建て替えとリフォームどちらにすべきかがわかる!それぞれの違いやメリットデメリットなど解説

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家が老朽化してくると、建て替えやリフォームをしようか悩みはじめることでしょう。

しかし、建て替えとリフォームの違いを理解しておかなければ、どちらにすべきか検討できませんよね。

そこで今回は、建て替えとリフォームの違いについて、詳しく解説します。

本記事を読むことで、建て替えとリフォームどちらが向いているのかの判断材料になると思います。

また、建て替えを選択する際には、下記の解体工事で起きるトラブル例について解体業者から詳しく聞いた解説動画を参考にしてみてください。

You Tube動画:解体トラブル6割超え!解体業者選びを経験から語って見た。

建て替えとリフォームの概要

家が老朽化すると「そろそろ建て替えかリフォームをしようか」と、悩んでいませんか?
そもそも建て替えとリフォームの違いについて、詳しく知らない方もいるでしょう。

どちらも家が老朽化した際に実施する工事ですが、施工期間や費用相場・実現できる工事内容が大きく異なります
自宅の修繕や建て替えを検討している方は、建て替えとリフォームの概要を確認して、違いを理解しておいてください。

建て替えとは

建て替えとは、住宅を解体して新しい住居を建て直すことです。

既存住宅を基礎部分から解体して、一度更地にするためリフォームより大掛かりな工事となります。
そのため、新築住宅建設と変わらない手間がかかるため工事費用が高く、施工期間が長いです。

しかし、基礎部分から住宅を建て直すため、既存住宅と異なる構造や間取りで新居を建てられます。

リフォームとは

リフォームとは、住宅を改装・改築する工事のことです。

既存住宅の破損箇所や老朽化部分を修繕して、新しくすることを指します。
そのため基礎部分から解体する建て替えより、工事費用が安く、施工期間が短いです。

しかしリフォームでは壁の張替えや浴室の改修など、設備を新しいものに変えることはできますが、間取り変更や構造変更など基礎部分を取り壊す工事はできません。

家を全体的に作り変える全面リフォームでも、基礎部分に影響を及ぼす工事はできないため、建て替えより工事内容の自由度に制限があります。

建て替えとリフォーム費用や期間の違い

では、建て替えとリフォームのどちらが自分に向いているのか?が知りたいポイントかと思います。

建て替えとリフォームどちらにすべきか検討する際には、まず費用相場と施工期間の違いを理解しておくことが大切です。

詳しく解説していきます。

建て替えの費用相場

建て替えは既存住宅を解体して、新しく新居を建て直します。そのため、リフォームより費用相場が高額です。

費用相場は工事内容や住宅面積によって異なりますが、1,000万円〜4,000万円ほどで建て替えられます。坪単価では、1坪あたり50万円〜70万円ほどが相場です。

とはいえ、どんな家に建て替えるかにもよりますので、相場から大きく上振れすることももちろんあります。

国土交通省が実施した2021年度の「住宅市場動向調査」によると、建て替えの平均費用相場は3,299万円でした。
住宅ローンを組んで建て替えをする方が多く、47.8%が建て替えを行う際に住宅ローンを利用しています。
なお、自己資金率の平均は55.4%となっているため、自己資金の平均金額は1,828万ということがわかります。

どのような住宅に建て替えたいかで費用相場は異なりますが、リフォームより建て替えの方が費用が高額になることを理解しておきましょう。

リフォームの費用相場

リフォームは内容によって、どのくらいの費用がかかるのか相場が違います。
洗面台を取り替えるだけのリフォームであれば、10万円ほどで可能です。

しかし、家全体を作り直す全面リフォームの場合は、250万〜1,500万円ほどかかります。
そのため、リフォームの費用相場は10万円〜1,500万円と幅広くなっています。

一軒家全体をリフォームする際は、1坪あたり20万円〜60万円ほどを目安に考えると、余裕もって計画できるかもしれません。

建て替えの施工期間目安

建て替えは既存住宅を一度解体して、新しく住宅を建て直すため長い施工期間が必要です。

目安としては10ヶ月〜1年半ほどの施工期間がかかります。
また建て替えの際には長期間自宅を工事するため、仮住まいを用意しなければいけません。

仮住まいの用意や約1年ほど自宅に住めないことをふまえると、建て替えをする際には事前準備が必要です。
建て替えを検討する際には、施工期間が長くなることをふまえて、建て替えをするべきか検討してみてください。

リフォームの施工期間目安

リフォーム内容によって、どのくらいの施工期間が必要か変わります。

施工期間の目安は1ヶ月〜半年間ほどです。
一部の設備を取り替えるだけのリフォームであれば1ヶ月ほどで完工しますが、全面リフォームをする際には4ヶ月〜半年ほどかかることも珍しくありません。

また一部改修リフォームであれば、場合によっては自宅に住みながら施工可能です。

しかし、全面リフォームの内容によっては建て替えと同じく仮住まいを用意しなければいけないので、業者に費用と合わせて施工期間を確認しておきましょう。

建て替えのメリット・デメリット

建て替えには、リフォームにはないメリットとデメリットが存在します。建て替えをするべきか悩んでいる方は、建て替えのメリットとデメリットを確認しておきましょう。

建て替えのメリット

建て替えをするメリットは、次の通りです。

  • リフォームより工事内容の自由度が高い
  • 耐震・断熱等級の高い家を建てられる
  • 新居を建て直すので、最新設備を揃えられる
  • 新居に住めるので家の寿命が延命される
  • リフォームより多額の住宅ローンを組みやすい
  • 自治体によって補助金や助成金を利用できる

建て替えは住宅の基礎部分から解体して、一から新居を建て直すため工事内容の自由度が高いです。建て替えの際には、自分好みの間取りや構造で新しく住宅を建て直してみてください。

また、土地を一度更地まで戻すため、住宅の土台部分から改修可能です。そのため、耐震性能工事など大掛かりな工事をして、住宅の耐震性能をあげることもできます。同じく、断熱等級の高い省エネ住宅を建てることもできます。

さらに、新居を建て直すため、既存住宅より新しい最新設備で建築可能です。老朽化が進んで耐用年数が近づいていた住宅も、新築住宅に建て直すことで長く住み続けられます。

また、建て替えの場合は住宅ローン減税や補助金・助成金を利用しやすくなります。

建て替えのデメリット

建て替えにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
建て替えのデメリットは、次の通りです。

  • リフォームより費用が高額
  • 施工期間が長い
  • 仮住まいを用意しなければいけない
  • 税金がかかる
  • 建て替え後の住宅が制限される可能性がある

既存住宅を解体して、新しく住宅を建築する建て替えは、リフォームより高額な費用が必要です。施工期間が長く、仮住まいを用意しなければいけないため、建て替え中の生活に支障をきたす可能性があります。

そのため建て替えをする前に、仮住まいの確保や資金調達など、しっかりと計画を立てておかなければいけません。

また、新しく住宅を所有した際にかかる不動産取得税や、新居を登記登録するための登録免許税など、さまざまな税金がかかります。
土地によっては、建て替え後の住宅面積が制限される可能性があるため、事前に希望通りの新居を建てられるか確認しておきましょう。

リフォームのメリット・デメリット

建て替えだけでなく、リフォームにもメリットとデメリットが存在します。
住宅修繕工事で悩んでいる方は、リフォームのメリット・デメリットを理解して、建て替えとどちらにすべきか検討することが大切です。

リフォームのメリット・デメリットを確認して、建て替えのメリット・デメリットと比較検討してみましょう。

リフォームのメリット

リフォームのメリットは、次の通りです。

  • 建て替えより費用が安い
  • 施工期間が短い
  • 既存住宅に住み続けられる
  • 住宅に住みながら工事が可能
  • 減税や助成金の対象もある

リフォームは建て替えより工事規模が小さいため、費用が安いです。洗面台を取り替えるだけのリフォームであれば10万円ほど、浴室の改修リフォームでも100万円ほどで新しい設備に取り替えられます。

全体リフォームをしても、住宅の基礎部分を取り壊すような大掛かりな工事をしないため、建て替えよりリーズナブルな価格で施工可能です。

また、長年愛用してきたマイホームに、そのまま住み続けられる点も大きなメリットでしょう。既存住宅に住みながら工事ができるので、仮住まいを用意する必要がありません。

リフォーム内容によっては、減税措置や助成金の対象となるケースもあるので、お得に自宅の修繕工事ができます。

リフォームのデメリット

リフォームも建て替えと同じく、メリットとデメリットの両方が存在します。

リフォームのデメリットは、次の通りです。

  • 建て替えより工事の自由度が低い
  • 住宅の寿命が伸びない
  • 新たにリフォームが必要な可能性がある
  • 耐震性の工事は難しい

リフォームは、間取り変更や構造変更などの工事はできないため、建て替えより工事の自由度が低いです。

また、どれだけ設備を綺麗に修繕しても、住宅の基礎部分は変わらないため、耐用年数は延びません。そのため、高額なリフォームをしても、築年数が経過すれば家の寿命が訪れてしまいます。

老朽化が進んで寿命が近い家の場合、何箇所もリフォームしなければならない可能性も。その場合は、思い切って立て替えてしまったほうがいいケースもあります。

また、建て替えと違って、リフォームでは土台部分から改修することができないので、耐震性の強化は難しいです。

建て替えとリフォームどちらが向いているのか

それぞれのメリット・デメリットを比較検討しても、自分が「建て替えとリフォームどちらが向いているのか」が分からない方もいるでしょう。

どちらの方法で自宅を改修すべきか悩んだ際には、建て替えとリフォームそれぞれに向いているケースを確認してみてください。

建て替えが向いているケース

次のようなケースは、リフォームより建て替えが向いています。

  • 築年数が古い
  • 耐震性能を強化したい
  • 断熱性能を強化したい
  • 間取りを変更したい
  • 家を引き継ぐ人がいる

築年数が古い住宅は、リフォームをしてもすぐに家の寿命が訪れてしまいます。また、あらゆる設備の老朽化が進んでいるため、他の箇所もすぐにリフォームしなければいけません。

そのため、こまめにリフォームをして延命していくより、思い切って新しい住宅に建て替えた方が賢明です。
耐震性能や断熱性能など、住宅性能を強化したい場合も、建て替えが向いています。基礎部分から作り直して、一から希望通りの住宅性能に建て替えてみてください。

また、新築に建て替えられることで長期間住み続けられるため、老朽化している家を子どもや親戚などに引き継ぐ場合は建て替えが向いています。次の世代に引き継ぐ家をリフォームしても、何世代も住み続けることができません。

建て替えに向いているケースに当てはまるかを確認して、自宅の修繕方法を検討してみてください。

リフォームが向いているケース

建て替えではなく、リフォームが向いているケースは、次の通りです。

  • 築年数が浅い
  • 一部分だけ修繕したい
  • 工事費用を抑えたい
  • 家を引き継ぐ人がいない
  • 長期間暮らす予定がない

築年数が浅い住宅は建て替えをせずに、リフォームで十分修繕できます。なぜなら、築年数が浅い住宅は耐用年数まで年月があり、建て替えると費用対効果が悪いからです。

設備の故障があった部分だけリフォームをすれば、しばらくの期間は修繕する必要はないでしょう。
「浴室を最新設備に変えたい」「壁を張り替えたい」など、一部分だけを修繕したい場合もリフォームで十分です。建て替えよりリフォームの方が圧倒的に費用が安いため、予算が限られている方はリフォームを検討しましょう。

また、家を引き継ぐ人がいないなど、長期間人が暮らす予定がない住宅の場合、家の寿命自体を延命する必要はありません。そのため、長期間暮らす予定がない住宅は、修繕箇所だけリフォームで直しておきましょう。

建て替えをしなくてもリフォームで対応ができる住宅は、リフォームを選択した方が費用を抑えられます。

姫路で建て替えやリフォームを検討しているなら

建て替えとリフォームは、それぞれにメリット・デメリットがあります。

自宅が老朽化したり新しい設備を希望したりと、建て替えやリフォームを検討する理由はさまざまでしょう。建て替えやリフォームを検討する際に、最も重要な点は「どれだけ長く住み続けるか」を考えること。

また、せっかく建て替えやリフォームをするなら、地震や災害に強く、夏は涼しく冬は暖かい家に住めると、より快適に暮らせます

姫路エリアで建て替えやリフォームを検討しているなら、クオホームにご相談ください。
弊社クオホームでは「長持ちする家」をコンセプトに、品質の良い住宅を予算に合わせた価格でご提案しています。

また、高断熱高気密住宅を意識した家造りを行っていますので、自宅の住宅性能を強化したい方にオススメです。

建て替えかリフォームどちらにすべきか悩んだ方は、ぜひクオホームにご連絡ください。
お客様視点で最適な選択ができるよう、全力でサポート致します。

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