高気密・高断熱住宅の吹き抜けのメリット・デメリット①

 
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長持ちする家 研究家 瀬﨑です。

今回は吹抜けの話。

「吹抜け」

 

みなさんの印象はどうですか?

上を見上げると、剥き出しになった木の梁が自然を感じさせ、
その向こうでゆっくりと回る白い羽が、落ち着きをもたらす。

窓からは、青い空が見え、そこから降り注ぐ太陽の恵みは
家に居ながらも、体をアクティブな状態にしてくれる。

プラスのイメージを持つ方もいれば、

空間がもったいない、ただでさえ収納少ないのに、
部屋ひとつ増やせるわ。

エアコンの効きが悪くなるから嫌。
電気代が高くなる。

地震に弱くなりそう・・・・ 

マイナスのイメージを持つ方もいます。

私の感覚ですが、
プラスのイメージを持たれている方は、
比較的若い方が多く、
マイナスのイメージを持たれている方は
年配の方が多い気がしています。

親御さんに反対されて、吹き抜けを断念された方を
実際に何人か見てきたのが、そう思った理由の一つです。

では、

「建築士からみたら
ぶっちゃけ吹抜けってどうなの???」 

こう思う方も多いと思いますので、
私なりの意見を述べさせて頂きます。

この質問に対する答えは、
吹抜けを設置する住宅の性能によって変わってきます。

例えば耐震性能。

耐震性能とは、地震に対する強さを3段階に現した国の基準で、
1・2・3と、数字が大きくなるほど、耐震性が強くなっていきます。

この耐震性能1以下の家だと、「床の強さ」 を計算していません。

床の強さ?

床の強さとは、床を面としてみて、どれくらい地震に対して、抵抗力があるかという事です。

この床の強さが一定水準以上ないと、いくら壁面を強くしたり、柱を太くしても、耐震性は
ある程度までしか向上しません。

話を元に戻しますと、

「吹き抜け」があると、床の強さが著しく弱くなります。

当然ですよね。

床の強さというより、床がないのですから・・・

吹抜けを設置しながらも、
地震に強い家を建てるためには、

床面の強さが低下した分を他で補う必要があります。

ここまでわかりますよね?

その計算をしているのが、
耐震等級2、耐震等級3の建物なのです。

つまり、

耐震等級2もしくは、耐震等級3ではない建物は
「吹き抜け」を設置すると、
耐震性がどれくらい悪くなるかわからない。

言いかえると、非常に危険である。

それと同時に


耐震等級2、耐震等級3の建物であれば、
耐震性という観点からは、
吹き抜けを設置するデメリットはない

と言えます。

吹き抜けだと、光熱費が高くなるのは本当か?
エアコンの特性と合わせて、②では、そのあたりの話をしてみたいと思います。

高気密・高断熱住宅の吹き抜けのメリット・デメリット②

 

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