窓を理解せずして、プランするべからず。

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長持ちする家 研究家 瀬崎です。

今回は、長持ちする窓の話。

また電気代があがりましたね。
予想の範疇なので、驚きはしません。まだまだあがっていくでしょう。

電力会社の動きに、生活スタイルまで変えられてはたまったものではありません。
予算がある方は、電気代に左右されない家作りをぜひ目指してほしいと思います。

ここで、未だに誤解されるのが、太陽光発電システムです。

「太陽光パネルを載せる事で、光熱費が0になります。」
と、いう宣伝文句がよくないですね。

光熱費が0なのは、期間限定です。

載せることを検討していいのは、十分に高気密、高断熱仕様の
家に住んでいる方だけです。

田舎に行くと、パネルを載せている築年数の長そうな日本家屋を
見ますが、 電力会社の動向で、これほど影響される家もありませんよ。

電気代に左右されない家を作るために、基本的な考えは、家の内部の熱を外に
逃がさないように設計することです。

そう、暖房費の削減です。

どれくらいの熱が外に逃げているかは、
計算すると求めることができます。

・壁が逃げる熱
・屋根(天井)から逃げる熱
・床下から逃げる熱
・窓から逃げる熱
・換気により逃げる熱

(これらの合計を床面積で割れば、いわゆるQ値と呼ばれる数値になります。)

何度も言っていますが、
ここで、圧倒的に熱が逃げるのが、「窓」です。
家全体から占めると40%~50%の熱が窓から逃げます。

なので、窓はとっても重要。

『ところで、窓ってなんのために設置しますか?』

部屋を明るくするため。
風通しをよくするため。

その窓をつけることで、

本当に部屋が明るくなりますか?
そもそも昼間にその部屋を利用しますか?
風は、本当に通りますか?

無駄な窓の設置は、ただ単に光熱費を高くする結果になります。

必要最小限の窓を設置し、窓の性能は可能な限り高める。

こうすることで、もっとも効率よく光熱費を下げることができます。

最近になって、各社から高性能の窓がぞくぞく発売されていますので、
選択の範囲はどんどん広がっています。

窓の性能はU値という数値で比較できます。

この数字が小さいほど熱を通しにくい高性能な窓と言えます。

これらは、windeye というHPを利用すれば、計測が可能です。
少し専門的な知識も必要ですので、誰でもという訳にはいきませんが・・・

ローコスト系と言われている会社が
標準採用している窓のU値は、

アルミ枠+ペアガラスで、おおよそ U値 4.07

ちなみに、最近では一般的な仕様である
高性能グラスウール16Kを100㎜壁の中に施工した壁のU値は0.42ですので、

アルミ枠+ペアガラスのサッシU値4.07と比べると、約10倍!

弊社で、採用数が最も多いサーモスHでも おおよそ U値1.94
エルスターXや、APW430など、日本トップクラスの窓でも、U値は 0.8~0.9程度

ですので、いかに窓から熱が逃げるかがお分かり頂けると思います。
窓の数、大きさ、グレード、方角の選定は、断熱材や、換気システムがどうこうというより、
光熱費を削減するためには、格段に重要な設計ポイントになります。

窓の設計を自分で考える事は、勉強熱心な読者の方でもなかなか難しいと思いますので、
窓の重要性がわかっている設計者にプランを頼むようにして下さい。

「U値?って何ですか」って方も未だにいるのが、この業界の不思議なとこですから・・・

 

 

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