姫路で長持ちする家を研究している瀬崎です。
姫路を含む多くの地域で、増税前後の建築ラッシュ時には職人不足や工期短縮が重なり、透湿防水シートの耐久性に影響が出るケースがあります。同じ問題が繰り返されないよう、実際の相談事例をもとにお伝えします。
今回は長持ちする透湿防水シートのはなし
消費税が、3%~5%になる時に、建築ラッシュがおきました。
建築会社は、利益を確保するため、
自分達の施工能力を超える数の仕事を請け負い、
その結果、
職人不足、工事管理不足、工期不足による突貫工事など、
いろんな問題が発生しました。
当時、建てられた家の中には、
十分とは言えない完成度の家もあったと予想されます。
その当時、ある方から電話相談された事があります。
次の増税時にも、おそらく同じような事が起こると
思われますので、この機会にシェアしておきたいと思います。
それは、透湿防水シートの耐久性についてです。
ちなみに、
透湿防水シートとは、外装材を施工する前に建物の外周を覆うシートです。
室内から壁の中に侵入した湿気は、外に排出し、
外からの雨は一切通さないという優れた性能を持つシートです。
このシートが、きっちり施工できていて、
かつ、性能を保っていれば、雨漏りはしません。
それぐらい重要な役割をになっています。
当時、相談されたのは、まさにこの透湿防水シートに絡む内容です。
相談者「うちの家、シートを貼ったまま、もう2か月近く、たつんですけど、問題ないのでしょうか?」
こう、電話がかかってきました。
おそらく、外装業者が、忙しすぎて、工事する暇がないのだと思います。
透湿防水シート自体は、あまり直射日光を当てない方がいいのは間違いありません。
確実に劣化していきますので、真夏に2か月も放置されていると、
少し影響が出るかもしれません。
透湿防水シートは、いろいろなメーカーから発売されていて、
各社によって、性能も価格も違います。
私のおすすめは、
デュポン社のタイベックハウスラップです。
破れにくいのと、日射に対する耐久性に優れているのが特徴です。

タイベックハウスラップには、防水20年保証がついているのですが、
保証の条件のひとつに
「外壁取付け前に2ヶ月を超えて屋外暴露された場合。」
とあるんですよね。
タイベックハウスラップでも、2か月以上だと、まずいって言ってるんで、
他社の透湿防水シートなら、もっと駄目駄目ですよって事です。
相談者さんが、
心配されていた現場の放置期間は、
まさに、ギリギリのタイミングでした。
デュポン社のタイベックは、他の透湿防水シートよりも少し高いです。
たまに、弊社に他社の営業マンが、透湿防水シートの売り込みにきます。
「弊社の透湿防水シートに御社の社名を入れても、
タイベックより安いですよ」
オーナー様の家を材料を使って自社の宣伝をすることが、
そもそもどうなの?って思っていますので、
いつもお断りするのですが、
社名入りの、透湿防水シート使っている会社って結構あります。
耐久性に少し不安が残りますので、
夏の建設ラッシュ時ぐらいは、
タイベックハウスラップを採用することをおすすめします。
ちなみに、
タイベックには、
「タイベックシルバー」という
遮熱機能を付加した上位商品もありますが、
そちらは、おすすめしません。
通気工法で建てられた家に、遮熱シートの効果は、ほとんどありませんので、
無駄な費用です。
その費用は他に回してください。
姫路で家づくりを検討している方が知っておきたい、透湿防水シートのこと
姫路は瀬戸内気候に属し、年間を通じて比較的温暖ですが、夏の日差しは強く、外壁下地に使われる透湿防水シートへの紫外線ダメージは決して小さくありません。また、台風シーズンには横殴りの雨が外壁に当たることもあり、防水性能がしっかり維持されているかどうかは、家の寿命に直結します。
増税前後のような建築ラッシュの時期は、工期が圧迫されがちです。その結果として起きるのが、今回ご紹介したようなシートの長期間放置です。施工中の現場をお持ちの方は、シートが貼られてから外壁工事が始まるまでの期間を、一度確認してみてください。
家づくりにかかる費用のことを事前に整理しておきたい方には、家を建てる前に決める予算の話(無料メール講座)も参考になるかと思います。
目に見えない部分の材料選びや施工管理が、長く安心して暮らせる家の土台になります。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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