全体がひろくなっているので
メーターは広くなって当たり前なのです。

しかし、ここで注意が必要なのは全部の大きさが
広がってしまいます。

玄関、ホール、トイレ、洗面、リビング、階段、寝室、
子供部屋、すべてが広くなります。

 

 

・・・いい事ばかりですね~、、、なんてなりません。

家の面積が大きくなるのでもちろん建築費も上がっていきます。

予算に上限がない方はに関係ないかも知れませんが、
殆どの方は予算に限りがありますよね。

ご家族で計画している家の部屋数を取ろうとすると
大方面積が大きくなります。

そうなると結局尺モジュールで部屋を細かく割った方が
効率のいい間取りが出来上がります。

私の過去の経験上メーターモジュールで家を建てようとすると
約50坪前後でないと使い勝手のいい間取りにはならない様に思います。
姫路エリアでは一般的に建てられる
家の大きさは40坪前後でしょうか?

なので、殆どの方は最終的に尺モジュールに落ち着きます。

尺とメーターモジュールの両方で一度プランニングすると
一目瞭然です。

一度、設計を依頼する時に両方の
プランニングを依頼されてはいかがでしょうか?

ではまた次回。

 

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