ハイドロテクトタイルは何色がおすすめ?おしゃれな家づくりは外観が大切!
新築を建てる際に、外壁選びで悩む人は多いかと思います。
外壁にはさまざまな種類がありますが、日本でよく採用されているのは
- 窯業系サイディング
- 金属系サイディング(ガルバリウム)
- ALC
- タイル
- 塗り壁
などがあります。(これ以外にももっと細かく色々あります)
で、色々壁紙を調べているうちに「ハイドロテクトタイル」という外壁を知った人も多いのではないでしょうか。
「セルフクリーニングでメンテナンスが楽」「外観をずっと綺麗に保てる」と、評判が良いハイドロテクトタイル。
しかし、外観を印象づける外壁は、機能性だけでなく色も大事ですよね。
そこで今回は、ハイドロテクトタイルの色の組み合わせについて詳しく解説します。
ハイドロテクトタイルの基礎知識については以下をお読みください。
家を建てる上で、色合いを考慮することは非常に重要です。
以下はハイドロテクトタイルとは関係ありませんが、色の打ち合わせについて紹介した動画です。
お時間ある人は、新築建築の参考にしてみてください。
YouTube:色打ち合わせはどうやってススメますか?
そもそもハイドロテクトタイルとは?
ハイドロテクトタイルとは、TOTOの光触媒技術を活用した外壁素材です。太陽光で汚れを分解して、水で洗い流す「セルフクリーニング効果」を発揮して、家の外壁を綺麗に保ちます。
セルフクリーニング効果の原理について、気になる方もいるでしょう。
まずハイドロテクトタイルの表面にある光触媒層が、太陽光に反応して付着した汚れがタイルの表面に浮かび上がります。
浮き上がった汚れは、雨が降った日に雨水と共に流れ落ちて、外壁が綺麗な状態に掃除されるのです。
ハイドロテクトタイルは汚れを洗い流すだけでなく、ホコリやチリが付きにくく劣化や傷に強い特性があります。
メンテナンスをせずに外壁を綺麗に保てるため、家を長持ちさせたい方から注目を集めている外壁素材です。
ハイドロテクトタイルの色は5色
ハイドロテクトタイルが機能的に優れていることは分かりました。しかし「おしゃれな家を建てたい」と考えている人にとって、機能性だけでなくデザイン性は重要です。
例えば一条工務店で扱っているハイドロテクトタイルは、次の5色です。
- ホワイト
- ブラック
- ブラウン
- ピンク
- オレンジ
使用できる色は最大2色までで、計25通りの組み合わせとなります。
外観にこだわりたい人は、ハイドロテクトタイルの色の組み合わせをよく検討してください。
ハイドロテクトタイルの色別の外観
「ハイドロテクトタイルを導入したいけど、外観もこだわりたい」と、デザイン性について悩んでいる人もいるでしょう。
5色とカラーバリエーションが限られているハイドロテクトタイルですが、色の組み合わせによっては自分好みの外壁で家を建てられます。
計25通りあるハイドロテクトタイルの色の組み合わせによって、外観がどのような印象になるのか知っておくことが重要です。
それぞれの色の印象を解説しますので、何色ベースのハイドロテクトタイルで家を建てるべきか検討してみてください。
ホワイトメインの外観
ホワイト系は外壁の中でも人気が高く、ハイドロテクトタイルにおいても例外ではないでしょう。
白い外壁は、清潔感があり優しい雰囲気になります。
また、白は膨張色なので実際より広く見えやすいです。家全体が本来より大きく感じます。
白は汚れが目立つ色とも言われますが、ハイドロテクトタイルの場合はセルフクリーニングで汚れを落としてくれるため、真っ白でも清潔を保てる家を建てたいという人には向いてるかもしれません。
ホワイト一色の家は、シンプルで綺麗な印象になりますが、ピンクやオレンジなどアクセントカラーを取り入れることで、おしゃれな雰囲気を演出できます。
ナチュラルテイストの家や、綺麗で明るい家を建てたい方は、ホワイトのハイドロテクトタイルを使ってみるのはいかがでしょうか。
ブラックメインの外観
家を建てる際に、白より黒を貴重とした外観を希望する方も多いでしょう。
ブラックメインの家は、高級感やシックな雰囲気を演出できます。そのため、かっこいいモダンな家、高級感を演出したい人などにおすすめです。
高級感が出る反面、重厚感も出るため、家を建てる前に完成形のイメージを明確にしておく必要があります。
また、近隣が明るい外壁が多い場合には、黒い家が建つことを嫌がる人もいるかもしれません。せっかく家を建てて何十年も住むのですから、近隣トラブルにならないよう事前に確認が必要です。
どうしても黒を使いたい場合は、ブラックとホワイトを組み合わせて家を建てるのもひとつです。
これはハイドロテクトタイルに限らず、どんな外壁においても言えることなので、注意してください。
ブラウンメインの外観
ハイドロテクトタイルのブラウンは、ほとんど黒に近い茶色です。そのため、ブラウンメインの外観もブラックメインの家に近い雰囲気になります。
ブラウンメインの家は、シックで落ち着いた印象を与えてくれます。重厚感がありながらおしゃれな雰囲気を演出できるため、インダストリアルデザインなどが好きな方におすすめです。
しかしブラウンメインの外観は、ブラックよりは落ち着いた雰囲気に見えますが、曇の日や夜間など陽が出ていない時には黒に見えることが多いかもしれません。
また、ブラックと同様に高級感を演出できますが、景観の問題でトラブルになる可能性も。事前に確認が必要です。
ブラウンメインの外観はオレンジやホワイトと組み合わせると、少し華やかな雰囲気となります。どのような雰囲気の家にしたいか、希望に合った色とブラウンを組み合わせてみてください。
ピンクメインの外観
ピンクのハイドロテクトタイルは、ピンクというよりベージュに近い色です。ベージュのようなピンクのハイドロテクトタイルで家を建てると、ナチュラルテイストの外観になります。
そのため、住宅街などで近隣の家に浮かず、住宅街でも馴染みやすいでしょう。
更にピンクメインの外観は、リラックスできる優しい雰囲気を演出できます。
オレンジやホワイトと合わせると、ナチュラルテイストの家。ブラックやブラウンと合わせると、モダンで個性的な雰囲気となります。
他の色との相性も良いので、ピンクメインの外観はアレンジの幅が利きやすいです。
オレンジメインの外観
オレンジのハイドロテクトタイルは、オレンジというより黄土色に近いです。
オレンジメインの外観は、賑やかで明るい雰囲気になります。友人や家族と団らんできる、親しみを生みやすいリラックスできる家にぴったりです。
より明るい印象にしたい方は、オレンジとホワイトを組み合わせた家。モダンでおしゃれな雰囲気にしたい方は、オレンジとブラウンを組み合わせてみるのはいかがでしょうか。
色の組み合わせを考える際のポイント
ハイドロテクトタイルに限らずですが、外壁を決める場合は色の組み合わせ方をよく検討することが大切です。
同じ色の組み合わせでも、配色によって家の雰囲気がまったく異なります。
どのような家にしたいのか、外観のイメージを決めてから、使用するハイドロテクトタイルの色を選びましょう。
組み合わせ例として
- 明るい雰囲気の家 → ホワイトベースの組み合わせ
- 高級感を演出したい家 → ブラック・ブラウンベースの組み合わせ
- 和やかな雰囲気の家 → オレンジ・ピンクベースの組み合わせ
といった感じはいかがでしょうか?
紹介した色の組み合わせは一例になるので、家を建てる際には工務店やハウスメーカーの担当者と相談してみてください。
色の組み合わせと配色の割合を考慮して、理想のマイホームを建てましょう。
ハイドロテクトタイルは外観だけでなく性能も優れている
ハイドロテクトタイルは外観だけでなく、性能面も優れています。
具体的にどのような特徴があるのか、詳しく確認しておきましょう。
ハイドロテクトタイルの優れた性能は、次の通りです。
- 汚れに強い
ハイドロテクトタイルの表面を覆う釉薬(ゆうやく)という成分が、外観を美しく輝かすだけでなく汚れを防止する効果を発揮します。 - 傷に強い
ハイドロテクトタイルは石などと同じ性質を持つ外壁素材です。そのため風で砂や石が当たった程度では、傷が付かず外観を綺麗に保ちます。 - 変色しにくい
ハイドロテクトタイルは天皇素材なので、石や岩のように変色しにくい特性があります。そのため長年、雨風や日光に晒されても変色しにくく、美しい外観のままです。 - 熱に強い
陶磁器と同じように高温で焼き上げて作るハイドロテクトタイルは、熱に強い特性があります。そのため、炎天下に長時間さらされても、劣化することはありません。 - 劣化しにくい
ハイドロテクトタイルはアルカリ性や酸性の影響を、最小限に押さえられるため、酸性雨が降っても安心です。ハイドロテクトタイルは劣化しにくいため、家を長持ちさせられます。 - 水に強い
ハイドロテクトタイルの吸水率は3.0%以下であり、水をほとんど吸いません。そのため、凍害が心配される寒冷地でも、安心して使用できます。
さまざまな強さを持ち合わせているハイドロテクトタイルのメリットを理解したうえで外壁を検討してください。
ハイドロテクトタイルで外観を綺麗に長持ちできる
先程紹介した通り、ハイドロテクトタイルは家を劣化させない特性を持っています。そのため、ハイドロテクトタイルを使用した場合、外観を綺麗な状態で保ちやすいです。
暑さや寒さに強く、汚れや傷にも強いため、劣化や損傷の心配は少ないでしょう。
ハイドロテクトタイルを使用して家を建てた場合は、メンテンスを最小限にして家を長持ちさせられます。
普通のタイルや外壁素材より値段が高くても、長期的なメンテナンス費用や修繕費用がかからないことを考慮すると費用対効果が高いと言えるかもしれません。
新築建築を検討している方は、ハイドロテクトタイルを使って家の外観を綺麗に長持ちさせましょう。
ハイドロテクトタイルにかかる費用については以下の記事を参考にしてください。
ハイドロテクトタイルは強い衝撃で割れやすいので注意する
高温で焼き付けて作るハイドロテクトタイルは、陶器の一種です。そのため、強い衝撃で割れたり欠けたりするので注意しましょう。
傷がつきにくい特性があっても、故意に強い衝撃を与えたり強風で硬い物がぶつかった際には、割れてしまいます。せっかく導入したハイドロテクトタイルが割れてしまえば、修繕しなければいけません。
しかし強風で物がぶつかったり、子どもが遊んでいて硬いものをぶつけたりした場合は、突発的な事故なので火災保険で補償できるケースがあります。ハイドロテクトタイルが損傷した場合は、保険適用できるかどうかをまず確認しましょう。
ハイドロテクトタイルはメンテナンスが必要?
ハイドロテクトタイルは汚れが落ちやすく、雨で綺麗になるためメンテナンスフリーだと思っている人も多いでしょう。
確かに汚れは取れやすいですが、日が当たらない場所は苔が生える可能性があります。汚れは雨で落とせても、苔は湿気によって生えてくるため最低限のメンテナンスが必要です。
そのためハイドロテクトタイルの外壁は、高圧洗浄機を使ってメンテナンスすることをおすすめします。
高圧洗浄機を使えば手が届かない範囲でも、簡単に掃除できます。湿気により生えた苔は高圧洗浄機を使って清掃してみましょう。
ハイドロテクトタイルはメンテナンスをしなくても汚れが落ちますが、苔の清掃など最低限の手入れは必要なので注意しましょう。
おしゃれな外壁にしたいならハイドロテクトタイル以外にも色々ある
残念ながら、弊社クオホームではハイドロテクトタイルを取り扱っていません。
しかし「家を建てるならおしゃれな外壁にしたい!」という人は、ハイドロテクトタイル以外にもいろいろ選択肢はあります。
冒頭でも伝えましたが、外壁には数種類の素材がありまして。
どんな印象の家を建てたいか?にもよって、どういった外壁を選ぶのがイメージにぴったり合うかも変わってきます。
弊社が取り扱っている外壁に、ハイドロテクトタイルと同じく、ほぼメンテナンスフリーで外壁を長持ちさせる「そとん壁」という塗り壁もあり、弊社で推奨している外壁のひとつです。和モダンな家を建てたい人にはぴったりかと思います。
そとん壁は色の劣化を防ぎ、防水性・耐熱性に優れた外壁素材です。更にカラーバリエーションが10種類あり、おしゃれな和モダンテイストの外壁を再現します。
カラーバリエーションや種類も多く、細かいニュアンスも表現できることでしょう。
下は弊社のそとん壁での施工事例です。
焼杉の施工事例↓古きよき雰囲気を演出しつつ、現代っぽさも出しています。
下はガルバリウム剛板です。重厚感がありますね!
”おしゃれ”の価値観は人それぞれですが、ご自身でどういう外観にしたいか?をしっかり考え、その上でメンテナンスのしやすさや費用などのバランスを考えて、最終的に決めていただけたらいいんじゃないかなと思います。
よかったら、そとん壁の記事もご覧ください。
弊社クオホームは、「長持ちする家」をコンセプトに断熱・高気密住宅を建築している工務店です。
姫路エリアを対象に住宅建築を行っていますので、外壁でお悩みの際はお気軽にご相談ください。
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