ビルトインガレージは後悔する?住宅建築で失敗しない対処法を詳しく解説
新築を建てる際、車の保管場所としてガレージを作るか悩む人は多いかもしれません。
とくに車が好きな人にとっては、愛車を保管しておくガレージ選びは、極めて重要なポイントとなるでしょう。
ビルトインガレージにはたくさんのメリットがあります。
しかし、ビルトインガレージを設置したことで後悔している人も現実にいます。
そこで、大金をかけて建てた家を後悔しないために、この記事でビルトインガレージを設置して後悔する可能性について、対策法を交えて解説します。
またガレージ選びで悩んでいる方は、次の動画を見て住宅建の参考にしてみてください。
You Tube:インナーガレージかカーポートで悩んでいます
ビルトインガレージの魅力とは?
ビルトインガレージを採用することで、次のような魅力を得られます。
- 雨風から愛車を守れる
- 手入れがしやすい
- 荷物の出し入れがしやすい
- 駐車場代を節約できる
- 盗難防止につながる
- その他
などなど…それぞれの魅力をもっと具体的に知りたい人は、以下の関連記事をお読みください。
しかし魅力が多くある一方、後悔する理由もいくつかありますので、本記事では以下をメインにお読みください。
ビルトインガレージを設置して後悔する理由
魅力たっぷりのビルトインガレージですが、中には建設後に後悔している方もいます。
- 車のサイズが制限される
- 騒音がうるさい
- 導入費用が高かった
- 生活動線が不便になった
- 固定資産税が割高になった
など。ビルトインガレージを導入する前に、上記のような後悔理由をカバーできるかどうか?しっかり検討する必要があります。
後悔ポイント①車のサイズが制限される
ビルトインガレージを設置すると、車のサイズが制限されて後悔することがあります。
ビルトインガレージを設置すれば、シャッターのサイズに合わせて車を選ばなければいけません。
「今乗ってる車は小型車だから…」と、小さめのビルトインガレージの入り口を設計してしまうと、例えば将来バンやSUVが欲しいと思ったときに、入らないというケースも考えられます。
また、子供が大きくなったり、夫婦で1台ずつ所有したいと思ったときに、2台目が止められないとなることも。
買い替えや買い増しで後悔しないよう、設計時には注意が必要です。
後悔ポイント②騒音がうるさい
ビルトインガレージは住宅の1階部分に設置するため、シャッター音やエンジン音などの騒音に悩まされることがあります。
外の駐車場では気にならないシャッター音やエンジン音でも、自宅内では大きく響き渡るため、騒音と感じてしまうのです。
とくに夜間の出庫・入庫は睡眠を妨げられることもあり、家族の生活に支障を来たしてしまうことも珍しくありません。
ビルトインガレージを設置する際には、騒音で後悔するケースも想定しておきましょう。
後悔ポイント③導入費用が高かった
ビルトインガレージの導入費用が想像より高かった、と後悔する人もいることでしょう。
電動シャッターを導入したり壁を補強したりと、ビルトインガレージの導入費用は高額です。
そのためビルトインガレージを導入して「想像より費用が高い」と、予算をオーバーしてしまうケースがあります。
住宅建築費用は数千万円と高額な買い物。オプション設備でビルトインガレージを設置することにより、通常より建築費用が高くなるでしょう。
ビルトインガレージを導入することにより、新築建築費用が高くなって後悔する可能性も頭にいれておきましょう。
後悔ポイント④生活動線が不便になった
ビルトインガレージを導入したことで、生活動線が不便になり後悔するケースがあります。
例えば2階建て以上の場合、住居の1階部分をガレージにするため、居住スペースの多くを上階に設計しなければいけません。
そのため、階段の上り下りが多く居住スペースへの移動が不便になります。
またビルトインガレージを導入することにより、間取りが制限されれば生活の自由度が低くなるでしょう。
ビルトインガレージを設置すると、生活動線が不便になり後悔する可能性を考慮しておいてください。
後悔ポイント⑤固定資産税が割高だった
ビルトインガレージの設置により、固定資産税が想像より割高だったと後悔するケースも。
実は、ビルトインガレージの面積を居住スペースの5分の1以下に設計すれば、固定資産税がかかりません。
しかし、居住スペースの5分の1以上の面積でビルトインガレージを設計した場合、固定資産税が割高になります。
固定資産税は住居を所有する限り、毎年発生する税金です。ビルトインガレージの導入により、固定資産税が割高になることもあるので、後悔しないようにしっかり設計しましょう。
ビルトインガレージを後悔せずに導入する対処法
後悔ポイントを知った上で、それでもビルトインガレージがいいという人はいるでしょう。
安心してください。
適切な対処法を実施すれば、ビルトインガレージを導入しても後悔しないような生活を送れます。
- 広めのガレージに設計する
- 居住スペースの間取りを考慮する
- 複数社に見積もりを依頼する
- シンプルな間取りでオプション費用を削減する
- 居住スペースの5分の1以下の面積で設計する
それぞれの対処法を確認して、ビルトインガレージがある住居を建てましょう。
広めのガレージに設計する
ビルトインガレージを導入する際に、広めの間取りで設計すると後悔しにくくなるでしょう。
例えば、軽自動車と大型車を2台駐められる広さを確保しておくと、車種変更や車の台数が増えた際に対応できます。
ちなみに、車の扉を全開する際には片側約70cmのゆとりが必要です。
軽自動車の大きさを「車幅1.5m×車長3.4m」、大型車の大きさを「車幅1.9m×車長5m」と想定した際に、「間口5.2m×奥行6.5m」程度の広さでビルトインガレージを設計してみると、ゆったりとしたガレージにできるでしょう。
※実際の広さは、設計士さんに相談してください。
またビルトインガレージ内で、車の手入れをしたい人は、さらに広めに設計する必要も出てくるかもしれません。
ビルトインガレージは一度家が建つと修正が利きませんので、将来のことも考えてプランを立てるようにしてください。
居住スペースの間取りを考慮する
ビルトインガレージを設置する場合、騒音や生活動線で不便を感じないように居住スペースの間取りを考慮しましょう。
例えば騒音を極力防ぎたいのであれば、寝室をビルトインガレージから遠い上階の部屋に設置する。
また、車の手入れしやすさを考えるなら、1階部分にアウトドア用品や車関連の荷物を置いておくなどの工夫ができます。
ビルトインガレージを導入する際には、騒音対策や生活導線を考慮して設計すると、住宅建築で後悔しにくくなるでしょう。
複数社に見積もりを依頼し比較する
ビルトインガレージを設置する際に、複数社に見積もりを依頼しておくと金額面で後悔しないですむかもしれません。
ビルトインガレージは建築費用が高額になりやすいため、導入する際は、できるだけ複数の業者へ見積もりを依頼し、比較しましょう。
シンプルな間取りでオプション費用を削減する
ビルトインガレージを導入して予算オーバーにより後悔しないために、費用をかける優先順位を決めてみてください。
例えば、間取りにこだわりたい場合は不要な設備のグレードを落としたり、設備にこだわりたい場合は間取りをシンプルにしたりと、優先順位ごとに費用の使い所を見極めましょう。
シンプルな間取りで住宅建築費用を抑えられると、ビルトインガレージを導入しても予算内で家を建てられる可能性が高くなります。
また照明・換気・防音性能など設備のグレードを落とすことで、ビルトインガレージの導入費用を軽減可能です。
ビルトインガレージの導入にこだわるのではなく、住宅全体の設計計画で「どのポイントを優先してお金をかけるのか」優先順位をつけると、予算内で理想の住宅を建てられます。
居住スペースの5分の1以下の面積で設計する
固定資産税が割高になって後悔したくない人は、居住スペースの5分の1以下の面積でビルトインガレージを設計することをおすすめします。
居住スペースの5分の1以下の面積でビルトインガレージを設計した場合、ガレージ部分は固定資産税に加算されません。
プランをたてる際に、設計士さんとよく相談して決めましょう。
ビルトインガレージ導入で後悔しないためのポイント
ビルトインガレージを導入する際は、後悔しないために次のポイントをおさえておいてください。
- 車のサイズ・台数が変わる可能性を考慮する
- 必要最小限の設備は導入する
- 住宅の耐熱性能を考慮する
それぞれのポイントをふまえて住宅建築をすると、ビルトインガレージを導入しても後悔しにくくなります。
愛車を大切に管理し快適な生活を送れるよう、以下を参考にしてください。
車のサイズ・台数が変わる可能性を考慮する
ビルトインガレージを導入する際は、将来車のサイズや台数が変わる可能性を考慮しておいてください。
将来子どもが成長して車を購入すると、2台分の駐車スペースが必要になります。
他にも住宅建築当初は小さめのコンパクトカーに乗っていても、将来大型車に乗り換える可能性もあるでしょう。
将来、車のサイズや台数が変わる可能性を考慮しておくと、ビルトインガレージを設置して後悔する事態を防げます。
ビルトインガレージはできるだけ広めに設計して、後悔する可能性を減らしましょう。
必要最小限の設備は導入する
ビルトインガレージの導入費用を軽減したいからといって、設備のグレードを落としすぎると後悔するかもしれません。
換気設備や照明器具・防音設備や自動シャッターなど必要最小限の設備が揃っていないビルトインガレージは、不便で生活にも支障を来たしてしまいます。
とくに防音性能や換気性能は、健康被害にも影響を及ぼすので導入しなければいけない設備です。
照明設備はグレードを落としても、簡易照明を設置すれば問題ありません。
導入が必須な設備と、自分で後付けできる設備を見極めて、コストを落としてビルトインガレージを導入してみてください。
住宅の断熱性能を考慮する
ビルトインガレージを導入すると、居住スペースにビルトインガレージからの外気熱が伝わる可能性があります。
一般的にビルトインガレージはコンクリートで仕上げることが多いです。
コンクリートは熱を蓄熱する特性があるので、ビルトインガレージの中は夏は暑く冬は寒くなります。
ビルトインガレージは自宅内にあるため、コンクリートが蓄熱した外気温を隣接する部屋に伝えてしまいます。
そのため冬場は、ビルトインガレージの真上にある部屋が底冷えしてしまう可能性が。
そこで、断熱性能が高い住宅を建てれば、外気温の影響を受けにくく年中快適な生活を送れるようになります。
ビルトインガレージを導入する際は、外気温の影響を受けないよう、住宅の断熱性能を考慮した家を視野にいれましょう。
ビルトインガレージで後悔しないために
ビルトインガレージの導入で後悔しないためには、メリットデメリットを把握することが大切です。
後悔する理由を把握できれば、対処法を考えてデメリットを解消できます。
ビルトインガレージで愛車の管理を楽しみたい!という人は、生活導線や騒音など間取りを考慮し、断熱性能が高い住宅を建ててみてください。
弊社クオホームは、姫路エリアで断熱性能が高い「長持ちする家」をご提案しています。
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