【土地探し】【土地購入】の前に必ずやるべきこと

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長持ちする家 研究家 瀬崎です。

今回は長持ちする土地選びについて。

耐震性能を確保するために、軸組の構造計算や特殊な金物の採用など、いくら構造の強化に配慮したとしても、肝心の地盤が弱いと何の意味もありません。

もっと言えば、地盤だけではありません。
土砂災害、浸水などの危険もあります。

どの場所に家を建てるかによって、建物リスクは大きく変わります。

購入する前に、地盤調査ができればいいのですが、残念ながら
地盤調査は、土地を購入してからでないと原則、実施できません。

そこで、少しでも土地を購入する前にリスクを回避する方法をお伝えします。

では、まず、今一番おすすめのこのサイトを開いて見て下さい。

『地盤安心マップ』

このサイト、かなり良く出来ています。

活断層の位置
災害履歴図
土砂災害危険箇所
液状化危険場所

などを ワンクリックでチェックできます。

さらに気になる土地の住所を入力すると、1分以内に地盤カルテという診断書が届きます。
診断書も大変見やすく、目安になります。

地盤ネット http://jibannet.co.jp/ から引用

例えば、上記結果を見ながら、

浸水リスクが少し高いので、このあたりを建築会社に相談してみて、どうにかなりそうだったらこの土地を購入してみようという判断ができます。

過去にUPした浸水対策に記事はこちら↓
家を長持ちさせるために水害に備える。

地盤カルテの情報にさらに現地調査をプラスして精度を高めます。

現地調査なんて専門化じゃないので無理だと思っていませんか?

そんなことはありません。
現地に行けば、素人でも感じることがたくさんあります。

まず、電柱を見て下さい。

電柱傾いていませんか?
電柱が傾いているということは、そのあたりの地盤が弱い可能性が非常に高いです。

 

築年数の長い家が付近に建っていれば、それも手掛かりになります。
家が傾いていないか?
基礎にひびが入っていないか?
基礎の換気口廻りを特によく見て下さい。

地面に落ちた雨水が流れてくるところになっていないか?
当たり前ですが、水は低いところに流れていきます。
それらの水が溜まってできたのが、池や沼です。
近くに池や沼があれば、その周辺の土地も水が流れ込んでいるため、
軟弱地盤が多くなります。

また、地名に「池」「沼」「谷」がついていれば、過去にそうだったのかもしれません。
同様に地盤が弱い可能性があります。

最後にもうひとつ切り札的な情報をお伝えします。

それは、現在、その付近に住んでいる方に聞くことです。

お目当ての土地の廻りを散歩してみて、愛想の良さそうな方を見つけて
直接質問をぶつけて下さい。

「このあたりで土地を探しているんですけど、大きな災害とかありました?」

話好きな方だと、詳しく教えてくれます。

余談ですが、この方法は災害だけでなく、他の有益な情報を入手できることもあります。

例えば、

・非常識な住民の存在
・高い自治会費
・煩わしい祭事 
・子供の数
・交通量 

『恥ずかしい』
『面倒くさい』

お気持ちはわかります。

しかし、聞くだけメリットは必ずありますので、家を建ててから後悔したくない方は、
ぜひ、実践して下さいね。

 

 

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