本場ドイツの屋根職人が語る、気密と断熱性能の関係

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長持ちする家 研究家 瀬崎です。

今回は長持ちする気密処理について

まず「長持ち」と、「気密処理」が、どう関係するかについて簡単にお話しします。

これまでに何度も言っていますが、クオホームでは、光熱費を抑えるということを大変重要視しています。

今後、高騰することが間違いない電気代に備えてなるべくエアコンなしで生活できる家を建てる事、必要なメンテナンス費を貯蓄でき、その結果、家を定期的にリフォームし長持ちさせる事に繋がると考えているからです。

安易に性能や品質の悪い家を建ててしてしまうと、下記のような負のサイクルに陥ります。

①光熱費が高くなる
②メンテナンスの費用が貯蓄できない
③品質が悪い為、メンテナンスサイクルが早い
④メンテナンスできず、家がどんどん劣化

最近では、性能のいい家が建てる予算があるのに、太陽光パネルを載せることに予算を使ってしまって、いくら発電しても、その分、どんどん消費してしまう家を建ててしまっている方が、大変多い状況です。

太陽光発電を否定するつもりはありませんが、まずは、建物本体の基本性能をしっかりあげておくことが重要です。

光熱費を抑えるためには、いくつかの方法があります。

・断熱材の性能をあげる。
・窓の性能を上げる
・熱交換型の換気システムを採用する
・風通りのよい間取りにする
・気密をしっかりとる
・省エネ性能の高い家電に買い替える 等・・・・ 

他にもありますが、 今回は「気密をしっかりとる」事についての記事になります。

そもそも、昔の日本の家は、気密を取るという概念が全くありません。
そのため、多くの職人さんは、「気密を取る」という重要性をあまり認識されていません。 

先日とある縁で、日本人で唯一、ドイツの屋根・板金マイスターの資格を持っている岩元創さんという方をご紹介して頂きました。

現在は、ドルケン・ジャパン(株)という会社で、住宅の気密処理材や防水材などを販売されています。

岩元さんが言われていた言葉で印象深いのが、「気密の悪い家は断熱性能が半減する」という言葉です。

岩元さんは、本場ドイツで、数多くの中古住宅を、高気密・高断熱の家へ改修工事されてきた方です。

その方が、おっしゃる現場の生の声ですので、大変説得力がありました。

実は、日本の基準では、気密性能の規定はありません。

どんなに隙間だらけの家でも、長期優良住宅の最高等級である「温熱環境4」をクリアしてしまいます。 

実際、気密性能の基準であるC値を公表している住宅会社は、ハウスメーカ-でも、一部の会社に限られています。

つまり、温熱等級4だからと言って、C値がどれくらいかわからない住宅会社は、たとえそれがハウスメーカーであっても、本当の断熱性能が優れているとは限らないという事です。

クオホームで、発泡ウレタンを推奨しているのは、今、問題にしている気密が比較的簡単に確保できることと、コスト面での負担が少ない理由です。

最も安価な断熱材であるグラスウールでも、気密シートをしっかり施工できれば、C値を1以下にすることも可能ですが、これには、かなりの施工技術力と、職人さんの気密性能を確保することの意識の高さの両方が必要です。

正直に申し上げまして、クオホームでは、まだ気密シートをそこまできっちり施工できる工事体制ができていません。 

ですので、気密シート貼りが必要なグラスウールや、ロックウールは基本的には、あまり施工しない事にしています。

しかし、先日、大変面白い商品を教えて頂きました。

これを使えば、気密シート貼りの施工が苦手な弊社でも、グラスウールでも、C値1.0を切る事ができそうな 画期的な商品です。

長くなったので、それは、また次回の記事で報告いたします。  ではまた。

 

 

 

 

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