樹脂窓のメリット・デメリットは?他の窓タイプとの比較や人気の樹脂窓3選を徹底解説!

WRITER
この記事を書いている人 - WRITER -

家の断熱性を上げるためには、窓の性能を向上させる必要があります。

窓は室内外をつなぐ空気の通り穴となり、閉めている状態でも日光や空気が通るため窓の性能は重要です。

家の窓を樹脂窓にすることで、より高い断熱性・気密性を得られるのをご存知でしょうか?

「家の断熱性を向上させて、年中快適な気温で生活を送りたい」「エアコンの消費電力を節電したい」といった場合には、樹脂窓の導入を検討してみましょう。

この記事では、樹脂窓の特徴について、導入するメリット・デメリット双方の観点を交えて詳しく解説します。

樹脂窓と他の窓タイプの特徴を比較してみますので、最後まで読んで家の窓を決める際の参考にしてください。

樹脂窓とは?

樹脂窓とは、窓のサッシ部分が樹脂でできている窓を指します。

樹脂窓には、主に塩化ビニル樹脂というプラスチックの一種から構成された樹脂が使用されています。

従来の窓サッシはアルミを使用していましたが、省エネ推進国であるドイツ発祥の樹脂サッシ窓が日本にも普及し、断熱性・気密性に特化した樹脂サッシが注目されています。

樹脂サッシはアルミサッシより断熱性が高いため、外気温の影響を受けにくく室内の温度を外に逃しません。

窓は家の外とつながる部分なので、窓サッシの断熱性を上げれば家全体の断熱性を向上させられます。

樹脂窓のメリット

家の窓を樹脂窓にするべきか悩んでいる方は、樹脂窓のメリットを把握しておきましょう。

樹脂窓のメリットは、次の通りです。

  • 断熱性・気密性が高い
  • 遮音性が高い
  • 結露が発生しにくい
  • 光熱費を削減できる

それぞれのメリットを確認して、樹脂窓を採用すべきか検討してください。

断熱性・気密性が高い

樹脂窓のメリットは、断熱性・気密性が高いことです。

樹脂窓は家の中にある熱を外に逃がしにくい特性があり、冬でも温かい空間で生活できます。
夏には外気の熱気を家の中に伝えずに、室内の冷房で冷えた涼しい空気を室外に逃しません。

樹脂はアルミに比べて、熱伝導率が約1000分の1とかなり低いため、素材そのものが熱を通しにくい特性を持っています。

そのため、樹脂窓を採用した家は断熱性・気密性が高く、年中過ごしやすいメリットがあります。

遮音性が高い

樹脂窓のメリットは、遮音性が高いことです。

樹脂窓は気密性が高いため、サッシの隙間から音が漏れにくく家の中の騒音が外に響きにくいです。
同じく、室外の喧騒や道路の走行音など、家の外からの音も遮断し静かで快適な暮らしを実現できます。

閑静な住宅街や大通りに面した住宅では、騒音トラブルに悩まされる可能性があるため、樹脂窓を採用して家の遮音性を高めましょう。

結露が発生しにくい

樹脂窓のメリットは、結露が発生しにくいことです。

冬場には、室内と室外の温度差によって結露が生じてしまいます。結露はカビの原因となり、ダニや喘息などのトラブルに発展するリスクがあるため注意が必要です。

樹脂窓は断熱性が高く、室外の冷気が室内に伝わりにくいため結露が発生しにくいです。

樹脂窓を採用すれば、冬場の結露に悩まされることなく、部屋を清潔に保てます。

光熱費を削減できる

樹脂窓を採用すれば、光熱費を削減できるメリットがあります。

樹脂窓は断熱性・気密性が高いため、最小限の冷暖房利用で室内を快適に保てます。

樹脂窓を採用した家は、冷暖房効率が良く省エネ性が高いです。そのため、光熱費を削減しながら、必要最低限の冷暖房利用で快適な生活を実現できます。

樹脂窓を採用するメリットは、光熱費を削減しランニングコストを抑えられることです。

樹脂窓にデメリットはあるのか?

樹脂窓には、メリットだけでなくデメリットも存在します。

  • 劣化する可能性
  • 価格が高い
  • 窓が重くなりやすい

それぞれのデメリットを把握して、メリットと比較して樹脂窓の導入を検討してください。

劣化について

樹脂窓のデメリットは、劣化する可能性があることです。

樹脂窓はアルミサッシの窓よりも紫外線で劣化しやすい特徴があります。日々、太陽光に照らされる場所にある樹脂窓は、劣化が早まってしまいます。

ただし、樹脂窓の寿命は30〜50年ほど持つと言われており、大きなデメリットにはなりません

価格が高い

樹脂窓のデメリットは、価格が高いことです。

樹脂サッシはアルミサッシの約2倍ほどコストがかかるため、予算を抑えて家づくりを行いたい方には向いていません。

樹脂窓の価格が高い理由としては、樹脂サッシそのものがアルミサッシより高額で、樹脂窓を施工できる業者が限られていることが関係しています。

予算的に樹脂窓の採用が難しい場合は、樹脂とアルミを併用した複合サッシの採用も検討してみましょう。

窓が重くなりやすい

樹脂窓は、アルミ窓より強度が低いため、質量を多くして強度を上げています。そのため、樹脂窓は厚みが出やすく、窓が重くなりやすいデメリットがあります。

窓が多少重くなっても生活に支障をきたしませんが、高い位置にある樹脂窓を開ける場合は、窓の重みで開けづらさを実感するかもしれません。

樹脂窓を採用する際には、窓の重さで開閉に支障をきたさないかチェックしておきましょう。

樹脂窓と他の窓タイプを比較すると?

樹脂窓を採用する際には、他の窓タイプと比較検討しておくことが大切です。樹脂窓だけでなく、他の窓タイプにもそれぞれ魅力と特徴があります。

一般的に、樹脂サッシ窓の他にはアルミサッシ窓や樹脂複合サッシ窓があります。樹脂窓がすべて樹脂でつくられているサッシであるのに対して、アルミ窓はサッシ部分がすべてアルミでつくられている窓です。

樹脂複合サッシは、樹脂とアルミを併せてコストを抑えながら双方の魅力を詰め込んだ窓タイプです。

家の窓タイプを選択するために、樹脂窓とは異なる窓タイプである、アルミサッシ窓やアルミ樹脂複合サッシ窓との違いを把握しておきましょう。

樹脂窓とアルミサッシ窓の比較

樹脂窓とアルミサッシ窓では、以下のポイントが異なります。

  • 樹脂窓よりアルミ窓の方が軽い
  • 樹脂窓よりアルミ窓の方が耐久性に優れている
  • 樹脂窓よりアルミ窓の方が価格が安い

まずアルミ窓は樹脂窓より軽く、価格が安いです。樹脂製の方が、断熱性・気密性に優れており、遮音性も高いですが、アルミ窓は軽量で価格が安いという特徴があります。

アルミサッシの方が樹脂サッシより耐久性があり、少ない総量で耐久性を実現できるため、重量が軽いです。

さらに価格帯も樹脂サッシの半分程度でアルミサッシを購入できるため、家づくりの予算を抑えたい方にはアルミサッシが向いています。

ただしアルミサッシは樹脂サッシと異なり、結露が発生しやすく除湿・カビ対策が必要です。

樹脂窓とアルミ樹脂複合サッシ窓の比較

樹脂窓とアルミ樹脂複合サッシ窓の違いは、次の通りです。

  • 樹脂窓よりアルミ樹脂複合窓の方が価格が安い
  • 樹脂窓よりアルミ樹脂複合窓の方が耐久性に優れている
  • 樹脂窓よりアルミ樹脂複合窓の方が軽い

アルミ樹脂複合サッシとは、アルミと樹脂をかけ合わせた窓サッシであり、アルミサッシと樹脂サッシの双方の特徴を持っています。

アルミサッシと樹脂サッシの間のような立ち位置で、アルミが含まれているため、樹脂サッシより価格の安さ・軽量・耐久性ともに優れています。

樹脂サッシは、アルミ樹脂複合サッシの約1.5倍ほどの価格がかかるため、アルミサッシより断熱性・遮音性を求めるけど、予算を抑えたい方に最適です。

アルミサッシと樹脂サッシのバイブレッドであるアルミ樹脂複合サッシは、どちらの特性も併せ持っているため、樹脂窓とアルミ窓双方のデメリットを解消できます。

そのため、樹脂窓のように断熱性や遮音性が欲しいけど、もう少し耐久性に優れておりリーズナブルな窓を求めている方におすすめです。

樹脂窓の価格相場

樹脂窓を採用する際には、価格相場を把握しておいた方が良いでしょう。

樹脂窓の価格相場は、次の通りです。

樹脂窓の追加方法 価格相場
樹脂窓を内窓に追加する 約8〜15万円
窓を丸ごと樹脂窓に交換する 約25〜60万円

内窓に樹脂窓を追加する場合は、8~15万円ほどの価格でリフォームできます。

窓を丸ごと樹脂サッシに交換する場合は、25~60万円ほどかかるためコストが高くつきます。

樹脂窓を採用する場合は、価格相場を把握してメーカーに見積もりを依頼しましょう。

人気の樹脂窓3選

樹脂窓を製造・販売しているメーカーはたくさん存在します。樹脂窓を採用する際には、特におすすめのメーカーを把握しておくことが重要です。

おすすめの樹脂窓メーカーは、次の3つです。

  • YKK AP|APW 330
  • エクセルシャノン|シャノンウインドSPG
  • LIXIL|エルスターX

それぞれの樹脂窓を比較して、自分が求める家に合った窓を選んでください。

YKK AP|APW 330

「YKK AP|APW 330」は、YKKの代表作であるトリプルガラスの樹脂窓です。

国内最高基準の断熱性を誇る樹脂窓で、高い省エネ性・遮音性を実現できます。

YKKには、「APW 10年保証」と呼ばれる保証サービスがあり、窓枠・複層ガラス・部品の支給については、商品引き渡しから10年間無償で保証しています。

APW330も「APW 10年保証」の対象なので、初めて樹脂窓を採用する方でも安心して導入しやすいです。

YKKのAPW300については、下記の記事で詳しく解説しているため、窓選びの参考として読んでみてください。

YKKのAPW330とは?各APWシリーズの特徴や採用するメリットを徹底解説!

エクセルシャノン|シャノンウインドSPG

「エクセルシャノン|シャノンウインドSPG」は、エクセルシャノンが製造・販売する真空断熱ガラスの樹脂窓です。

省エネ・カーボンニュートラルの世界的気質が高まる時代に、国内の樹脂サッシの中でも最上位クラスの断熱性能を誇ります。

2021年のグッドデザイン賞を受賞しており、品質はかなり良いです。

真空断熱ガラス「Glavenir®」によって高い断熱性を実現し、シャノンウインドで培ってきた樹脂フレームの独自技術で優れた気密性を再現しました。

エクセルシャノンは、外がマイナス20度の極寒地でも、室内に結露が生じないほどの高断熱・気密性を誇る樹脂窓です。

LIXIL|エルスターX

「LIXIL|エルスターX」は、LIXILが開発した世界トップクラスとなる断熱性を誇る樹脂窓です。

エルスターXは、樹脂窓で業界一スリムなフレームにより、高い採光性と意匠性も実現しました。

2030年までに新築住宅の平均を「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」とすることを想定して開発された次世代の高性能樹脂窓で、新構造の樹脂フレームにトリプルガラスを組み合わせています。

エルスターXは、レームのスリム化によってガラス面積を拡大しており、採用性と眺望性が高く見晴らしの良い景色とスタイリッシュなデザイン性を実現できます。

高断熱住宅で快適に暮らしたい方は樹脂窓を採用しよう!

高断熱高気密住宅を建てたい方にとって、樹脂窓はおすすめです。

樹脂窓は、サッシ部分が樹脂でつくられており高い断熱性・気密性を実現できます。気密性が高いため、外へ音が漏れにくく遮音性が高いです。

さらに断熱性の高さから寒い冬でも結露は発生しにくく、カビの発生を抑制できます

従来のアルミサッシより劣化が早く、価格が高いデメリットがありますが、長期間使用できる点と光熱費を削減できる点をふまえれば、費用対効果が高い窓です。

高断熱高気密住宅で快適に暮らしたい方は、家に樹脂窓の選択肢を与えましょう。

断熱性能についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

・断熱等級とは?等級4が最低基準になる2025年に向けて。知っておかないとヤバいです

・UA値とは?C値やQ値など断熱性能に関する数値を詳しく解説!

この記事を書いている人 - WRITER -

人気記事Top3 - Popular Posts -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です