部屋の大きさでエアコンを選ぶ事を疑う。

 
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長持ちする家 研究家 瀬崎です。

『家を建てた後にかかるお金をいかに少なく抑えるか』という情報を発信し続けている等ブログですが、今回はエアコンの話です。

以前の記事で、古いエアコンを新しいエアコンにすると、どれくらい電気代が節約できるかがわかるサイトを紹介させて頂きました。

家の光熱費をシミュレーションする理由 

今回は、違った視点でお話します。

エアコンの大きさの選び方です。

ほとんどの方が、エアコンを設置する部屋の大きさで、何畳用のエアコンにするかを決めていらっしゃると思います。

でも、少し考えると、これっておかしな事だと気付くことができると思います。

だって、隙間だらけのシングルサッシ+断熱材も入っていないような部屋と、最新のサッシに、高性能の断熱材がぎゅうぎゅうにつまった部屋とが、広さが同じだからと言って、適正なエアコンの大きさが同じなんて、どう考えてもおかしいですよね?

実はメーカーの出しているエアコンのカタログをよく見ると、冷房能力と、暖房能力が、きちんと数字で記されているのです。

下は、エアコン、トップメーカー、ダイキン工業のカタログです。↓

必要なところを拡大↓

赤枠で囲った部分の数値が、空調しようとする部屋を、おぎなえる能力です。上の数値が暖房時に必要な能力、下が冷房時に必要な能力です。

ただ、この数字だけ見ても、一般の方には意味がよくわからないと思います。

家の断熱性能を数字で考えて設計できるノウハウを持っている技術者は、

一番寒い時に、適度な室温を維持するのに、どれくらいの熱量が必要なのか?
一番暑い時に、適度な室温を維持するのに、どれくらいの冷房負荷がかかるのか?

を、理解しています。

例えば、

ある部屋を空調するために必要な能力が、
寒い時に、4.9KW 暑い時に、 3.9KW だと、計算で導き出すことができれば、

カタログを見ながら、(その部屋が20畳あったとしても)、14畳用で十分だと、言い切れるのです。 ↓↓

20畳用のエアコンと、14畳用エアコンは、実売価格で、約に7万円の差があります。これを30年間に3回買い替えると仮定して計算すると、21万円の開きになります。

大きいですよね?

家の断熱性能を設計時点で把握できると、こういった事が事前に予測できるようになります。

また、断熱性能を先に決めて、それに合わせて、仕様を決めていくという手法を取る事ができます。

具体例をあげると、

エアコンを各階1台で、まかなえるような断熱性能の高い家を作るためには、どのグレードの窓をいくつつけたり、断熱材をどれくらいの厚みで施工すればいいかが、事前にわかるという事です。

この考え方は従来の建築会社が取ってきた手法とは真逆の考え方です。

建築会社の多くは、断熱材や、窓の仕様をあらかじめ選定した標準仕様というものが先にあって、その仕様に基づき家を建てます。

多くの方が誤解していますが、まったく同じ断熱材や窓を使って建てたとしても、断熱性能は、それぞれの家によって異なります。

断熱性能とは、断熱材や窓の種類だけで決まるものではなく、それにプラス、それらの割合や、方角・隣家の影響など、様々な要素が絡んでくるものだからです。

ですので、実は、自分の設計した家が、どれくらいの断熱性能があるのかを把握できていないのが現状なのです。

もし、あなたが、断熱性能にこだわった家作りを希望されるのでしたら、自社で断熱性能を計算できるノウハウのある建築会社に依頼する事が、必須事項です。
 

 

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