外壁で長持ち度はピンキリ。樹脂サイディング編
長持ちする家 研究家 瀬崎です。
外壁で長持ち度はピンキリ。どれを選びますか?④
今回は樹脂サイディング編です。
「樹脂サイディング」という商品自体、ご存じない方が多いのではないでしょうか?
なにしろ、私の住んでいる近畿では、外装業者の方でさえ、ほとんど知りませんから。
だからと言ってすごいマイナーな商品かというと、そうではなく、実はアメリカでは、外装業界全体の50%を超えるシェアをほこっている外装材なのです。
では、なぜ日本では、全くといっていいほど普及していないのか?
それにはいくつか理由が考えられます。
まず、デザイン。
正直に言いまして、バリエーションが少ないです。
アメリカでは、たくさんの種類が発売されているのですが、日本では、数えるほどしか選択肢がありません。
まだまだ樹脂サイディング自体の認知度が低いため、需要が少なく、多種のラインナップを揃えることによる在庫を抱えるリスクを考えると、どうしても売れ筋のみにしぼった商品構成にならずを得ないようです。
私個人の意見としては、商品自体の魅力は大変素晴らしいものだと思っていますので、ぜひとも、商品ラインナップを増やして、大体的に宣伝して欲しいですね。
業者が知らないし、お客様も知らない。
これでは、普及するはずがありません。(笑)
普及しない原因の一つに、商品自体の性能のこともあるでしょう。
この樹脂サイディングという商品は、コーキングを必要としません。
また、色褪せもほとんどしません。
リフォーム需要の大口が、外装の塗り替えと、コーキングの打ち直しです。
つまり、樹脂サイディングを施工してしまうと、将来のリフォーム工事として受注が期待できる外装塗り替えと、コーキングの打ち直し工事を自ら、ふいにしてしまうことになるからです。
アメリカ人は、映画でもよく見かけるように、自分達で家を修繕します。
ホームセンターで、ペンキを買ったり、樹脂サイディングを買ってきたりして、直すのです。
しかし、日本では、多くの方が業者に依頼します。
リフォーム業者にとっては、お客様が自分で家を直してもらうと困るのです。
樹脂サイディングばかりの家になってしまったら、仕事が減ってしまうと考えているのです。
ですので、樹脂サイディングをメーカーがすすめても、とりあってくれないこともあるそうです。
樹脂サイディングで施工した家です。
だいたい、このような感じの外観になります。
窓廻りの役物がつくため、白いサッシとの相性は最高です。(他のサッシとは合わせにくい)
こちらは、金属系サイディングとの混合仕様です。
白い部分が、樹脂サイディング、黒い部分が金属サイディングです。
メンテナンス費用の点だけから考えると、このように樹脂サイディングと他の外装材を縦張りで貼りわけすると、足場を上まで組んで、コーキングを打ちかえる必要があり、あまり費用節約にはなりません。
他のサイディング材の併用したいなら、上下に貼り分けることです。
上を樹脂サイディング、下を他のサイディングにすることにより、コーキングの打ち替え時、塗装の塗り替え時に、足場を組む必要がなくなります。(脚立で作業可)
足場を組むだけで、15万円くらいかかります。
これだけでも、かなり費用節約になります。
全部、樹脂サイディングにすれば、コーキングの打ち替えや、塗装の費用も入りませんので、約100万ぐらいは、節約できるのではないでしょうか?
しかも、これは10年ごとの金額です。
仮に30年で考えると100万x3=300万円!!!!!!
長持ち度、コストパフォーマンス度では、トップクラスの外装材です。
関連資料
外壁で長持ち度はピンキリ 窯業系サイディング(ニチハ編)
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