「将来的に2部屋にできます!」のデメリット

 
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長持ちする家 研究家 瀬崎です。
今回は間取りの話。

『子供が小さい時は、間仕切りを設けず大きな1部屋として使い、子供が大きくなったら、後で間仕切り壁を作って、2部屋にできるようにすると便利ですよ。』というアドバイスをよく聞きます。
準備といっても、天井に木下地を入れて、入口ドアを2箇所設置するぐらいですので、工事費もそれほどかかりません。
10年くらい前は、私自身もお客様に同じようなアドバイスをしていました。

たしかに、さらっと聞くと、いいアドバイスのよう思えます。
しかし、本当にそうでしょうか?
この10年の間に、家を建て、子供を2人持ったことで、私の考えも変わってきました。

2階建ての戸建て住宅で最もポピュラーな間取りを例にお話しします。

1階 LDK+1部屋+水廻り
2階 子供部屋2部屋+寝室+納戸

私の家もほぼ、このようになっています。

冒頭にお伝えしたアドバイスに従ってみると、


2つの子供部屋の間に壁を作らず、1部屋の大きな部屋としておいて、将来的に仕切る


このやり方で、よく言われるメリットが
「子供が小さいうちは、兄弟で一緒に遊ぶので、1部屋のほうがいい。」


しかし、私はデメリットの方が多いように思います。
① 子供が小さいうちにはそもそも2階にあがることがほとんどない。
② 後から壁を作る工事に、最低10万円は必要になる。そして工事が必要になる時期が、学費や、家の修繕費等でもっともお金が必要な時期と重なってしまう。
③ 子供は、すぐにいなくなってしまう。もし、遠方の大学にいくことにでもなれば、間仕切りの壁が必要な期間は実質6年くらいしかない。(中学からの6年間)
④ 部屋が広すぎてエアコンがきかない。(かといって2箇所つけるのはもったいない。)


今、私が思う一番ベストなアドバイスは、
初めから壁を作っておく。
そして、ここからがポイントです。
その壁の中には、柱を設置しないこと。
つまり、構造上重要な柱を設けずに、梁を大きなものにしておき、将来的に壁を壊して、簡単に
一部屋にできるように準備しておくことです。
子供が、家を出て行ってしまってからの方が、長いのです。
家は、子供のためではなく自分のために建ててください。
子供部屋をなくして、ひろい大きな部屋で、何か趣味に没頭したり、新しい仕事場として利用してみたり、考えただけでも楽しくないですか?
孫たちのための広いキッズルームというのもいいかもしれません。
参考なればと思います。

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